好きな人にイライラしてしまうのはなぜ?恋愛中に感情が不安定になる心理
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日は「好きな人にイライラする心理」について扱いますよ。
「好きなのに、なんでこんなに腹が立つんだろう?」
そう思ったことがあるなら、この記事はきっと役に立ちます。
この「好きな人にイライラ話」、結構広い意味があるんですよね。
- 好きな人がいるけど、視界に入るとイライラする(なんで他の人を見てんだよ)
- 彼と一緒にいるとイライラが止まらなくて、もう別れようかと思う(寄ってくんな)
- 彼の嫌なところが見えてイライラする(なんとかしてよ)
- 理由が明確じゃないけど、とにかくイライラする(なにこれ?)
ちなみに、実際のご相談として多くなるのは、「わりと様々な事情が絡んでいるケース」でしょうか。
たとえば、こんなケース。
- 結婚を控えているけど、相手のことがイライラして許せん!けど、結婚はしたい・・・。私どーなってる?
- 同棲している彼へのイライラが止まらない。でもビジネスパートナーだから離れられない・・・。
このイライラが続くと辛いので、理由を整理して扱い直すのは有効ですね。
そこで、この記事では、
- なぜイライラするのか(よくあるパターン整理)
- イライラの奥で起きている心の動き
- 最後に、深いレベルの「恐れ」へのヒント(別記事リンク)
この順で整理していきます。
なお、本記事は、奥に行けば行くほど”心の不思議”に触れていきます。
あなたの気になるところからご覧いただければと思います。
なお、彼の欠点にイライラする!というケースは、別記事で扱ってます。
Index
「好きな人へのイライラ」3つタイプ
「好きな人にイライラ」といっても、その内容は人によって、場面によってさまざまです。
1)付き合っているのに不安でイラつく(不安→攻撃性)
- 返信が遅いとイライラ
- 相手が他の異性が気にしていてイライラ
- 気持ちの温度差を感じると腹が立つ
このタイプは、イライラは「不安」によるものが多いですね。
不安をそのまま感じ続けるのがしんどいので、怒り(イライラ)に変換される感じですね。
2)好きだけど距離が縮まらずモヤモヤする(曖昧さ→イライラ)
- 好意はあるのに、相手の態度がはっきりしない
- 近づいてくるのに、決めない(お互いさま?)
- 告白も交際も「流れ任せ」っぽい(軽いな)
これは「はっきりしてよ」が言えない/言いづらいときに、イライラが溜まりやすい感じですね。
3)価値観やテンポのズレに反応している(違和感→イライラ)
- 言い方が雑(おい!)
- 優先順位が合わない(ズレてんね)
- 関わり方が薄い(ほんとに好きなの?)
このタイプは、価値観や恋愛観などの「合わなさ」に反応している可能性がある感じ。
「好き」だけでは埋まらない部分が、イライラとして出ることもある、ということですね。
本当は優しくしたいのにイラつく理由
好きな人にイライラしている人は「意図的に怒りたい人」ではないですよね。
ただ、その状態が続くと、自己嫌悪っぽくなって、さらに荒れやすくなることもあります。
ここで起きやすい心の動きは、だいたいこの3つです。
1)期待と現実のズレ
好きな相手ほど、期待値が上がります。
- 分かってくれるはず
- 大切にしてくれるはず
- 私を優先してくれるはず
もちろん、期待すること自体が悪いわけではないです。
が、そもそも期待が大きいと、失望が深くなりイライラします。
2)傷つきたくない反応(防御としてのイライラ)
「嫌われたくない」「見捨てられたくない」
この怖れが強いと、素直な言葉が出にくくなります。
その代わりに、
- 疑う
- 試す
- 冷たくする
こういう動きが出て、結果として自分もしんどくなる、という流れが起きがちです。
3)「感情を抑えなきゃ」という焦り
感情は、理性だけでは整理しきれないことがあります。
そこを、
- イライラしてはダメ
- 相手を悪く思っちゃダメ・分かってほしいと思っちゃダメ
- こんな自分は良くない
このように自分を締めるほど、余計に荒れやすくなるんですね。
これはわりとよく起こる”禁止の心理”の影響です。
感情は禁止するとお化けになる(強化される)。
なので、禁止すると余計にイライラして爆発しやすいです。
▶参考記事:禁止(タブー)の心理
「禁止されている感情」がある場合
ここからは、もう一段だけ深めます。
