恋愛・夫婦の心理学

彼女(妻)に「そんなに辛いなら仕事辞めてもいいよ」って伝えたら、大喧嘩になりました。・・・何か悪いことした?

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。


例えばこんなケース。

最近、彼女(妻)が、仕事で悩んでいる様子。どうも何か職場であるらしくいつもうつむき加減で朝、出勤するのも切なそうな表情で行くんです。それがもう数週間続いています。

彼女は多くを語らないけれど、傍で見ているととてもつらそうにしている。

もちろんこちらから話を聞こうにも、なかなか話す様子がないんですよね。

確かに彼女は仕事が好きな人で、何事も一生懸命な人なのは傍にいて知っています。しかし、一人で悩んでいる姿はやっぱり見ていられなくて。

そこである時、僕からこう伝えたんです。

「そんなに仕事が辛いなら、辞めてもいいんだよ、僕がいるしね。無理しないでいいよ・・・」

すると彼女が堰を切ったように怒りだして・・・。

「どうしてやめろっていうの?あなたまでそういうことを言うわけ!?」

僕はただ彼女をサポートしたい一心だったのですが、どうして彼女はそんなに怒りだしたのか?

あんまり彼女がすごい勢いで怒るので、僕もつい言い返してしまいケンカになったのですが・・・

僕、何か間違ったことしたのでしょうか?」

はい。では僕からの「回答編」です。

今回の出来事を一言で表現しますと

男性の「仕事を辞めたらいいよ」の一言が、彼女さん(奥さん)の今は強くなっている「無価値観」を刺激しちゃったんでしょうね・・・

といった感じになるでしょうか。

だから彼女さん(奥さん)は怒りを爆発させたんでしょう。

「あなたまでそういうことを言うわけ?」と。

きっとあなたには、苦悩だけじゃなく、私なりの努力を理解してほしかったのかもしれないし。
(あなたに何も話さないのでは聞きようもないですが、ちょっと待ってあげてから、ですね)

今は、悩んでもいいから、私で何とかしたい・・・と努力されている最中だったのかもしれません。

また、「あなたまでそういうことを・・・」と彼女さん(奥さん)がおっしゃってるのならば。

どこか彼女さん(奥さん)は、もしかすると職場で「女性だからこその苦悩」をお感じなのかもしれません。

どうしても「職場」って「男性的な要素」でできていますし、男性中心のシステムになっている部分も・・・まだまだありますからね。いいか悪いかは別にして。

だから、職場の中で、女性が男性と同じように仕事をしても、また、逆も同じで、同じような失敗をしても。

そこで彼女さん(奥さん)が味わう風当りや評価って、男性とは全く違うものであることも少なくない・・・というのも、悲しいけれどまだ現実として起こり得ることかな、と思います。

これ、すごい職場の中での分離感(孤独感)をもたらしたり、「私って何なんだろう・・・」といった無価値観を刺激する一つの要因になるんですよね。

もちろん彼女さん(奥さん)は、あなたの言っている言葉の意味は理解されていると思います。

そんなに辛いなら辞めてもいい・・・ということは優しさだ、と。

しかし、その理解をもってしても抑えられない「辞めろってことは・・・そんなに私はダメってこと?」という感覚を刺激しちゃうような、そんな心の在り方が彼女さん(奥さん)にあったってことなのかもしれません。

もちろん男性から見てそうは見えないから、「辛いなら辞めてもいい」と思うし、「これ以上傷つくようなことをしなくてもいいよ」という男性的な愛情表現の一つですよね。

でも、それが伝わらないこともあるんですよね。

そこで「何がいい悪い」と考えると厄介な発想ばかり浮かぶので、横に置いておいて・・・。

ただシンプルに

男性が思う女性へのサポートと

女性が今、実現したいと思っていることの

「思いのベクトルが違った」ということなだけなんでしょう。

だからすれ違いはあっても、問題なんてないと思いますよ、僕は。

そこを「どうして分からないの?」と伝えてしまうと、お互いに自分を追い詰めるだけですよね。

だって、相手は私の役に立たない存在だと言い放っているようなものですから、罪悪感が出てしまいますよ・・・本当は僕が私が選んだ、最愛のパートナーなのにね。

そう考えますと

彼女さん(奥さん)は、彼女さん(奥さん)なりに「頑張りたい」と思われているのは間違いなさそう。

しかし、仕事の面でどこか「報われたい、認められたい」という、いわゆる承認欲求が満たされていない状況なのかもしれません。

だから、あなたにもきっと「私の価値を認めてほしかった」という側面があるのかもしれませんね。

でも、それがなかなか言い出せなかった・・・のではないでしょうか?あなたの前でね。

そんな時、女性を苦労させたくない男性ほど、女性の行動を止めにかかることがありますね。

だから、苦しんでいる人を見ると、助けたくなっちゃう。

もちろんそれも男性の善意なのですが・・・今回のケースでは

「君は本当に僕の自慢のパートナーだ」
「いつも本当に頑張ってくれてありがとう」

と、相手の頑張りを受け取りながら、そばにいる方が、モアベターなのかもしれませんね?

それが相手に今すぐ伝わらなくても、そのような気持ちで向き合っておかれる方がいいのかも?という話です。

とはいえ、女性の気持ちは男性にはホント見えづらいものなので、いつもこの方法で何とかなるわけではありませんけれど・・・。

ただ・・・そこで悩んでいる女性を放っておかなかった「俺に任せろ!」と伝えようとした男性って、僕は愛情があるよなぁ・・・と思いますよ。そこは素晴らしいと思うんです。

だからこそ、そこで一工夫するといいかな?って感じですよね。

どこか大人になった私たちにとって、どこかお互いを認め合うために大事なことは

「人が一生懸命頑張りたいんだ」と思っている気持ちに、水を差さない、安易に止めないことなんでしょうね。

そしてその頑張りたいと思う気持ちの「意味」を受け止めることなのでしょうね。

これもまた共感であり、一つの理解・・・つまり、許しであり、愛情のカタチなんですよね。

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