恋愛・夫婦の心理学

幸せの先延ばしをする心理と、そのブレイクスルーについて考えてみた

幸せを先延ばしにしてしまう怖れと罪悪感・無価値感

カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。

いつもありがとうございます。

さて、今日からは1月11日(土)に名古屋・ウインクあいちで開催します、心理学ワークショップにちなんだコラム。

今週はワークショップにちなんだ話ばかり書いていきます(だって、たくさんの方に来てほしいから♡)

今日は幸せを先延ばしにする心理について。

よろしければどうぞ。

幸せを先延ばしにする心理とは

先に答えを書いてしまいますが、私たちが「自分の幸せを先延ばし」にしてしまう理由があるとしたら、

・幸せになることへの怖れ
・罪悪感・無価値感

ざっくり大きく分けてこの2つの影響があると考えられます。

今日はこの部分について少し解説していきます。

 

幸せになることへの怖れはとても強力

多くの人が、自分の幸せを後回しにしたいとは思わないものですよね。

私、いつになったら幸せになれるの?というお声、僕も仕事柄たくさん伺ってきましたし、僕自身もそう思うことがありました。

いつになったら売れるんだろう。
いつになったらもっと幸せを実感できるんだろう。
いつになったら幸せだと思えるんだろう。

毎日、クタクタになりながら「何やってんだ、俺は」と思うこともたくさんありました。

そんなとき、僕たちは「こんなに頑張ってきたのに、今のまま死んでしまったらどうしよう」という怖れを感じている事が少なくないんですよね。

今までも、そしてこれからも「幸せに生きたい」と願っているのに、それが叶わなかったら・・・と不安を感じているんです。

だから、未来を不安に感じるようになる。今と同じままだったらどうしよう、と。

同時に、不安の中で生きていると「もう楽になりたいよ」と思うようにもなりませんか?

例えば、ハードな仕事、子育て・育児、家事、対人関係、思うようにいかない毎日・・・

ただ、そんな毎日の中で「私、幸せになりたい」って思います?

僕の経験では「もう休みたい。楽になりたい。」と思う方が圧倒的だと思います。

 

その結果、このままずっと幸せになれないとしたら、私の未来はどうなっちゃうんだろう・・・

 

今は健康だけど、もっと年を重ねていったら?
万が一、働けなくなったらどうしたらいいの?
これからのパートナーシップは?収入は?家族は?友人との関わりは?

 

考えれば考えるほど「幸せから分離」するようなイメージばかりが浮かんでくることもあるでしょうしね。
 

ただ、この状態。

ちょっとシビアな言い方になるかもしれませんが、その不安を自分が選んで感じている、というわけです。

 

楽になりたいと思えば思うほど、例えば、幸せな結婚、愛してくれるパートナー、充実感を感じる仕事や収入、大切な仲間との関わり・・・そういったものへのイメージがどんどん遠ざかっていく場合もあるかもしれません。

今よりもマシなもの、を探すことも少なくないでしょう。

 

本当に欲しいものは幸せのイメージなんだけど、そちらと向き合うよりは、今の不安をなんとか帳消しにしたい、楽になりたい、と考えることが多くなるイメージですね。

 

ここに出てくる「楽になりたい」という思いこそ、突き詰めると「終わり」につながっていくものなんですよね。

言い換えれば「死」を連想させるものなんです。

だから、自分が幸せになることよりは、今の不安や苦しい状態を終わらせたいと思うようになる。

これは幸せを見つめているようで、終わりを見つめている状態だといえます。

それほどまでに、「今のまま死んでしまったら」という怖れより、「幸せになることへの怖れ」のほうが強力なものなのです。

幸せになることと向き合うより、今のまま死んでしまったら?これから私どうなっちゃうの?という怖れを感じていたほうが、まぁ怖れとしてはまだマシ、みたいなイメージです。

この話ってなかなか信じられないもので、文字だけでは実感が伴わないものかもしれませんけどね。

これを例えるならば、人に文句を言って分離している方が、人と愛し合い、理解し合うことより楽に感じる状態、といったイメージです。

ね、幸せとは分離していますよね?

幸せとの果てしない距離を作る罪悪感・無価値感

程度の差はあれ、どんな人も罪悪感や無価値感を感じますが、何かしらの理由で罪悪感・無価値感がとても強くなっていると、幸せになることより、これからの不安を感じやすくなりますね。

罪悪感とは、自分は罰せられるにふさわしい、という感覚をもたらすもの。
無価値感とは、自分には価値がない、という感覚をもたらすもの。

自分が充実し、満たされ、幸せがふさわしいと感じることとは、真逆の効果をもたらすものです。

 

また、僕たちの心は「今の自分の状態にフィットした状態」と馴染み、そこで心が安定する性質があります。

 

逆に、今の自分の状態になじまないものには嫌悪感・抵抗感を感じるのです。

皆さんもありませんか?自分にとってあまりに落ち着かない場所。

僕はですね、奥さんや娘の買い物にお付き合いして、女性ものオンリーのショップに入ると、めっちゃ違和感を感じます(笑)

うっわー、場違いやわ~と今でも感じます。もちろん忍耐しますけどね(笑)

うちの奥さんは、とある牛丼屋さんには一人で入れない、と申しておりました。もちろん僕は全く平気、むしろあの場所を心から愛していますけどね(笑)

