褒めても喜ばない男性の心理|感情的になることを避ける反応
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日のコラムのテーマは「褒めても喜ばない男性とその心理」です。
褒めても喜ばない人っていますよね?
普段から「あまのじゃく的な言動」をする人といいますか。
褒めても否定する。感謝しても喜ばない。なだめても抵抗する。
例えばこんなケース。
最近気になる人ができたんです。普段の彼は穏やかでやさしい人。一緒にいると私も自然体でいられるような感じ。
私も彼と一緒にいたいと思うようになって、最近はよく2人で出かけるようになったんです。いい感じかな?と思いながら。
でもね、私が彼に「やさしいね」って褒めても「そんなにやさしくないよ」と否定されます。
彼がしてくれたことに「ありがとう!」って伝えても、「そんなことで感謝しなくてもいいよ」なんてスルーされるんです。
私は彼にたくさんしてあげたいことがあるんですけど、それも迷惑なのかな?と思うと怖いっていうか。
それとも、彼は私のことは嫌なんでしょうか。
実際のカウンセリングでも「彼の言動に一喜一憂する私の気持ちにもなってよ!」なんて心の声が聞こえてきそうなケースって少なくないんですよね。
今日はそんな「褒めても喜ばない男性の心理」について解説します。
※褒めても否定的な言葉を返してくる男性の心理については、こちらの記事でまとめていますので、よろしければ参考になさってくださいね。
Index
褒めても喜ばない彼の心理
基本的に「褒めても喜ばない人」ほど
- 「恥」という感情が苦手
- 感情表現が苦手
- 自分自身が感情的になること自体が苦手
であることが多いものです。
恥ずかしいから感情表現をしない。
喜ぶこと自体が恥ずかしいから喜ばない。
自分自身が素直に「感謝の気持ち」や「喜びや嬉しさ」を感じることですら、恥ずかしくて避けたくなる。
そんな感情表現が苦手な人ほど、褒めても喜ばないものです。
僕たちって「苦手なものに近づく」と嫌な気分になりますよね?
それと同じような感覚で、恥を苦手にしているのです。
確かにそれは彼の本質的な欲求「愛し愛されたい」という気持ちとは相反するものであるのかもしれない。
だからこそ、褒めても喜ばない人って、人に対する期待もあまりしないですし、あまり自分から何かを積極的に求めることもしません。
それが寂しいんですけどね、恋愛や夫婦関係の中では・・・。
「感情的な自分」をよく思っていないという視点
この話を逆に解釈すれば、褒めても喜ばない男性ほど
「恥をかいたり、感情を表現することが嫌すぎて、感情的になる自分をよしとしていない」
「感情的になると、自分が傷ついてしまう」
と言えるんです。
「感情的になると傷つく」って、なんだか意味不明な話だと思われるかもしれませんけどね(^^;
こう、普段から理性的に生きることを望む人ほど、自分が感情的になると、深く自分に失望することがあるんですよ。
「あぁ、やってしまった」
「なんて自分は未熟なんだ」
そんなふうに自分を責めるのです。
つまり、褒めても喜ばない男性ほど「感情的になること=未熟さの象徴」と考えている可能性が高いかもしれないですよ。
褒めても喜ばないのは「相手との心の距離を作るため」
さて、褒めても喜ばない男性は、普段から感情的にならないために(恥をかかないために)人との距離を取りたがります。
心理学でいうところの「人と分離したがる」というわけです。
その理由は「自分の心を守るため」なんですね。
人と関わって感情的になることを避ける目的で、人と距離を取るのです。
だから、相手が恋人であれ家族であれ、あまり相手に興味を持る態度は見せません。
他人の話を積極的に聞こうともしないし、相手の気持ちを推し量ろうとする態度を見せることもあまりありません。
ただ、だからといって、恋人や家族などを嫌っているわけでもない場合が多いものです。
むしろ好き、好意を抱いている、大切にしたいと思っている、なんてことはザラなのです。
が、どうにも感情的になることが苦手で嫌なので、人に興味を持つ態度を示すことを怖れているのですね。
そう、もうお分かりですね?
