浅野さんへのご質問

恋愛で悩んだ時にブログを見ては毎回励まされています。

彼と私は2年以上交際しています。喧嘩を嫌う者同士穏やかな関係を築いていると思っています。
しかし彼は「待たれることが苦手」な人なのです。

例えば、待ち合わせでも私の姿が見えると、目が合ったにも関わらず一旦物陰に隠れてから何事も無かったかのように現れるのです。
私もどうしていいかわからず彼の素振りには気づかないふりをしていますが、少し寂しく感じています。
以前「待たれるのはあまり好きじゃないから」とも言っていました。

今は外出先で待ち合わせ場所を指定せずに、ついたら連絡をするようにして、私が彼を探すようにしています。

彼のような「待たれることが苦手な人」はどのような心理状態なのでしょうか。
教えていただけたら嬉しいです。

ネタ募集ネーム:ねこねこさん

ねこねこさん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

では、今日はあなたのご質問にお答えしますね〜。

よろしければどうぞ。

待たれることが苦手な人の心理

待たれることが嫌な人と待ち合わせの図相手に待たれることが苦手な人は「待たれることで怖れや罪悪感を感じる」と考えていいと思います。

これはざっくりとした全体の話としてですけどね。

「相手に待たれることが嫌」ということは

「相手が待っている状態になると何らかの感情を感じる」

ということですよね。

そこで感じる感情が自分にとってあまり好ましいものではない、ということのようです。

例えば、ある男性と女性が会う約束をしている。

男性が約束の場所に到着する前に、女性からLineで「先に着いたよ、待ってるね」と知らされる。

そこで男性が、彼女に悪いなぁとか、相手に負担をかけているなぁ、と感じるとするならば「こちらが待たせていることが相手にとって迷惑なこと(寂しくさせてないかな?とか)」と感じている可能性がありますよね。

だから、「待たれると嫌だから待たないで」という人もいるぐらい。

この状態をあえて深ぼるならば

「自分のために誰かが負担などを引き受けること(自分のために待たせること)で加害者意識を感じる」

そんな状態を示している場合もありますよ。

自分のせいで相手が嫌な思いをしていたり、負担を引き受けている状態が嫌だと思っている、という話ですね。

ただまぁ「相手に待たれることが嫌だと思う細かな理由」は人それぞれだと思いますよ。

「見つかることが嫌」という人もいる

ただし、今回いただいたご質問にある彼の様子を見ると

例えば、待ち合わせでも私の姿が見えると、目が合ったにも関わらず一旦物陰に隠れてから何事も無かったかのように現れるのです。

これは「待たれることが嫌」と感じていると同時に

「誰かに見つかることが嫌」と感じている可能性もありそう。

この「見つかることが嫌」は

「自分をよく知られることが嫌(苦手)」
「相手に見つかること、見られることが嫌(苦手)」

と言い換えてもいいかもしれませんね。

恥ずかしがり屋ともいえますけど、それ以上に半ば反射的に自分を隠したいと感じているようなイメージでしょうかね。

僕たちは無意識的に自分の一部を隠していることがあるわけです。

代表例は

  • 「こんな自分なんて愛されないよな」と思うような自分の一部(コンプレックスなど)
  • 人から見捨てられる不安を抱えた自分
  • 実は親密になる人とどう関わったらいいかわからない自分 

など、まぁここで書ききれないほどに隠死体自分というものが人それぞれの中に存在するものでしょう。

ただ、このような自分は日常の中で常に意識されているようなものとは限らず。

ある特定の状況になると

「自分でもよくわからないけど、無性に隠したくなる、隠れたくなる」

という感じかもしれません。

 

一方で、僕たちは人に見てほしいし、見つけてほしいし、自分をよく知ってほしいという欲求も持っているわけです。

この「隠したい」と「見つけてほしい」がぶつかって葛藤状態になると、かなり挙動不審な感じになる場合がありますよ。

待たれるのが嫌な人とどう関わるか

つまり、待たれることが嫌な人の心理状態を更に見つめるとしたら

「自分を表現することへの抵抗・怖れ」と見ることができます。

要は

「自分を表現しなければ傷つかない」と考えている可能性がある人で

だから「相手に待たれる」と、自ら何かの気持ちの表現をしなきゃいけなくなって、それがちょっと苦手だよ、と感じているのかもしれない、というね。

このような人って「自分を見てほしい」「見つけてほしい」「理解してほしい」と素直に表現できない人が少なくないようですよ。

自分の欲求を押さえつけていたり、欲求を持った自分を隠している、といいますかね。

平たく言えば「言いたいことを言わない人」ってことでもあります。

もちろん、それが悪いわけでも、修正するべき点だと言いたいわけでもないのですよ。

そういった特徴のある人かもね、という話です。

待たれるのが嫌な人との上手な接し方

だとしたら、今回ご質問いただいた彼がどうこうではなく

いわば「待たれるのが嫌な人」って、どこか「察して欲しい人」とも言えるのではないでしょうか。

普段から「何も言わずに察して」と感じていることが比較的多いのかも?

だとしたら

相手の気持をなんとなく察してあげる。

相手の気持がわからないなら、わかんないし理解したいから教えてね、と伝える。

こちらが察したことは上手に言葉で伝えてあげる。

なんて風に接するといいんじゃないでしょうか。

もちろん察してほしいというだけでは気持ちは伝わらないですからね。

お互いに相手のために「適切に気持ちを表現する勇気」は持っておくほうが前向きな選択かな、と思いますよ。

お互いが気持ちを伝え合う経験を積み重ねることで更に「信頼」が生まれ、より自分を隠さず表現できるようにもなりますからね。

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたのに、どこか噛み合わない」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 正しさや結論だけを急がず、今どこに立っているのかを一緒に整理する個人セッション(カウンセリング)が人気。 キャリア16年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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