忍耐女子ほど「弱い私を見せられないだけでフラレやすくなる」という、だいぶ面倒な心理
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日は、忍耐女子シリーズ。
忍耐女子ほど「弱い私を見せられないだけでフラレやすくなる」という
だいぶ面倒な心理について書きます。
実際、弱い自分(人によってそれぞれでしょうが)を見せられずに
好きになった男性に去られた、という案件は「はいはい」と言いたくなるほど伺ってきました。
なんで?どうして?私こんなに頑張ったのに。
そんなお声もたくさん伺ってまいりました。
で、弱さを見せられずに心を固くしてしまい、それが相手に『俺に興味ないのかな』と受け取られてしまった。
そんなお話はもはや涙なくしてはお聞きできないわけですが。
でも、まぁ、弱さを見せられない事情があるのは、よく分かるのですよ。
怖い、本当に怖い。特に忍耐女子にとっては。
ただ、その“事情”を残したまま、恋愛という修行の場に出かけると
関係が詰みやすい、という現象が起きることがあるのです。
今日はその仕組みを、ささっと整理してみます。
Index
「弱い私を見せられない」と頑張るみなさまへ
まず大前提として。
「弱い自分を見せられない」って、
いわばこの社会で生きるための生存戦略みたいになってることが多いんですよね。
見せたら、ややこしくなる。
こっちに気持ちがあると誤解して近づいてくるヤツがいる。
相手の負担になるようにしか思えない。
嫌われる(気がする)。
甘えだと思われる・・・いや、受け止めきれねーだろ、あんたに、と思う。
で、忍耐女子はこう思うわけです。
「なら私が頑張れば世界平和」
それは間違っていない戦略なんです。
目的が世界平和、ならね。
「弱い私を見せられない」と頑張ると、なぜフラレやすくなるのか
実はですね、心の世界には嫌〜な考え方があるんです。
弱さを隠すほど、愛されていることへの感度が落ちやすい。
恋愛って、
「相手が好意を出す」→「こちらが受け取って返す」
このやり取りで育つもの。
でも、弱さを隠す感覚が強いと、
- 相手の好意が「負担」や「申し訳なさ」に変換される
- 嬉しいのに、嬉しそうにできない
- 甘えたいのに、甘えられない
- 助けてほしいのに、「大丈夫」と言ってしまう
すると、相手から見るとこうなる。
「俺、必要とされてないのかな」
「何を考えてるか分からない」
「距離がある」
で、忍耐女子側はこう思ってる。
「迷惑かけないようにしてるだけなんだけど」
うん、そうなんですよ。
これが、悪気ゼロ、だけど関係が冷めて見える仕組みです。
・・・あ、これ男女逆のパターンもあって、気を使いまくる男性も同じことをしますね。
感情を抑圧すると「感情の感度」が落ちる
弱さを隠そうとするということは、
「傷つかないために、心にバリアを張る」ということでもあります。
心理的には、いわゆる抑圧みたいな動きが強くなる。
ただ、抑圧が強いと、起きやすいのが・・・
- 嬉しいときに喜べない
- 楽しいときに楽しいと言いにくい
- 悲しいときに悲しいと言えない
- 寂しいときに「寂しい」が出せない
- 好きって言われても無表情・・・
「愛されているのに、反応が薄くなる」ことが起きる。
でも、おそらく本人にその自覚はあまりない。
なぜなら、内面で感情は動いているから。
不安とか恐れなどの刺激の強い感情は感じている可能性があるから。
つまり、
相手は好意を出しているのに、返ってこないように・・・感じる。
これが、相手に「俺、いらないのかな」って思わせている可能性はあるかな、と。
忍耐女子の「弱さ」は、男性が手を差し伸べたい部分でもある
忍耐女子の弱い部分って、実は
男性がめっちゃ手を差し伸べたくなる部分なんですよ。
「そんなに頑張らなくていいよ」
「俺がいるじゃん」
って一応言いたくなる。
・・・一応ってなんやねん!とか言わないの。
ただ、同時に、
「おぅ、そこまでの忍耐、俺に支えられるかな」
って、ちょっと引いてしまう気持ちも正直ある。
これ、男が冷たいとかじゃなくて、
“背負いたいけど、背負えそうにない、そんなエベレスト登山前のような気持ち”
になっているだけでございます。
「ちょっと酸素ボンベ、追加しといていい?」
みたいなムーブを見せることがあるけど、それはヒヨってんじゃなくて、準備です。
ヒヨってんだったら勝手に一人で帰国します。
あと、忍耐女子って、弱さを見せない分だけ、いざ弱さが出たときに「深さ」が出る。
その深さは深遠なるもので、ちゃんと掘るとレアアースが出る確率さえあるらしい。
そんな深遠なる深さを見た相手によっては、
そこに対して「そこに行きたい」と「でも無理」が同時に立ち上がる。
つまり、何が言いたいかと言うと
大事なことは、弱さの表現を“彼に一点集中”させないことなのです。
概ね、忍耐女子のパートナーになる男子は、根がいい人が多いので、
「受け止めらんない俺って男としてダメだよね」とか、
まだ何も始まっちゃいないのに、そう思い始める人、僕は結構知ってます。
フラレにくくする「予防線」は、彼以外に弱くなれる場所を持つこと
はい、ここが今日の実務パートです。
弱さを見せるのが苦手な忍耐女子が、恋愛のバランスを取りやすくするには、
彼の前だけで弱くなろうとしない、というのが大きなポイントです。
