心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて、少し前から始めたネタ募集コーナー。続々とご質問を頂いておりますが、まだまだ募集しておりますので、よろしければ皆様のご質問を送ってくださいませね。
ただ、いろいろご質問を拝見すると、
「なるほど、あなたがそう感じると恋愛で確かにトラブルが起きるよね」
「そりゃーその男性は、あなたから距離を取るかもしれない」
そう感じることも多々ありまして、これは皆さんにお伝えしておいたほうが良いな、と思うことがいくつかあるんです。
ということで、愛深き忍耐女子がすんごい幸せを手に入れるために知っておきたい「心の法則」について、改めて書いておきたいと思います。
ただ、あえて難しい話を書いておりますので、じっくりご覧くださいね。
よろしければどうぞ。
愛深き忍耐女子の基本生態
それが、愛する力はあるのに、何故か必要以上に頑張りすぎてしまう、でしょう。
また、私の魅力や光をその心で受け取れず、つい遠慮してしまう人は多いんです。
だから恋愛も遠慮しがちで、彼がいても「彼の気持ち」ばかりに意識が向き、彼に合わせすぎて問題がたくさん生まれるようです。
『彼の迷惑にならないように。相手の負担にならないように』
そう考えながら行動する一方で
『私をちゃんと女としてみて欲しい』
そういった思いをなかなか表現はされないけれど、ココロの中に秘めている女性とも言えるでしょう。
さて、忍耐女子のみなさんは、その名の通り「忍耐(ときには犠牲)の役割を担っている」ことが多いわけです。
それは、恋愛や夫婦関係だけでなく、仕事でも対人関係でも同じです。
だから、なんだか私ばっかり損な役回りだわ・・・なんて感じている方が多いのも特徴です。
恋愛では「彼にちゃんと愛して欲しい・向き合って欲しい」と願いつつも、
「私より彼(夫)のほうが大変だから」
そう思い、なぜか彼ができると「彼を愛してあげたい」という思いに固着する傾向があるんです。
「彼に喜んで欲しい」と願うのですが、それがどこか強くなっていくことが多いようですね。
そして、その愛し方がうまくいかないと、悩むし、不安になるしで、困惑されたり。
時には更に私を律して忍耐し「いい彼女(妻)になろう」とされる人も多いんです。
これが忍耐女子の皆さんの「愛のカタチ」です。
きっと忍耐女子の皆様からすれば、それが「私の中の普通」なのでしょう。
とにかく自分に厳しく、人に(男性に)優しく接しようとしておられる人が多数。
しかし、どこかその内面で「愛が伝わっていないような感覚と不安」や「自分自身が忍耐によって感じる苦しさ」があるので、つい自己肯定感が下がってしまうんですね。
忍耐女子と家族の関係
『どこかあなたが家族の中で、家族を私は傷つけないように、見捨てないようにずっと気にかけていた。私はとにかく手のかからない、いい子でいた。』
そんな思いを持っておられる方が少なくないんです。
実は私がさみしかったから、家族と同じ思いを感じながら、しかし実際は家族を助ける役割を担っていたという方もいます。
子供は無力で何もできないから、大切な人の気持ちに寄り添うことだけをする。
辛い母がいれば、それ以上に自分が辛い気持ちになることで、
自分を愛せない父がいれば、その父よりも自分を愛さないことで
「わかるよ、お父さん・お母さん」と、大好きな両親をひとりぼっちにしないように、自分のことを適当に扱うようになるんです。
だから、恋愛でも同じ。彼でも夫でも同じ。
相手の気持に寄り添い「わかるよ、あなたの気持ち、なんとかしてあげたい」
そう思い、彼をひとりぼっちにしないように、私がつらくても自分のことを後回しにするんです。
もちろん「この気持ちの根っこに愛がある」のでしょう。
しかしこの愛の形、良いように思いますが、「私がつらくても」という部分が問題。
だから、恋愛の中ではあなたの気持ちが伝わりにくくなるものなんです。
相手の気持ちを見れば、今何が起きているかが分かる。
「私の両親も、あなたが損な役割を担うことを願っていたのか」と言えば、意外とそうではない事が多いものです。
だから、家族の中で忍耐女子のみなさんが、家族のために忍耐し、ひたすら支えると「両親や家族が無価値感の海」に叩き落されてしまうのです。
あなたの前では、家族がどんどん「あなたを愛せないダメな人」になっていくんですね。
それと同じようなことが恋愛で登場すると
忍耐女子のみなさんが、彼を愛するために忍耐し、頑張って愛すると、なぜか「彼が無価値感の海」に叩き落されてしまうのです。