イライラが慢性的に出るとき、
自分の中に「出してはいけない感情」があることがあります。
たとえば、こんな禁止です。
- 弱さを見せてはいけない
- 頼ってはいけない
- 不安をぶつけてはいけない
- 本音を言って関係を壊してはいけない
本当は、確認したいことがある。
伝えたいことがある。
もう少し踏み込んで関わりたい。
でも、それを言ったら関係のバランスが崩れそう。
面倒だと思われるかもしれない。
相手がどんな反応するかわからないから怖い。
そう思うと、言葉を飲み込むしかなくなることもあるでしょうしね。
このとき起きているのは、
「関わりたい自分」と「関わらないという関わり方(立ち位置)」のズレ
です。
このズレが続くと、飲み込んだ本音は行き場を失い、イライラとしてにじみ出てくることがありますね。
「なんで分かってくれないの?」
「なんで私ばっかり?」
こういう言葉が浮かぶとき、奥には「本当は話したかった」「ちゃんと向き合いたかった」という気持ちが隠れている場合もあります。
それでも収まらないイライラの奥にあるもの
ここからは、「あ、そうかも」と思える方だけ読んでください。
好きな人にイライラする心理の深いレベルには、
“相手の人生に影響を与えてしまう怖さ”が隠れていることがあります。
これはかなり分かりにくい怖れ。
意識化されていないことが多い。
- 私が本気になったら、相手を縛るかもしれない
- 私が甘えたら、相手の自由を奪うかもしれない
- 私が近づいたら、相手の人生を変えてしまうかもしれない
だから、どこかでブレーキがかかるんです、無意識のうちに。
そのブレーキが、イライラとして出ることもある、ということですね。
このテーマは長くなるので別記事で扱っています。
気になる方はこちらもどうぞ。
こちらの記事も続きににどうぞ
- 彼はわたしを怒らせる天才? わざと怒らせる人と、無意識に感情に触れてくる人の心理
- 忍耐女子ほど「弱い私を見せられないだけでフラレやすくなる」という、だいぶ面倒な心理
- 切ない恋愛になると、なぜか“全部わたしの責任”になる忍耐女子の話
まとめ
好きな人にイライラするのは、確かに珍しいことではありません。
イライラは「未熟だから起きる」というより、今の関係のままではどこか苦しくなっているサイン、と考えることもできます。
ただ、イライラを正当化したり、放置すると、いろんなことが起きますね。
もしイライラを解消したいのであれば、
「相手を無理に変えようとする」よりは
- 自分は何に反応しているのか
- どんな不安やズレがあるのか
- どんな禁止が働いているのか
ここを整理していくことがオススメです。
イライラの正体が分かると、
「本当は優しくしたい自分」に戻りやすくなりますから。
焦らず、崩さず、でも放置せず。
少しずつ自分の気持ちを扱い直していけるといいですね。
このサイトでは、相手の心理を読み解くだけでなく、
その関係の中で揺れるあなた自身の心や立ち位置にも目を向けています。
彼のことを考えながら、
ほんとうは自分のことも少し見直したくなっている。
そんなときに読める記事を、ほかにも置いています
今の関係を大切にするための、恋愛カウンセリング
もし、恋愛・婚活・日々の生活の中で悩みを抱えたら。
もう一人で抱え込まないで、そのときのあなたの状態に合わせて、対話を重ねていく”恋愛カウンセリング”をご利用ください。
・相手の言動に振り回されてしまう
・考えすぎて、どう関わればいいか分からない
・自分の感覚を、もう一度取り戻したい
あなたの頑張りを無駄にしないで、 これからの選び方を、一緒に整理していく時間です。
誰にも知られることなく、今のお悩みを丁寧に扱うあなただけの時間。
東京(品川駅前)/名古屋(金山駅前)で対面式カウンセリング・全国向けにオンラインカウンセリング(ZOOM)を行っております。
日常の中に持ち帰れる、新しい視点を学べる”心理学講座”
心理学講座は、「こういう見方もあるのか」という発見を、ゆっくり増やしていく場所です。
毎月テーマは違いますが、恋愛や結婚生活にまつわる心理を扱う講座を開催することもあります。
オンライン受講できる講座もご用意しています。
一人で考えすぎる日常から、少し離れるために|無料メールマガジン
まだ誰かに頼るほどじゃないけれど、
このまま誰かとの関係のことを、一人で考え続けるのは、少ししんどい。
そんなときの、「考えすぎないための視点」を、週3回(火・木・土)お届けしています。

