心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて今日もご質問にお答えしていきますよ。もう少しハイペースでお答えしたいところですが、できる限りベストを尽くしますので、既にご質問いただいた方、もう少しお待ちいただければ幸いです。
よろしければどうぞー。
浅野先生への質問です。
いつも男性心理を学ばせていただいています。ありがとうございます。
私は昔から好きな人に好かれまいことが悩みです。でもそうではない人には言い寄られます。なぜこのようになるのでしょうか。好きな人に好かれたいです。
(匿名希望さん ※原文のまま掲載させていただきます。)
好きな人に好かれない、ではなく、好きな人に好かれてはマズイと考えてみると・・・
この度はネタ募集コーナーにご協力いただきありがとうございます!今回いただいたご質問、これもよく伺うお話なので、今日は改めてまとめさせていただきますね。それでは本題へ。
好かれない、というカタチで理解するのは自己批判的ですよね?
私は好きな人に好かれない。これって結構自分に手厳しい意見だと思いませんか?
「私は好きな人に好かれないって、神様どうなってんのよ?」
そんな「恋愛の神様へのクレーム?」のように考えることもできますが。
どこかあなた自身が自分を疑っているような
「私は好きな人に好かれない、私ってどうなってるの?」
そんな表現だと、僕は思うわけですね。
さて、そもそも心の世界では「○○できない」という言葉は「○○したくない」と解釈する、という考え方があるんですよ。
だからこの「好きな人には好かれない」という言葉は
「私は好きな人に好かれたくない」
と解釈したほうがいいんです。
すると、いろいろと見えてくることがあると思うんですね。
この話をさせていただくと、
という答えをよく伺います。が、これは欲求の話ですよね。
例えば、あなたがこの週末、どこに行きたい?と考えた時
「そうだなぁ、モンサンミッシェルにでも行きたいよね」
が、これを実現するとなると、具体的な行動や費用が必要になりますね。
だから、行きたいけど時間もないし、今、旅行に回す費用が使えないから無理かぁ・・・と思っていれば、きっとあなたは旅行に出かけないかもしれません。
これは出かけないのが悪い、ということではなく、
ということ。
これがあなたの制限、になるんですね。
これと同じで、「好きな人に好かれない」は、あなたのココロの中に「好きな人に好かれたいけれど、好きな人に好かれてはいけない、我慢しないといけない」と思う理由がある、ということになります。
あなたの制限の影響です。
そして、人はその自意識にはまりこんで、「こんな自分がバレないように・・・」と意識しているときほど、「相手がどう思っているか」にサッパリ意識が向きません。
自分を隠すことは最重要項目になってしまうからですね。
そうなると、仮に、あなたに好意を向けている人がいたとしても「あなたの意識がそこに届かない」んです。むしろ意識を外に向けるだけの心の余裕がない、といいますかね。
むしろ、自分を表現すると(自分から人を愛すると)、大切な人の気持ちが離れてしまうのではないか・・・そんな感覚を持ってしまう方も少なくないんです。
こうなると、あなたにとって好きな人が「脅威」になってしまうんですね。
このように、どこか「私も私を愛せない」「こんな私ってどうなのよ」・・・そう自分で自分を疑っている部分が大きいと
「私ですら愛せない私がいるのに、他人が私を愛せるわけないよね」
とつい感じてしまうのです。
これが、「好きな人には好かれるはずがない」という意識につながることもあります。
時には
「あれだけ私を好きと言っていた元カレも、結局は私を愛せなかった」
「両親や家族ですら、私を愛してくれなかった、認めてくれなかった」
私以外の人を使って自分を疑う、そんな観念になることもありますね。
その結果、
といったことも起きますね。
好きになってもらう戦略より、愛する戦略のほうが楽で楽しい
私は大好きな人に好かれないのではないか、もしくは、嫌われているのではないか・・・と思う気持ち。
これはめっちゃめちゃ辛いし苦しいです。
つい私たちは誰でも、このような受け身な感覚を持つことがあると思うんです。
ただ、これは、あなたの中の「人が私をどう思うか」という不安。
なので、結局、人があなたを嫌うか嫌わないかは、相手次第で、コントロールできないことになってしまいます。
そんな時は、あなたが「大好きな人をどう喜ばせてあげようか」と考えていくほうがよっぽど楽で楽しいですよ。
「人に好かれたい」と思っているときほど、「人を喜ばせよう」と意識することで、自信がつきやすいんです。
あなたの好意や愛は、人をいい気分にさせるのだ、とちゃんと理解することなんでしょうね。
ただ、この「好き」というエネルギーはふわっと浮くような軽いエネルギーなので、ある程度「相手を実際に愛する方法」を身に着けておかないと、どこか無力さや非力さを感じやすい、という側面もあります。
だから、あなたが自分の自己嫌悪や不安を乗り越えるために「私はこんなふうに好きな人を愛せる」という意識・感覚は持っておくほうがいいですね。
私たちは悪気はないんですが、つい
「ただ、相手を好きと思うだけじゃ意味ないよ」
そう思ってしまうもの。
普段いろんな困難に立ち向かっている私たちは、そう感じやすい側面がありますからね。
また、「え、私が?相手を喜ばせる?・・・自信ないなぁ・・・」
そう感じている度合いだけ、愛することが怖くなるものです。誰だってそうです。
だからこそ、あなたがあなたをちゃんと評価し、自分は人を喜ばせられる存在だ、と感じていくといいんですね。
そもそも私たちは私たちとして~完璧じゃなくとも~素晴らしいし、だからそれでいいわけです。
あなたが自分を必要以上に「ちっぽけに扱わないこと」、「自分は誰かの喜びで素晴らしいのだと感じること」が、その前提として大切になります。
もし仮に、私が私を評価していないのであれば、それはなぜだろう?
そのブロックに気づき、そこを変える、手放す。
その上で、自分を評価し、ダメな自分を隠さないようになる。
そのために今、あなたが何をするか?が大切といいますか。
そもそも私たちはつい自分に厳しく接し、自分を評価することを忘れているものですからね。
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