家族のパターンと恋愛パターンがそっくり同じ形で登場すること、とても多いんです。
だから今の彼から
「俺じゃなくていいだろう」「君にはもっとふさわしい人がいる」「俺のことは放っておいてくれ」
そんな言葉を投げかけられてしまう。
そんなケースを僕はたくさん見てきた気がします。
しかし、忍耐女子の基本パターンこそ、『私の気持ちを横においてでも「いい彼女」になろうとする』なのです。
あなたを愛する人の気持ち、視点がごっそり抜け落ちているんですね。だから、その状態では彼が辛くなってしまうから、あなたの傍にいられなくなるのですよ。
私のやり方を否定されたくない忍耐女子
そう考えていくと、忍耐女子のみなさんが恋愛や彼のことで悩むとき。
多く、パートナーとなる男性は
・「自分には何もできない」と悩んでいる男性
・あなたがガンガン愛してもいいような「問題を抱えた助けがいのある」男性
・あなたがガンガン愛しても実際には手に入らない男性(既婚者など)
・基本一人で生きていたいと願っている男性
そんな方が多くなっていくんですね。
言い方を変えれば
あなたが家族を助けたいと願っていたように(家族に問題や悩みなどがある)
あなたが彼を助けたいと願っているような恋愛(彼に問題や悩みがある)
この構図はココロの中で何ら変わっていない、ようなのです。
しかし、多くの忍耐女子のみなさんが、僕に聞いてくださることは「彼は今、何を考えているのでしょう」なのですよね。
彼は今、どうしてほしいんでしょう?
それが分かれば、私は愛せる。
彼は今、私を女としてみているのでしょうか?
それさえ気づければ、私はまだ忍耐できる。
そんなご質問頻発なのです。
あくまで私の愛し方は変えないぞ!という気概を感じるんですねぇ、僕は(笑)
そのお気持ちはとても良く分かるんですよ。
ただ、あなたと彼との関係を良くする鍵は
「あなたの愛し方」と「彼の思い」がぶつからないようになること、でもあるんです。
あなたが彼を愛するように。
彼もあなたを愛するのです。
あなたが彼に愛を受け止めてもらえないと辛いように。
彼もあなたに愛を受け止めてもらえないと辛いのです。
(↑あなたの深層心理に罪悪感が強いと、ここの部分をなかったようにするために、「私を愛さない彼」をあなたが選ぶことになります。)
だから「私の愛し方、パターン」を変える必要が出てくるのですね。
あなたがほっと緩んでいたり、笑顔でいること、楽な人生を歩んでいることが、彼へのご褒美になるってことですよ、うん。
それがあなたの実感として感じられない限り、あなたは自覚なき加害者・・・ハートブレイカーになってしまうでしょう。
もし、あなたの前に「真実の彼」が登場しても、あなたが忍耐ばかりして彼の愛を受け取らなければ、
その彼は「あなたの前で片思い状態」になってしまうのです。
そうなると、忍耐女子のみなさんがめちゃめちゃ頑張って愛しても、恋愛が夫婦関係がうまく回らなくなるのです。
パートナーを助けることと愛は違うもの。
あなたほど「人を傷つけないような素晴らしい人」が、ずっと彼を助けようとすると、彼のプライドはズタズタになり、無価値感や罪悪感を感じてしまうのです。
もちろん、それぐらいの忍耐ができるあなたには愛があると、僕は断言したいんです。
変化の鍵は、過去に助けたかった人との関係。家族や両親、兄弟などなど・・・そこに対するあなたの思い。
もし、あなたがそのカタチで人を愛してきたのであれば、なかなか一人ではその愛し方、止められないことなのでしょう。むしろ、そこに全く問題意識を持たないと思うのです。
これでは「あなたがあなたの幸せ」を考えられないままになってしまいます。
だから、カウンセリングではかなり重点的にあなたの家族にまつわる感情を扱い、あなたの心に入り込んでいる「私は忍耐しかしねぇぞ!という気合の入ったマインド」を和らげたりしますしね。
あなたの家族への思いが完了し、あなたの中で大きな影響力を持たないようにすることで、あなたは忍耐女子を卒業して「愛しあえる人生」を歩めるようになるのです。
そう、
忍耐女子のみなさんこそ、『私は愛である』という光を受け取り、楽に生きれば、それだけで周囲の人を幸せにするのですよ。
「さっさと彼にあなたの実力を思い知らせてあげてちょうだい」と、いつも僕は祈らせていただいているわけです。
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