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「この人と付き合って自分を大切にできるだろうか」と考えたことありませんか?

多くの人が恋愛に踏み込む際にきっと考えること。
「この人と付き合って自分を大切にできるだろうか」
目の前の人がものすごく好きだとか、他に何らかの事情がある場合は別かもしれません。
が、自分を大切にできないかもしれないと感じながら恋愛に踏み込むことってやっぱりためらいますよね。
言い換えるなら「この人と付き合って自分が自分でいられるかどうか」ってことなんでしょうけど。
とかく
「自分を大切にすることとは、誰かのために与えることのベースになる発想」
なのですよ。
だから、自分を大切にできない恋愛はやっぱり続けていられないし、いつか自分の気持ちが離れていくだろうとも推測できる。
よって、いくら相手が好きでも手放す人もいるわけです。
ただ、この話。
男性と女性では若干その内容、「自分を大切にするという言葉が示す意図」が違う場合もあるようです。
まぁ男女で違うといい切れるわけじゃないのですが、あえてわかりやすくそう書かせていただいたのですけども。
そこで今日は男性が思いやすい「自分を大切にできるかどうか」にまつわる話を簡単にまとめます。
よろしければどうぞ。
彼女と付き合って自分を大切にできるだろうか
もし多くの男性(極端に依存的だったり支配的ではない場合)にとって
「彼女と付き合って自分を大切にできるだろうか」という基準があるとしたら
おそらく
「今の生活(リズム)の定義が変わらないこと」
となるのではないか、と僕は思います。
男性の中には、今の仕事や時間の使い方が大きく崩れることが嫌だという方もいますし(仕事ややりたいことに支障が出るから)
彼女との関係を進めること(結婚などね)で自分の生活リスムやお金の使い方、稼ぐことの意味付けが変わってしまうことを嫌だと感じる方もいるでしょう。
いわゆるリスクヘッジボーイと僕が呼んでいる、人生におけるリスクやコストに関して敏感な方ほど
今まで培ってきた時間、お金、仕事などの価値観や定義が変わることを嫌がる傾向があるともいえます。
このとき
「彼女と付き合って自分を大切にできない(自分が無理をすることになる)」
と感じる人ほど、恋愛や結婚に後ろ向きになることが少なくないでしょう。
好きという感情だけで無理をすることにためらう気持ち
この先の男性の気持ちは(若干、女性の気持ちとも似ていて)
「好きだけで無理をして動いて、後々恋愛や結婚をするんじゃなかったと後悔し、自己嫌悪するぐらいなら、今避けておいた方がいい」
なんて考えている方もいるとかいないとか。
それほどまでに「今の自分が培ってきたもの」を失ってしまうのではないか、と考える方もいるようです。
もちろん恋愛や結婚を「新しい変化やチャンス」として捉える方もいますよ。
ただ、そんな方であっても自分のことを大切にできない事情があるならば、なかなか前向きな気持ちになれないこともあるようです。
愛と犠牲の違いを作る罪悪感
愛と犠牲は違うもの。
いくら好きな人のことであっても、自分を大切にできない状況を続けることは愛を選んでいるより、罪悪感を選んでいると考えることができます。
が、愛だの犠牲だのってのは、個人の価値観に影響されることが多いものでしてね。
Aさんにとっての犠牲は、Bさんにとっては愛に見える、なんてことはザラなのですよ。
中には、どちらがどれだけ相手のためにしんどい思いができるか、という犠牲の競争を仕掛けている方もいるとかいないとか。
ただ
愛と感じようが感じまいが、犠牲はパートナーの顔を曇らせるもの。
二人の間に愛し合えている喜びがなくなるもの。
そんな側面は否定できないかもしれません。
どれだけ苦しくても彼や彼女にしがみつくことが、喜びと親密さのある関係だとは僕も言い切れないのです。
これは愛ではなく、愛の皮を被った罪悪感が引き起こすパターンだと言えます。
罪悪感は自分を許しませんし、愛されることも、愛することで相手に喜ばれることも徹底的に排除する発想を生み出しますからね。
※罪悪感に関する解説は次の記事をご覧くださいね。

彼女のことが好き嫌いという話ではない。一緒にいると自分が大切にできないことが嫌なんだ。
「彼女のことが好き嫌いという話ではない。一緒にいると自分が大切にできないことが嫌なんだ。」
もしそう考える男性がいたとしたら
ある意味、自分自身の器量や経済力、そして相手に対する気持ちが維持できるかどうかをシビアに考えているのかもしれません。
好きだけじゃ一緒になれない、というね。
僕も「確かに」と思いつつ、いわば自立的で自己完結的な考えではあるかもなぁ、と思う部分もあるんですけどね。
ただ、たしかに自分を大切にできないと感じる人との未来は考えづらいですよね。
恋愛問題をすべて自分の魅力の問題にしなくていいかも?
多く恋愛のご相談をいただくと
「彼との関係が終わりそう、それは私が優しくなかったり魅力的ではないからかも?」
というお声をいただくこともありますけど、そうとは限らないケースも少なくないですよ。
むしろ
彼が自分を大切にできない(異性と関わる際に何かしらの無理や犠牲、補償行為をする)人だった
というケースも少なくありませんよ。
この場合は
二人の関係にどれだけの信頼や前向きなコミュニケーション、お互いの気持ちが落ち着く時間があったか
という部分がポイントになりそうです。
どこか忙しい中無理をして恋愛を続けていると、自分を大切にできないと思った側が別れを考えるようになることも少なくなさそう。
まぁ、それもまたタイミングやご縁がなかったという話とも言えるのかもしれませんが(^^;
考えようによっては
「恋愛や好きな人ができると自分を大切にできない二人だった」
なんてことが言えるのかもしれません。
自分を大切にできない人の投影にも注意しよう
とかく厄介なのは「自分が恋愛や好きな人ができると自分を大切にできない」場合。
投影の法則から、相手が愛してくれる・与えてくれる行為を
「相手は自分のために無理している」
と解釈する可能性が高いのです。
だから、関係が悪くなって必死になって相手の気持を繋ぎ止めようとすると余計に関係が重くなる、といいますかね。
まぁ、その話は置いておいたとして。
繰り返しになりますが
自分を大切にできないのに、相手のために頑張れるわけでもない。
相手のことを好きでいることも難しい。
だから自分を大切にできない恋愛は手放したくなっていくもの。
それは男性も女性も同じなのかもしれません。
そう考えると
普段から自分を大切にすること(自分のことばかり意識しすぎることは逆の意味ですが)が、いい恋愛につながるとも言えるんですよね。
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