恋愛と男性心理

あなたの本音。彼の本音。~コミュニケーションと主導権争いのお話~

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カウンセリングにお寄せいただくご相談は多岐にわたるのですが、例えばパートナーシップ・恋愛のご相談の中に「彼との価値観の相違」についてのお話があります。

彼と一緒にやっていこうと真剣に思うのだけど、彼といろんな場面で意見が合わなくて、喧嘩になってしまう。私もついつい自分の気持ちを分かって欲しくて強く言ってしまい、彼も応戦してきて・・・。

 

どうしたら彼とうまくコミュニケーションできるのでしょう?という感じですね。

僕が恋愛やパートナーシップに関するカウンセリング、特に実際にお会いしてカウンセリングをさせていただいていると「あぁ~」って僕が唸ってしまうような感情のキャッチボールを目の当たりにすることがありますね。

私達カウンセラーは、パートナーシップにおいてコミュニケーションがとても大切だと考えています。ですから、パートナーシップの問題を扱うときはお互いの言動や感情のやり取りについて注意深く見ていることが多いものなんですよね。

 

例えば、心理学の用語で「パワーストラグル」という主導権争い。

 

私たちは男女関係で程度の差はあれ「愛されている」「理解される側」に立って、安心して二人の関係を進めていきたいと思っているようです。

 

それは相手に愛されることだけにとどまらず、相手を愛していることに関しても同じ。

 

どこかで「自分なりにパートナーを愛していることを理解してもらい、安心したいという欲求」があるといいますか。逆に自分は愛情が足りない、理解が足りないとパートナーに言われるとカッチ~ン!と怒りに火が付くことだってありますよね。

 

特に自立的な男性って「自分なりの愛し方」(これを心理学では「正しさ」なんて呼ぶこともありますが)を持っていることが多くて、その自分なりの愛し方のラインから外れてしまうこと、外れたことを相手に求められることをちょっぴり嫌っていたりします。人によってはひどく嫌っていることもありますね。

 

それは何故かというと、自分なりの愛し方では足りない、間違っていると感じること=自分自身のプライドが傷つくと感じている部分があるからです。女性と違い「愛されていないのでは?」という疑いよりも、「自分は不十分なのか?」という部分を刺激されるという感じでしょうか。

 

感情的には罪悪感であったり無価値観、無力感といった当たりを刺激されるわけですね。また、どこか女性が意識しないところで、男性の競争・比較の心理を刺激して「自分は他の男よりダメだっていうのか?!」という感覚をグッサリ刺激することもあるんです。

 

それぐらい、私たちは愛されているかどうか?も気になりますけれど、自分の愛が十分か?相手にとって魅力的か?を気にしていることが多くて、そちらが傷つくと本当に辛い感情が湧き上がってくるものなんですよね。

 

さて、少し話を変えますが、では、そもそも彼の「自分なりの愛し方」ってどうして生まれるのか?という部分を少し見つめていきたいんです。

 

それはきっと彼なりに「頑張って誰かの喜びになりたい、誰かを幸せにしたい」と思っているからこそ生まれるものだと思うのです。

 

ただ、この自分なりの愛情って意外と不安定なもので、「こんな愛し方で十分かなぁ?相手は喜んでくれるんだろうか?」と不安になってしまいがちなんですよね。それぐらい誰もが自分の愛情って疑ってしまうものなのかもしれません。

 

すると、彼自身が「自分の愛情」を相手に受け取ってもらえないと、とても痛い思いをすることになる。ある意味で、自分の中にあった疑いが現実のものになるんですよね。だから、できる限り相手に自分の思いを「受け取らせよう」と相手をコントロールしようとする。

 

例えば「上から目線でモノを言う」とか。「決めつけてモノを話す」とか。「高圧的・攻撃的な態度」などなど。

 

どこかで自分の不安を相手が刺激することが許せなくなってしまうので、なんとか不安を刺激されないような手段を使うわけですね。このことを我々が使う言葉では、それぐらい「自分の感情に入れない」という表現を使いますけれども。

 

