恋愛と男性心理

男のメンツ、男のプライドの扱い方ってどうすればいいですか

浅野カウンセラーさんへの質問です。

こんにちは。
早速ですが、
男のメンツに翻弄されます。
常に立てておかないとダメですか。
男ってややこしくて難しいって思います。
でも職場でいい人間関係を築きたいから、男のメンツ、男のプライドってどんなものか教えて下さい。
上手く付き合っていく方法を教えて下さい。

ネタ募集ネーム:みさきさん

みさきさん、おまたせしましたm(_ _)m

遅くなりましたが、送っていただいたご質問にお答えさせていただきますね。

よろしければお付き合いください。

そもそもメンツ・プライドってなんだろう?

さて、まずは「メンツ」「プライド」についてお伝えしようと思うのですけどね。

これは男女問わずなのですふぁ「メンツを気にする」「プライドが高い」なんて人はいるわけですよね。

それがいいかどうかは別にして。

一般的にはあまりいい印象で語られていないようにも感じますし、実際のところ、いろいろなお話を伺うこともありますよ。

ただ、僕の学ぶ心理学でいうところの「メンツ」「プライド」の意味は「自分を守るもの・隠すもの」と解釈したほうがいいことが多いですね。

要は、自分自身が何かしら知られたくない部分を抱えていたり、人にどう思われるか(特に恥や劣等感を感じるような状態を避けたいという意味)を気にしていると、どうしてもメンツやプライド拘る人も出てくると思うんですね。

ときには、自分のステータスや地位などに見合った扱いをされないと不満だ、という方もいるでしょう。

が、これらの多くは「自分が思うような自分として見られたい」という意識の現れのようなもの、とお考えいただくといいのではないでしょうか。

ポイントは「今の自分が思うような自分として見られたい」という部分。

つまり、相手にも「自分が思う自分のように見てほしい」と感じているということ。

自分が思うように(自分が恐れや不安を感じないように)周囲をコントロールしたくなっている、ということでもありますね。

「自分が想定しないような見方、扱われ方は経験したくない」とも言えるでしょう。

これがいわゆるメンツやプライドが高いと言われる人の気持ちだと理解されてみてもいいかもしれませんね。

その代表例が、他人にバカにされたり、無能扱いされたり、物事を知らないと言われることですけど、そりゃ誰にとっても嫌な話でしてね。まぁ好きな人のほうが少ないですよね。

だから、ここは「多くの人が今の自分が思うように理解して欲しい」と思うもので、その現れだと理解するほうがいいのかなと僕は思います。

もちろん相手に無理やり同意や同調を求めない方がいいのでしょうけども。

メンツ・プライドの問題は「才能や能力の使い方」の問題

「男性ってなんだかややこしくて難しい」

そういったお声、僕も伺ったことがありますよ。

巷で聞く話の中に「メンツを潰されたことで激怒する」だとか、「相手がキャリアや立場、能力などを使ってマウントしてきてしんどい」なんてお話もありますよね。

ただ、これはメンツやプライドそのものが問題というより、実際に表出している他者への批判、攻撃や他罰的な言動そのものが問題なんです。

要は、自分が持っているものを何のために使うか、その意識の問題と言いますかね。

例えば素晴らしいキャリアや能力があったとしたら、それはきっと自分だけにとどまらず、他者や社会の幸せにする可能性を秘めたもの、と言えますよね。

つまり、キャリアや能力などをお持ちの方は、とても素晴らしい方だと言えます。

が、何らかの恐れや感じたくない感情があると、それをブロックする目的でキャリアや能力などを使うことも可能になるわけですよ。

※例)劣等感を感じたくないので過剰にメンツを気にしてしまい、自分の能力を使って他者をマウントする。

つまり、メンツ・プライドの問題は「才能や能力の使い方」の問題だとも言えるのです。

もちろん自分自身が感じる感情にいいも悪いもないのですよ。

ただ、例えば恐れなど何かしら感じたくない感情があると、自分の強みを使って誰かを責めたり、悪く言ったり、自分の価値基準だけで相手を批判したり、相手の価値を下げたり、存在を否定するなんてことになる場合があります。

逆に言うならば、人望がある人ほど、自分自身にいい意味でのプライド(誇り)を感じ、自分の能力などを自分だけでなく、人や誰かの幸せのために発信しているのですよね。

この違いを語るならば、結局は「自分の感情を自分の責任で引き受けられているかどうか」「自分を受け入れられているかどうか」なのでしょう。

これは僕たちの学ぶ心理学でいうところのアカウンタビリティ「自分の感情に責任を持てているかどうか」そのものだと言えると僕は思います。

ただ、実際のカウンセリングの中で「彼が気にしている理由がよく分からない」「うーん、その女性の気持ちを理解するって難しいです」というお声もしばしば伺います。

つまり「そもそも異性の意識する感情自体が理解しがたいもの」とも言えるのかもしれませんね。

それぐらい違うってことであり、同じ感情を感じても反応が違うってことなんでしょうけども。

男のメンツは立てておかないといけないもの?