このように、今の自分の状態・イメージと違う場所、感覚、観念、環境に置かれると、人は違和感や嫌悪感を感じるんです。

もし、自分の内面で罪悪感が強まっていると、幸せはただの違和感だけでなく、ときには恐怖でしかなくなります。

無価値感が強まっていると、自分が幸せに見合っていないと感じるようになります。

だから、幸せと向き合うことが、ただでさえ怖いのに、より怖くなっていき、その結果、安パイをつかみたくなったり、チャレンジしても自分には無理じゃないか、と考えてしまうことが多くなるのです。

もちろんそう感じているのは自分自身なのですけどね。

ただ「なんで自分で幸せを選ばないの?チャレンジしないの?」と人に言われても、まぁ選べる状態じゃねーよ、みたいなこともありえる話だよね、と思うのです。

それほどまでに、罪悪感や無価値感て強烈です。

しかしながら、この状態を続けることもまた、自分への罰になってしまうことも多いもの。

だから、もしあなたが幸せを先延ばしにせず、自分を心から幸せを実感したいなら、自分を見つめ直してみてもいいかもしれませんよね。

幸せと向き合う勇気と許し

そもそも、自分が幸せになることは、誰かの幸せにつながっています。

 

ただ、自分の幸せについて考えることって、怖いし、恥ずかしいものなので、なかなか向き合う勇気を持て無いこともしばしば起こります。

それは愛している人に、愛してるよ、と素直に言えないように。

むしろそれが怖いと感じるように。

だから、幸せを怖がることは当然とも言えますし、失敗したらどうしよう、うまくいかなかったらどうしよう、とつい考えてしまうものだと思うんです。

でも、失敗がダメなわけではありません。不安になることもまぁ普通といえば普通です。

人だから、当然のように失敗することも間違うこともありますよね?

そう考えていくと、僕たちが将来の不安以上に、本当に怖れているものは別にあるものです。

それこそが「私は誰の役にも喜びにもなっていない」ということ。

「いつになったら私は幸せになれるの?」「このまま死んでしまったらどうしよう」という疑問は、こう書き換えるといいんです。

「私は誰も愛せず、誰の役にも、喜びにもならずに死んでしまったらどうしよう。」

もし、誰の役にも喜びにもなれなかったとしたら、この自分が罪悪感や無価値感にふさわしいと感じています。

いわゆる何もしていない罪悪感、とよばれるものです。

だから

将来、健康を害して、誰の役にもたたないどころか、誰かの負担になってしまったらどうしよう。
自分が選んだパートナーを愛せずに終わってしまったらどうしよう。
社会に貢献できなかったらどうしよう。
家族を愛せなかったらどうしよう。
自分の子供を愛せなかったらどうしよう。

そうなったら、今の自分がここにいる意味なんてないじゃないか。

それほどまでに、僕たちにとって一番つらいのは、愛している人に愛さないと宣言することのようです。

 

言い換えれば、愛することを諦めること。

 

ここで加害者意識と罪悪感が生じます。

 

これが、将来の不安を作るのです。

 

そこには、きっといつか自分は人の喜びではなく、迷惑になってしまうだろうという予測があるものです。

 

でも本当にそうなのでしょうか?

僕のもとに駆け込んでくださるクライエント様の多くは、皆さんそんな不安を感じていらっしゃるようです。

もっとよりよく自分を活かし、自分が誰かの喜びであることを実感したい。

なのに、彼は向き合ってくれない、夫はわかってくれない、妻は理解がない、彼と別れることになった・・・。

どうして私の気持ちをわかってくれないの・・・。

 

そんな切ないお声を僕もたくさん伺っていますよ。
 

そんなみなさんがどうして傷つくのかといえば、そもそも「私は誰かの幸せに貢献したい」「喜びでありたい」と願っておられるからではないでしょうか。

しかし、自分が誰かの幸せになりたいと願っても、何かしらの事情でうまく実現できなかったとき、僕たちは傷つき、自分は罰せられるにふさわしく、価値がないものだと判断するものなのでしょう。

もしそうならば、こう考えられないでしょうか。

それほどまでに自分を罰するなら、それほどまでに誰かの喜びでありたいと願ったのも自分ではないか、と。

自分の中には、いつもそんな尊い自分がいるのではないか、と。

罪悪感や無価値感こそ誤解だ、と。

僕はこういったお話を伺うと、「本当の自分と向き合ってみませんか」とご提案しています。

本当の自分を取り戻していけば、自分を許し、罪悪感の罠から抜け出すことも可能になるからです。

罪悪感の罠から抜け出せれば、自分の幸せに向き合う怖れも低減し、本来感じる怖れだけですむようにもなっていきます。

そして、自分が実際に幸せに近づけば、もっと誰かの喜びになりたいと感じられます。

すると、将来の不安は徐々に手放していけるものです。

 

これからどうしよう?と悩むより、自分が今「何ができるのか」を見出していく心の余裕ができていきます。

 

だから、自分の心と体をフルに使って、喜びや幸せを創造することも可能になっていきます。

 

自分の可能性を信じたり、幸せな未来のヴィジョンも描けるようになっていきます。

そのために、ご自分と向き合ってみてはいかがでしょう。

そんなご提案をさせてもらっています。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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