浅野さんへの質問
長年付き合っている彼のワガママに疲れてしまいました。
彼は神経質で、ささいなことにもオーバーに反応します。不快だとすぐ怒り口調になるし、不満や愚痴も多いです。最後には「もう嫌になる」と付け加えるので、聞いているこちらが嫌な気持ちになります。
尊敬できるところが少ないと感じてしまい、本当に嫌になることも…。
「こんな人としか付き合えない自分に問題があるんじゃないか」「私が至らないから彼をいい男にできないんじゃないか」と考えてしまいます。
恋愛下手で友達も少ないので別れられず、結婚も考えているのにこんな気持ちでいる自分が嫌になります。
ネタ募集ネーム;myumyuさん
なるほどですね・・・。
「こんな人としか付き合えない自分に問題があるんじゃないか」
これってかなり強烈な自己批判ですよね・。
そう思うと恋愛も苦しくなったり、パートナーに幻滅したりしませんかね?
何より自分自身に対してネガティヴな目を向けてしまうといいますか。
ただ、「もしあなたが彼のことを思う気持ちをお持ちならば、そこまでネガティブになる必要はあるのかな〜?」という視点からお答えしたいと思います。
よろしければどうぞ〜。
Index
「彼をいい男にできないのは私のせい?」の切なさ
このご相談、まず僕が強く感じたのは、「彼をいい男に仕上げたい」という愛情深さなんです。
「私が至らないからダメなんだ」と自分を責めるのは切ないことですよね。
ただ、裏返せば「もっといい関係にしたい」と願っている証拠ではないでしょうか。
そこにすでに優しさがにじんでいるように僕は思うのですねぇ。
余計な一言の裏にある心理
さて本題。
彼の「嫌になる」という口癖。
これは確かにきつい。
聞くたびに胸に刺さりますよね。
ただ、これは必ずしも「あなたが悪いから」ではありません。
人が余計な一言を言ってしまう背景には、こんな心理が隠れていることが多いんです。
- 気持ちに余裕がなくなっている
- 我慢が積み重なって不満が噴き出している
- 実は自分自身に満足できていない
- 自信のなさや怖さを隠そうとしている
つまり「彼自身のしんどさ」が言葉の裏に出ているケースが少なくないんですよ。
「もう今が最高に幸せだっ!」って思っているときに、わざわざ嫌味は言いませんよね?
と、こんな感じで少し「彼の言動と自分の責任に関してズラして理解する」方法もありますよ。
もちろん、それでも言われればムカつくわ〜って話だと思うのですけどね(^^;
こう、自分と相手の反応を結びつけなくていい部分は、サクッと切ってしまっていいと思います。
すると、見えてきませんか?
あなたが彼のことをいい彼にしたいと思っているからこそ(でも自分を否定的に見てしまっているので)、彼の言動とあなたの存在価値がつながってしまっている。
そんな様子が、です。
投影がつくる「私のせいかも」という思い
ここでポイントになるのが投影という心理の作用です、はい。
彼が自分を嫌っているように感じても、それは「私のせいだから」ではなく、自分の内側の状態を相手に映し出していることもあります。
ただ、自分に自信が持てないときは
「彼がこんな態度なのは、私が至らないからだ」
と受け取ってしまいやすいんです。
この投影が強まると、愛情から始まった関係が「努力と我慢の連続」に変わってしまう。
これが今の苦しさの正体かもしれません。
愛かニーズか?見極めのヒント
ここで考えたいのは、あなたの思いが「愛」なのか「ニーズ」なのか。
-
「もっと素敵な人であってほしい」と心から願える → 愛
-
「あなたがだらしないから変わってよ」としか感じられない →ニーズ
どちらが悪い、という話ではありませんよ。
けれど、もし「愛」の部分が見えにくくなっているなら、自分を責めすぎて視野が狭まっているサインかもしれません。
自分を責めすぎないために
恋愛に疲れているときほど大切なのは、相手を変えることではなく、自分への優しさを取り戻すことです。
「私は私として価値がある」
「愛せる自分でいること自体に意味がある」
そう感じられると、心が安定して「もっと自由に選べる私」になっていけます。
別れる/続けるという選択も、自分の気持ちをベースに考えられるようになる。
つまり、関係の苦しさをほどくカギは、自分を責めない視点なんですよね。
まずはそこから意識していただくといいのかな、って思います。
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まとめ
「こんな彼としか付き合えないのは私の問題?」と感じてしまうとき、
本当に問われているのは「私が至らないから」ではなく、自分の価値をどれだけ認められるか。
彼の余計な一言は、彼自身の不安や未熟さから出ていることが多いものです。
あなたが愛情を持っていること自体がすでに価値であり、その視点を取り戻すことで、恋愛も少しずつ楽になっていきますよ。
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