さて、今回のご質問にある

「男のメンツに翻弄されます。常に立てておかないとダメですか。」

について僕なりの見解をあえて書かせていただくとするならば

「必ず立てておかなきゃいけないようなものでもなければ、あえて嫌って潰すようなものでもない」となりますかね。

ちょっとフラットに、といいますか、俯瞰して物事を見るといいんじゃないでしょうか。

そもそも男女問わずメンツやプライドの問題は、その裏に隠れた劣等感や固定観念、恐れや不安の問題であることが多いです。

そして、それはあくまで相手の問題で自分の問題ではないんです。

が、そういった人と関わると、そこでは自分も影響を受けるし、自分も相手に何かしらの影響を与えるのです。

このとき、自分の与える影響のことや、相手のあり方をなんとなく理解しておきながら関わることができると、自分が楽になりやすいんですね。

例えば、男性の意識は「競争」に向いていることが多く、負けたくない、負けは死に等しい、負けている自分が愛されることはない、なんて意識が強い人が多いです。

だから、勝つことに意味を見出すので、どうしても人に良い自分を見せたくなってしまうんですよね。

そう考えると、いつも相手のメンツばかり意識して合わせてしまうなら、それは自分の意識の問題なんです。

相手の機嫌を損なわないように自分を殺す、なんてパターンがあるのかもしれません。

だとしたら、それは何故なんだろう?と自分を見つめるほうが得策ですよね。

そもそも相手の顔色や意見にいつも従うような受け身な態度を続けていても自分がしんどいでしょうから。

 

また、こちらの好意や意見を持っていっても、相手がメンツを気にして受け取らないなんてことも往々にして起きることでしょう。

このときは「相手が受け取らない理由」と「こちらの表現の仕方」をすり合わせて考えてみるといいでしょうね。

逆に、悪意があるかないか別にして、相手のプライドの分厚いに穴を開けてやろうとか、ぶっ潰しにいけばいくほど、相手はムキになってくるし、要は戦争のような状態になるでしょう。

そもそも「相手のメンツをあえて潰しに行く」って行為は、どこか愛の対極である相手の人格否定になることも少なくないんですよね。

(逆に言えば、責任を引き受ける覚悟の上で相手のために厳しいことを言えるなら、それはすごいこと、時には愛となることもあるわけですけどね。)

なので、僕的には、ちょっと俯瞰した視点をもって「その人はそういう人なんだな」と理解しておくことが日常生活の中ではいいのではないかなと思います。(親密な人や家族、子供、パートナーなどの場合はちょっと話が変わりますけど。)

理解しておくことで、自分自身が与えている側に回れますから、こちらが相手を拒絶したというバツの悪さ(罪悪感)を感じなくて済みますから。

また、いわゆる上級者さんになると「相手のメンツを気にする態度から、どう優しくするか、相手のどの不安を拭うために、どんな風に相手の価値を承認するか」まで考えるんですけどね。

そこまでできればそりゃいいでしょうけど、まずは理解するってスタンスでいて、その自分を自分で理解しておくことがポイントじゃないでしょうか。

分かり会えないこと=プライドの問題、ではないこともある

最後になりますが、

普段から「みんなと幸せになること」を考えられる人ならば、おそらくメンツやプライドの問題を持ち出すことは少ないと思います。

が、それでも「その人にとって重要な気持ち(例えばみんなと幸せになりたい、みんなを喜ばせたいといった気持ち)」を否定するようなことを言えば、まぁ揉めやすくなりますよね。

このあたりの違いはぜひ知っておいてほしいと思います。

相手が急にこちらを拒絶するからと言って、即相手のプライドが高い、というわけではありません。

もしかすると、相手は自分なりの好意や幸せになるための考えを持っていたのだけれど、それがことごとく意味がなかったと感じて、心が折れている場合もあるわけです。

そんな状態にある人に向かって「そりゃあんたのプライド問題だよ」と伝えるのは、僕的には「ないなー」と思いますかね。

と、いろいろ書きましたが、自分が悪意なく伝えた言葉が、相手の何に引っかかるのか、その影響を知ることもまた学びですよね。

お互いが気持ちよく接するために、何ができるかなーと考えてみることって素敵なことだと僕は思いますよ。

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