日常に使える心理学

嫌なことだからやりたくない、それだけなのです。

嫌なことだからやりたくない、それだけなのです

「えー、嫌だからやりたくないです」というお声って意外といかがうことが多いんですよね。みなさんもそう思うことってないでしょうか?

例えば、面談カウンセリングの話題でとにかくよく上がるテーマをいくつか列挙しますね。

・好きなことがわからない、何がやりたいのかがわからない。
・なかなか恋人ができない。
・気になる人、好きな人になかなか近づけないまま。
・パートナーに優しくしたいけどついつっかかってしまう。
・今の仕事に限界を感じているけれど、辞める勇気がない、しかし辛い。
・結婚したいけれど、なかなか気が乗らない。
・今のパートナーと別れたいのに別れられない。

もちろん書き出せば、どれだけでも出てくる感じですが。

心が嫌だと感じているからやりたくないのです

これらの現象、きっとそれ、

「嫌だとどこかで感じていることだから、やりたくない」

とみなさんのココロが認識している可能性、大です。

※もちろんあまりに非現実的なことや物理的に困難なことまで心のせいにはできませんけどね。

つまり先に書いた事例を言い換えますと。

・好きなことがわからない、何がやりたいのかがわからない。
⇒好きなことを持つことが嫌だと感じてる。

・なかなか恋人ができない。
⇒好きな人ができることが嫌だと感じている。

・気になる人、好きな人になかなか近づけないまま。
⇒好きな人に近づくのが嫌だと感じている。

・パートナーに優しくしたいけどついつっかかってしまう。
⇒パートナーに優しくするのが嫌だと感じている。

・今の仕事に限界を感じているけれど、辞める勇気がない、しかし辛い。
⇒今の仕事を手放すことが嫌だと感じている。

・結婚したいけれど、なかなか気が乗らない。
⇒結婚すること自体が嫌だと感じている。

・今のパートナーと別れたいのに別れられない。
⇒今のパートナーと別れるという事実を作るのが嫌だと感じている。

で、あなたがなぜそう感じるのか?が鍵、なんです。

この鍵、普段、思考で捉えていることとは全く違う感覚なので、

ここで無理やり正論や正しいやり方を振りかざして

「頑張ればなんとかなる!許し!手放し!チャレンジ!」

と頑張る度合いだけ、どうにも気持ちが逆方向に流れたり、抵抗感を強めてしまうこともあるとかないとか・・・。

でもね、本当は幸せや自由がほしいと願っておられる方がたくさん、なんです、ホント。

面談カウンセリングでも僕のワークショップでも真摯にそうおっしゃってくださる方がほとんどです。

できるだけ僕もその思いにお応えしたいと常々思っています。

だからこんな時は、押してもダメなら引いてみな、引いてもダメなら他のやり方を考えよう!なのです。

例えば、一つの例だけもう少し深く見つめると

・好きなことがわからない、何がやりたいのかがわからない。
⇒好きなことを持つことが嫌だと感じてる。

⇒そんな方の過去で、今まで散々、
・家族や周囲の人の期待に答えてきた
・人の目を意識して頑張り続けた
・何事も使命感を持って頑張ってきた

そういったプロセスがあって、どこかココロが燃え尽きてしまった。

もう頑張れないとココロが感じている。

なのに、好きなことを手にしてより情熱的になるだなんて、もうそんなエネルギーないよ・・・。

と、ココロが頑張れない状態になっているとすれば。

もちろん起きたことは過去の話かもしれません。
が、心には時間という概念がないのです・・・。

だから、いつからかあなたがそんな状態をココロの中で引っ張っていれば、

「あなたがこれ以上燃え尽きないため、どこかあなたを守るために好きなことに興味を持たないようになっている、そんな心のあり方」

が生まれても不思議じゃないんですね。

だからそんな時に「好きなことなら頑張れるよ」と言われても頑張れないし、むしろ頑張ろうとする自分に苦しみを感じたり、頑張れない自分を酷く扱ってしまうこともあるでしょう。

そしてまたココロが傷ついて、好きなことから遠ざからざるを得なくなる・・・。

そうなると、僕として考えるここでの面談カウンセリングのテーマは

まず、燃え尽きてしまった心のケア、ゆっくりと回復方向に持っていくプロセスを第一に。
心の自由を感じるようなアプローチも含めつつ。

そして、どうして燃え尽きるぐらい、興味を失うぐらい頑張ったの?という理由をちゃんと見つけること。

まぁ思い切りネタバレですけど・・・(笑)

そこから本当に自分の心の状態が変化するまで進んでいくと、ようやく好きなものに意識が向けるほどに、ココロは回復するのかもしれませんね。

だから、どうして私は

頑張りたいのに
恋愛したいのに
仕事を変えたいのに
別れたいのに

できないのでしょう?という疑問は、多くの場合

「そうしたくない何かしらの理由があるんでしょうね、心の深いレベルで」

という身も蓋もない答えになることが多いのです。

ただ、それがいつもあなたの「依存」「甘え」であったり、「根性がないから」だと限ったことではないのですよね。

まずご自分を許してみましょう、ゆっくりと。

また、その辺の心のロジック、解き明かすためにセミナーや面談カウンセリングをご利用いただくと更に効果的かもしれませんね。

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