こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

今日は「好きな人にイライラする心理」について扱いますよ。

「好きなのに、なんでこんなに腹が立つんだろう?」

そう思ったことがあるなら、この記事はきっと役に立ちます。

この「好きな人にイライラ話」、結構広い意味があるんですよね。

  • 好きな人がいるけど、視界に入るとイライラする(なんで他の人を見てんだよ)
  • 彼と一緒にいるとイライラが止まらなくて、もう別れようかと思う(寄ってくんな)
  • 彼の嫌なところが見えてイライラする(なんとかしてよ)
  • 理由が明確じゃないけど、とにかくイライラする(なにこれ?)

ちなみに、実際のご相談として多くなるのは、「わりと様々な事情が絡んでいるケース」でしょうか。

たとえば、こんなケース。

  • 結婚を控えているけど、相手のことがイライラして許せん!けど、結婚はしたい・・・。私どーなってる?
  • 同棲している彼へのイライラが止まらない。でもビジネスパートナーだから離れられない・・・。

このイライラが続くと辛いので、理由を整理して扱い直すのは有効ですね。

そこで、この記事では、

  • なぜイライラするのか(よくあるパターン整理)
  • イライラの奥で起きている心の動き
  • 最後に、深いレベルの「恐れ」へのヒント(別記事リンク)

この順で整理していきます。

なお、本記事は、奥に行けば行くほど”心の不思議”に触れていきます。

あなたの気になるところからご覧いただければと思います。

なお、彼の欠点にイライラする!というケースは、別記事で扱ってます。

▶関連記事:なぜかパートナーの「ダメな所」ばかりが気になるとき


「好きな人へのイライラ」3つタイプ

「好きな人にイライラ」といっても、その内容は人によって、場面によってさまざまです。

1)付き合っているのに不安でイラつく(不安→攻撃性)

  • 返信が遅いとイライラ
  • 相手が他の異性が気にしていてイライラ
  • 気持ちの温度差を感じると腹が立つ

このタイプは、イライラは「不安」によるものが多いですね。

不安をそのまま感じ続けるのがしんどいので、怒り(イライラ)に変換される感じですね。

2)好きだけど距離が縮まらずモヤモヤする(曖昧さ→イライラ)

  • 好意はあるのに、相手の態度がはっきりしない
  • 近づいてくるのに、決めない(お互いさま?)
  • 告白も交際も「流れ任せ」っぽい(軽いな)

これは「はっきりしてよ」が言えない/言いづらいときに、イライラが溜まりやすい感じですね。

3)価値観やテンポのズレに反応している(違和感→イライラ)

  • 言い方が雑(おい!)
  • 優先順位が合わない(ズレてんね)
  • 関わり方が薄い(ほんとに好きなの?)

このタイプは、価値観や恋愛観などの「合わなさ」に反応している可能性がある感じ。

「好き」だけでは埋まらない部分が、イライラとして出ることもある、ということですね。


本当は優しくしたいのにイラつく理由

好きな人にイライラしている人は「意図的に怒りたい人」ではないですよね。

ただ、その状態が続くと、自己嫌悪っぽくなって、さらに荒れやすくなることもあります。

ここで起きやすい心の動きは、だいたいこの3つです。

1)期待と現実のズレ

好きな相手ほど、期待値が上がります。

  • 分かってくれるはず
  • 大切にしてくれるはず
  • 私を優先してくれるはず

もちろん、期待すること自体が悪いわけではないです。

が、そもそも期待が大きいと、失望が深くなりイライラします

2)傷つきたくない反応(防御としてのイライラ)

「嫌われたくない」「見捨てられたくない」

この怖れが強いと、素直な言葉が出にくくなります。

その代わりに、

  • 疑う
  • 試す
  • 冷たくする

こういう動きが出て、結果として自分もしんどくなる、という流れが起きがちです。

3)「感情を抑えなきゃ」という焦り

感情は、理性だけでは整理しきれないことがあります。

そこを、

  • イライラしてはダメ
  • 相手を悪く思っちゃダメ・分かってほしいと思っちゃダメ
  • こんな自分は良くない

このように自分を締めるほど、余計に荒れやすくなるんですね。

これはわりとよく起こる”禁止の心理”の影響です。

感情は禁止するとお化けになる(強化される)。

なので、禁止すると余計にイライラして爆発しやすいです。

▶参考記事:禁止(タブー)の心理


「禁止されている感情」がある場合

ここからは、もう一段だけ深めます。

イライラが慢性的に出るとき、
自分の中に「出してはいけない感情」があることがあります。

たとえば、こんな禁止です。

  • 弱さを見せてはいけない
  • 頼ってはいけない
  • 不安をぶつけてはいけない
  • 本音を言って関係を壊してはいけない

本当は、確認したいことがある。
伝えたいことがある。
もう少し踏み込んで関わりたい。

でも、それを言ったら関係のバランスが崩れそう。
面倒だと思われるかもしれない。
相手がどんな反応するかわからないから怖い。

そう思うと、言葉を飲み込むしかなくなることもあるでしょうしね。

このとき起きているのは、

「関わりたい自分」と「関わらないという関わり方(立ち位置)」のズレ

です。

このズレが続くと、飲み込んだ本音は行き場を失い、イライラとしてにじみ出てくることがありますね。

「なんで分かってくれないの?」
「なんで私ばっかり?」

こういう言葉が浮かぶとき、奥には「本当は話したかった」「ちゃんと向き合いたかった」という気持ちが隠れている場合もあります。


それでも収まらないイライラの奥にあるもの

ここからは、「あ、そうかも」と思える方だけ読んでください。

好きな人にイライラする心理の深いレベルには、
“相手の人生に影響を与えてしまう怖さ”が隠れていることがあります。

これはかなり分かりにくい怖れ。

意識化されていないことが多い。

  • 私が本気になったら、相手を縛るかもしれない
  • 私が甘えたら、相手の自由を奪うかもしれない
  • 私が近づいたら、相手の人生を変えてしまうかもしれない

だから、どこかでブレーキがかかるんです、無意識のうちに。

そのブレーキが、イライラとして出ることもある、ということですね。

このテーマは長くなるので別記事で扱っています。
気になる方はこちらもどうぞ。

こちらの記事も続きににどうぞ

まとめ

好きな人にイライラするのは、確かに珍しいことではありません。

イライラは「未熟だから起きる」というより、今の関係のままではどこか苦しくなっているサイン、と考えることもできます。

ただ、イライラを正当化したり、放置すると、いろんなことが起きますね。

もしイライラを解消したいのであれば、

「相手を無理に変えようとする」よりは

  • 自分は何に反応しているのか
  • どんな不安やズレがあるのか
  • どんな禁止が働いているのか

ここを整理していくことがオススメです。

イライラの正体が分かると、
「本当は優しくしたい自分」に戻りやすくなりますから。

焦らず、崩さず、でも放置せず。

少しずつ自分の気持ちを扱い直していけるといいですね。

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 個々のご相談を心理学の視点で整理して、明快に言葉にしていくカウンセリングが人気。 キャリア17年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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