そういう意味では、どちらか一方だけではなく、お互いに本当に感じている「感情」を受け止めることができないときに価値観の相違を感じたり、ケンカが問題になってくると考えられるんですね。

 

こういった現象は恋愛だけでなく結婚生活が長い夫婦であっても意外と多いのかもしれません。

 

さて、こんなときはどうすればいいの?という部分なのですが。

 

今回のようなケースは何か深く考え込むより、意外とシンプルに考えたほうがいいケースだと僕は思うんですね。

 

なので実際に「お互いに真摯に向かい合うこと」をご提案することって少なくありません。カウンセリングの中でまず自分の気持ちを整理した上で、お互いに本当に伝えたいことを手紙に書くとか、2人で旅行などに出かけてじっくり話し合うとか。

 

パートナーの誕生日や2人の記念日があればそれは大チャンスで、相手に何かプレゼントをするときにメッセージを添えてあなたの思いを「真摯」に伝えるなんてご提案もします。

 

といっても、自分の感情的に余裕がなかったり、辛さを強く感じるときはむつかしいので、同時に「自分の気持ちをちゃんと受け止めていくこと」もご提案することが多いです。もちろんこれはカウンセリングの中でセラピーなどを使ってサポートさせていただくことが多いのですけれども。

 

とにかく今回のようなケースって「本当の自分の気持ちを少しでもいいから素直に表現すること」が目標だったりするんです。

 

自分の感情に入れない=自分の気持ちから目を背けたり、相手に自分の気持ちを理解させようと頑張りすぎてしまうと、結局は相手が何をしても気分がはれない、どうしても自分を責めてしまうという結末に行き着いて、そのうちパートナーに対してだけでなく、自分自身に対してもネガティヴな気持ちを持ってしまうもの。

 

その結果、更に相手と向かい合えなくなったり、幸せについて考える気力すら失せてきちゃうんですよね。

 

だから、ゆっくりでいい。少しずつ自分の気持ちを受け入れて表現できるようになることが大切なんです。

 

そして最終的には、そもそも私も彼も悪くないんだ、って思えるようになるとすごく楽になります。そこで初めて「これからどうしようか?」考える余裕が出来ま すからね。

 

もちろん二人の関係が長くなったり、今がお互いに向かい合えない状態だと「何を今さら」と思ってしまいがちですが、あなたの気持ちを真摯に伝えることのデメリットはあまりないような気がします。

 

といいつつ、確かにあなたの感情的なリスク(恥ずかしさや、相手に申し訳ないという罪悪感など)は感じるかもしれません。が、それよりも大切なことがあると思えれば、意外とすんなり乗り越えられると思うのです。きっと元々は、パートナーと幸せになりたいと思ったからこそ、いろいろな衝突が生まれたのだと思いますしね。

 

実際のカウンセリング現場でも、時間をかけてご自分の感情と向かい合い、パートナーに対して怒りや悲しみを強く強く感じていた方の中から「それぐらい相手を愛している」「私も私なりに頑張って相手を愛していたんだ」という想いが溢れ出すことがあるんです。

その瞬間って本当に美しいと僕は思うんですよね。僕の心にもグッと迫るものがあって、いつも感動してしまいます。

*ちなみに、これはアメブロには書いていないことですが・・・

このようなケースの場合、実際のカウンセリングでは「ジョイニング」という、お互いに相手の目を見つめ合うというセラピーの手法をよく使うことがあります。

このジョイニングはとてもシンプルですがパワフルな手法。だからこそ見えてくるものがあったりします。

もちろん相手の目を見つめるって「ビックリ!」なので、ものすごく抵抗感を感じることもあるようなのですが、その抵抗感こそおたがいの気持ちが見えなくなっている理由、でもあったりして、今起きていることがよく分かったりするんですよね。

「あなたがパートナーに本当に伝えたいこと。それは何ですか?」

 

そう考えるだけでも怖くなるかもしれません。実際にはそんなに綺麗にいくものばかりじゃないかもしれない。それでも、あなた自身の心が求めているものは、きっと素直な気持ちなのだと僕は思うんですよね。

 

お互いにその素直さを表現することができれば、今まで気づかなかった互いの気持ちにも触れることができるでしょうね。

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