今日はやんごとなき事情で(いつまでも愛車のタイヤ交換をせずサボってた・・・)、僕の実家に向かう。

いかんせんマンションに愛車のタイヤを置いておくわけにも行かず、実家のガレージにタイヤを保管しているのである。

まぁまぁ、年に2回ほどしか行わない儀式のような行事、それがタイヤ交換である。 

ん?雪国でもないのにスタッドレスタイヤは必要なの?と思われる遠方の方もいらっしゃるのかもしれないが、冬、スタッドレスは必須である。

意外とこの地域は雪が降る。イメージはないかもしれないが、本当によく降る。

通勤で車を使おうにも、スタッドレスタイヤがないと、ある日突然路上でフィギュアスケートをするハメになる。それはとても素敵な4回転トゥループなのである(嘘)

もとい。

今日はそんな話を書きたいわけではない。

今日は娘と実家に帰るわけであるから、同時に親戚に挨拶に赴き、我が娘と対面していただこうと思ったわけである。

もちろん娘はそんなことをしるよしもなく、キャッキャと騒いでいるだけであるが、それは気にしないでおこう。

しかし、である。

こういった「子供ができました、よろしくお願いします」といった挨拶周りをすると、家族のカースト・・・もとい、自らの立ち位置、扱いというのがよく分かるのである。

多く娘を見た親戚達は、第一声、こう話す。

『あらまぁ、カワイイわね』

次にこう来る。

妻に向かって

『お母さん大変ね、カワイイ時期だけどね。身体に気をつけて』

コレはよく分かる。

妻の姿をそばで見ていると、母とはこういうものなのかとしみじみ感じるのである。

そして最後に・・・

『お父さん、しっかり支えてあげてね。大変なのは二人だから』

完全にオチである(笑)

必ずといっていいほど、このような表現をされる。

もちろん反論する気も毛頭起きないが。

そして、その瞬間、『あぁ、なるほど』とひらめく。

もし、父親が、どこかでこのような扱いをパートナーだけでなく、周囲から受けつづけていたら・・・。

多くの良心ある父親は、

子育てに果敢に挑み、妻にダメ出しをされながらも、くじけぬ心を持って取り組み(涙)。

その傍ら、毎日、仕事に打ち込んでいるはずである。

もちろん母親も「しっかりね」と云われ、プレッシャーを感じているであろう。

それは分かる。

それはもう・・・妻を見ていれば、分かりすぎるぐらい分かる。

しかし、父親はなぜか『しっかりしろよ!』と、まるで『あばよ!』と、柳沢慎吾さんバリに吐き捨てられるのである。

しかもほぼ、例外は・・・ない。

まぁもちろん身内だから僕にそう云うのであろう。

が、多くの父親が「しっかりしていない」「お前は出産していないのだから苦労していないだろう」と云われ続けるこのイメージは、一体どこからやってきているのであろうか・・・。

そもそも男は出産の時、何も出来ない。酷い無力感とともにあるのだ。

なぜここまで「お前は何もできない」と云われなければいけないのだろう・・・

あぁ、なぜだろう、無性に飲みに行きたくなる・・・。

そんな感覚を覚えた昼下がりであった。

言っておくが、これは僕の恨みつらみ、の意味で話しているのではない。

そうではない。

もし、世の父親がこのような扱いを受け続けていたとしたら・・・

あぁ、そういうことか、と。

そもそもコレは夫婦や家だけの問題じゃない。

親戚、時には世間でもある意味そういう扱いなのならば・・・。

コレ、放っておいたら男性の中では、夫婦の問題につながるかもねぇ・・・。

まさに職業病であるが、そんなことまで考えていたのである。

とはいえ。

どんな扱いをされても、「オレだって頑張ってますよ」なーんて、僕は全く云うつもりはない。

それは、この我が家のカーストの底辺である、我が身の立場をわきまえていない・・・

もとい・・・。

そんなこと云わずとも、みんな知っているのである。

我々、男性・父親が必死に頑張っていることはみんな知っているのである。

しかし、そうは言わないだけなのである。

ネタ、なのであり、オチなのである(笑)

そう、みんな知っている。

みんなが頑張ってるってことを。

でも、そう云わないだけなのである。

いちいち、傷ついたり不満に思う必要はないのである。

しかし実際にこういったことが起きれば、どこかで寂しい思いを抱える男性、女性や周囲の人間を誤解する人がいても不思議ではないと思うのである。

「コレは本当に自己承認と、他者承認の問題なんだろう。

自ら、自分を認めていないと、人の否定的な言葉を真に受けすぎるし。

自らが、心から人を承認した経験がないと『人がココロの何処かでは自分を承認している』ことも見逃してしまうんだろう。コレも投影なんだな。」

新しいタイヤで走る高速。

夕焼けを写すバックミラーの中の二人をたまに眺めながら。

ふとそんなことを考えていた僕は・・・心底カウンセラーなんだなと実感するハメになる(笑)

これもまた職業病である。

そして。

どう考えても・・・「もう少し優しい言葉を貰ってもいいのではないか」と思うのである(笑)

・・・えぇい、しつこい!このエゴめ(笑)

合掌。

 

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