このタイプの男性に「もっとわたしに興味を持ってよ」的な話を伝えると、「苦手なことを求められている」と理解して、さらに距離を取るのです(^^;
やりすぎると、別れの原因にすらなるので注意したいところですね。
※「好きな人との距離を取る人の心理」については、次の記事で詳しく解説しています。
褒めても喜ばない彼とうまく関わるために
ここからは「褒めても喜ばない彼との上手な関わり方」について考えていきましょう。
褒めても喜ばない彼は「そもそも喜ばない」
こんなことを書くと身も蓋もない話になるかもしれませんが(^^;
褒めても喜ばない彼は「そもそも喜ばない」という傾向があるです。
その理由は「恥」という感情の性質にあります。
一般的に「恥」という感情は、「恥をかかされる」といった「劣等感・屈辱感」といった意味合いで解釈されることが多いようです。
が、実際は「喜び」「嬉しさ」などプラスの感情・感覚を感じるときに感じる感情でもあるのです。
人は各々、感情に対する意味付けをしているものなのですが、「恥」を「劣等感・屈辱感」としか解釈できない人を褒めると、相手は怒るのです。
恥を感じると「恥をかかされた」と解釈するからです。
よって、恥を苦手にしている人は、どれだけ褒められても、感謝されても、ひたすらに喜ばない傾向を見せるのです。
褒めても喜ばない彼も「褒められないと傷つく」のです
ただ、いくら褒めても喜ばない人であっても、褒められないと傷つく人が多いです。
「えー、なにそれー」
というみなさんの心の声が聞こえてきそうですが・・・(^^;
褒められることが苦手かどうかは別にして、人は全く承認されないとがっかりする生き物なのです。
なぜなら僕たちの深層心理には「誰かの役に立ちたい」「喜びでありたい」という欲求があるからですね。
自分の言動、好意が相手のためになっていると感じられることで、自信を感じられたり、前向きな意欲を持てることもたくさんあるわけですよ。
だから、彼がいくら褒めても喜ばないからと言って放置しておくと、あまり良いことは起きないでしょう。
褒めても反応がないときほど「褒めてもいい」
確かに「彼を褒めても反応がないから悲しくなる」
そんな気分になることもありますよね。
たしかに悲しいし、こちらの気持ちをなんだと思ってるんだ!という怒りに火がついても不思議ではありませんよね。
ただ、心理的に見ると
「褒めても反応がないときに褒める」
「相手の無反応に引っ張られない態度を見せる」
このようなことができると、彼の心に大きなインパクトを与えることができるんです。
専門的な話をすると「逆転移の概念」を使った関わり方となります。
が、この話は難しいので簡単に要約すると
「あなたが、彼が想定している反応ではない、良い反応を見せると、彼があなたに対する印象や態度を変えてくる可能性が高い」
ということなんですね。
例えば、あなたが彼を褒めて、彼の反応が薄いとしましょう。
このとき、彼を褒めたあなたが笑顔でいたり、彼の反応に引っ張られないでいることで、彼の価値観や観念、あなたへの印象が変わっていくのです。
要は「彼の内面あるあなた(他者)のイメージ」を覆すことができれば、彼の反応が変わる可能性があるということ。
逆に、彼が想定している反応をあなたが見せるとすれば、彼の反応も考え方も変わりにくくなる、といえばわかりやすいでしょうか?
褒めるときはある程度「言い切って」みてもいいですよ
また、彼を褒めるなら、ある程度「言い切ってしまう」方法が使えるでしょう。
「あなたって○○だと思うよ」を「あなたは○○だよね!」と変換する。
彼が恥ずかしさもあって褒められ慣れていないのであれば
おそらく「強く肯定されたことも少ない」と考えられるんですよ。
だとすれば、この方法はさらに彼の心に大きなインパクトを与えるでしょうね。
もし彼に「どうしてそう思うの?」と聞かれたら
「私がそう思うから!」と更にまた言い切ってしまう(笑)
このように彼との関係で感情面をあなたがリードしていく方法はなかなか使える方法です。
確かにリスクもありますが、タイミングを見計らえば使えない方法ではないでしょうね。
最後に
最後になりますが、褒めても喜ばない彼と関わると、とにかく不安が募るものです。
が、あなたが彼のために善意で、好意で伝えたこと、行ったことがあるなら
その事実に対してどうか胸を張っていてくださいね。
その彼は「上手に反応できないだけ」なのかもしれません。
そういう側面から見れば、実は彼は彼なりの感情的な反応をしているとも考えられるんです。
だから、あなたがあなたを疑うと、余計な問題が起きてしまいます。
もし、彼の反応で不安を抱えているならら、その不安をいち早く解消しておきましょう。
僕もその不安を癒して超えてほしいといつも願っていますし、その方向でサポートさせていただくようにしていますよ。
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