えー、好きな男の前でしか弱くなりたくない〜!という願望をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、それは後述します「雪崩が起きて相手が遭難」になるので、リスキーです。
どういうことかというと、
弱くなってもいい場所を、恋愛の外側、つまり日常か、もしくは非日常の世界(カウンセリングの場)に持っておくことです。
- 親友
- 仲間
- 家族
- 信頼できる先輩
- カウンセラー
こういうところで、先に少し緩めておく感じ。
すると、恋愛の場で「全部を彼に支えてもらう」状態になりにくい。
結果として、
- 彼に対して過剰に我慢しなくて済む
- 彼に対して過剰に期待しなくて済む
- 弱さが出ても“爆発”になりにくい
- 彼が「全部背負わされる」感じになりにくい
これ、分かりやすく言うと、
恋愛に「予防線」が張れるんです。
で、浅野は普段、その“予防線機能”を持ったカウンセラーとして暗躍しているところでございます。
・・・これ、冗談で書いているのではなくて、
かなり”教育心理的な発想”で書いているんです。
僕たちは、子供の頃から親だけに育てられて一人前になるわけじゃないですよね。
周囲の大人、学校の先生、親戚、友達、友達のお父さんお母さん、塾の先生・・・
いろんな人にいろいろ助けられて育ってきました。
つまり、関わりが人を育て、支え、心を育むんです。
それは大人になっても、恋愛でも仕事でも同じことだと思うんですよ。
「弱い私を見せられない」ことが原因で起きる失恋を少なくする方法
「弱さを見せろ」じゃないです。
いきなり「弱い私、どーん!」は、だいたい無理です。
受け止める方は、雪崩に巻き込まれて遭難します。
なので、現実的にはこの2つじゃないでしょうか。
1)心を緩める・リラックスする時間を作る
忍耐女子のみなさまは、恋愛してるだけで”緊張”が抜けないことが多いですよ。
肩こりが酷い、
背中が張る、
緊張して胃のあたりに違和感が、
早口になる、
頭の中の回転速度が尋常じゃない、
歩くスピードがいつもの1.2倍速、
そして、・・・目が霞む(それは僕の今の視界でした)
まぁ人それぞれだと思うんですけどね。
だから先に、日常のどこかで緩めることがポイント。
- 一人で安心できる時間
- 好きなものに触れる
- 身体を温める
- 呼吸を深くする
地味ですが、こういう土台がないと、弱さを出す以前に心が持たないので、
本番で失敗するか、やたら男にイライラすることになりかねません。
・・・好きなのにね。
2)弱さを“嫌わない”方向に寄せる
「弱さを受け容れよう」って言うと
あまりに綺麗すぎていつの間にか岩魚が住んでしまいそうな言葉ですが
でもまぁ、このくらいでいいんですよ。
「うーん、しゃーないね」
弱さと共存する感じ。
そして、信頼できる相手には、
「私さ、こういうとこ弱いんだよね」
と、出せるところから小さく出す練習をしていく。
忍耐女子のみなさまに必要なのは、
劇的でドラマチックな自己開示じゃなくて、小出しの等身大感です。
いわゆる、求めてばかりの男性や、女性をガラスケースに入れる恋愛をする男性じゃない限り、安心するんです。
あなたのことがよく知れる感じがするから。
つまり・・・
あなたに足りないものはそんなにない
ってことなんですけど、お分かりいただけますか?
「弱い自分を認められる私」こそ、結果的に魅力的だったりする
ここ、ちょっと皮肉なんですが
弱さを隠し続けるほど、恋愛は間違いは少なくなるけど、カッチカチに硬くなる。
弱さを小さく出せるほど、ゆるくてアバウトな空気になるけど、柔らかくなる。
そして、柔らかい関係のほうが、だいたい”打たれてもしなる”感じになるので、続きやすいですね。
いや、続けていくことへの不安が減る、といいますか。
よって、弱さを見せられる人は、強い、という結論になるんです。
・・・ま、そんな綺麗な話で終えるつもりはないんですけども。
まぁまぁ、弱さを隠すために全部を背負い続けるより、関係は壊れにくい。
これだけは、
今までの幸せになっていってくださった忍耐女子のみなさまを見ていると、
そうだよね、そうだよね〜、と思うところでございます。
・・・ねぇ。
最初は「私に弱さをだぜ?はぁ?」ぐらいの勢いだったのに、
最後は「もう幸せです♡」って。
・・・人間って、コロっと変わる、
もとい、不思議な生き物ですよね(浅野的最高レベルの承認の言葉)
最後に
忍耐女子ほど、弱さを見せられない。
で、弱さを見せられないまま頑張るほど、なぜかフラレやすい。
だいぶ面倒です。
でも、ここで言いたいのは、
「弱い自分を出せない自分を直せ」という話ではありません。
むしろ、
弱さを出せない事情があるなら、出せないままでもバランスが取れる設計を持っておく。
それが、恋愛を続けるための現実的な工夫になることがある、という話です。
彼に一点集中しない。
弱くなってもいい場所を、外側に持っておく。
そこで少し緩めておく。
その結果、恋愛の場で「全部を背負う」「全部を隠す」になりにくくなる。
そして、フラレにくくなることもある。
忍耐女子の皆さまが、恋愛の中で燃え尽きる前に、
少し呼吸ができる“余白”を作っておく。
よろしければ、そのへんから始めてみてください。
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