こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

「浮気をしてしまった自分は、もう幸せになっちゃいけないのかもしれない」

「この罪悪感、どうやったら消えるんだろう」

そんな思いを抱えて、ここにたどり着いた方も、いらっしゃるかもしれません。

とてもしんどいですよね。

そこで、今日は「なぜ、あなたがこれほどの罪悪感に苦しんでいるのか」を考えていきたいと思います。

その罪悪感、自分でも「想定外」じゃないですか

浮気や不倫のあとの罪悪感って、ときどき、自分でもびっくりするくらい、強く出ることがあるんですよ。

「こんなに苦しくなるなんて、思わなかった」

「もう、申し訳ないし、消えてしまいたいくらい苦しい」

そんなふうに、自分の想定をはるかに超えた罪悪感に襲われる。

見立てが甘かったといえばそれまでかもしれない。

しかし、自分でもこんな状態になるとは思わなかった、みたいな。

その苦しさの上に、さらに

「なんで私は、こんなに引きずってるんだろう」「早く消さなきゃ」

こう思ってしまうと、なかなか苦しさが強まりそう。

まず、お伝えしたいのは。その罪悪感の強さには少し理由がありそうだ、ということなんですね。

同じ浮気でも、平気な人と、つぶれる人がいる

ちょっと、不思議な話をしますね。

同じように浮気をしても、いいか悪いか別にして、ケロっとしている人がいるんです。あんまり罪悪感を感じない人。

一方で、罪悪感ですごく苦しむ人もいる。

ここ、実は、心理学の研究でも、いくつか分かっていることがあるんですよ。

ひとつは、性格傾向の話。

人の優しさや、誠実さ、まわりを大切にしようとする気持ち。

こういうものが強い人ほど、そもそも浮気に「しにくい」傾向がある、と言われています。

・・・これ、裏を返すとどうなるでしょうか。

誠実で、人を大切に思える人が、もし浮気をしてしまったら・・・。

自分の本来の性質と、してしまったことが、真正面からぶつかるんですよ。

「こんなこと、するはずじゃなかった」「これは、私らしくない」。

その衝突が、想定を超える罪悪感になる、というか。

これほど罪悪感で苦しんでいるのは、あなたが「浮気を平気でできる人」じゃないからかもしれない、という話。

その浮気は、快楽のためじゃなかったのかもしれない

もうひとつ、研究で分かっていることがあって。

浮気の「動機」って、大きく二つに分かれるんです。

ひとつは、刺激や快楽を求めてのもの。

いろんな相手と・・・という欲求からくるタイプ。

でも、もうひとつあるんですよ。

心が満たされていなかったり、寂しかったり、不安だったり。その穴を埋めようとして起きるタイプ。

・・・もし、浮気が後者の理由で起きたことだったとしたら。

それは、快楽に溺れたという話と言い切れないかもしれないですよ。

むしろ、何かずっと満たされずにいた、とか。

寂しかった。

誰かにわかってほしかった。

そういった気持ちが、形を変えて出てしまった、ということかもしれない。

・・・もちろん、だからといって、浮気が正当化されるわけじゃないですよね。

ただ、それほどまでに「満たされずにいた」。

その「状態」の影響は見逃せないんじゃないかなと思うんですよ。

念のため、書いておきますね。

浮気した罪悪感を扱うこの話は、浮気された側の痛みを、軽く見るものじゃありません。

浮気で負った傷は大きく深いものかもしれない。

それは事実としてある、という前提で書いています。

その上で、罪悪感で自分を壊してしまうことは、誰の救いにもならないので、今日は、浮気した側の話をしています。

「浮気をした」と「私は幸せになる資格がない」は、別のこと

ここ、いちばん大事なところなんですけど。

強烈な罪悪感や自責の念にかられると

「浮気をした私は、もう、幸せになる資格のない人間だ」と感じることがあります。

ただ、「浮気をした」という事実と、「私は幸せになる資格のない人間だ」という結論は、実は、別のことなんですよ。

行為はたしかにあった。そこは責任を引き受けるべきこと。

でも、その一点をもって、あなたという存在まるごとを、「価値のないもの」「幸せになってはいけないもの」と決めつけることってできるんでしょうか。

行為の責任は引き受ける。しかし、あなたの存在までまるごと罰する必要はないんですよ。

罪悪感は、消そうとするほど居座る

あと、「罪悪感の消し方」を探している方に、正直に言いますね。

罪悪感って、「消そう」と戦うほど、かえって、強くなるかもしれません。

なぜなら、感情は消そうとして消えるものじゃないんです。

受け入れることで弱まっていくものなんですね。

むしろ、「消さなきゃ」と思うことは、「こんな感情を持っている自分は、ダメだ」と、自分を責め続けることでもあるので、責めるほど、罪悪感は強くなるかもしれません。

皮肉な話ですけどね。

だから、無理やり消そうとするなら、一度立ち止まってみてもいいかもしれない。

そのかわりに、さっきまで見てきたことを、思い出してみてください。

この罪悪感が、これほど強いのは、あなたが、誠実な部分があったから。

あなたが、人を大切に思い、協調しようと思える人だから。

だから、自分から相手とのつながりを破壊するような裏切りをしてしまった、良心の呵責に耐えられないのかもしれません。

そして・・・あなたが、それほどまでに何かに満たされない気持ちを抱えてた、その隙間に誘惑がすっと入り込んだとしたら。

その罪悪感は、あなたのそういう部分が教えてくれているサインなのかもしれません。

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おわりに

罪悪感を、完全に消し去ることは難しいです。

罪悪感がなければ、何の躊躇もなく人を傷つけてしまうでしょうから。

でも、その罪悪感があなたの真実なのか、というと、そうでもないのではないでしょうか。

「浮気をした」という事実は確かにある。

しかし、それがあなたの存在の価値を示すものでもなさそうです。

少なくとも、浮気のあとで苦しんでいる。

その事実こそが、あなたが、人を大切に思える人であることを示唆していないでしょうか?

・・・とはいえ。

罪悪感は苦しいし、一人で抱えていると、どんどん悪いほうへ、悪いほうへと考えが向いてしまいますよね。

もし、「苦しくて仕方ない」というくらい、追い詰められているなら。

信頼できる誰かといっしょにご自分と向き合われてみてはどうでしょう。

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浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 相談しなくても日常が回っている。でも、どこかしんどい。そんなとき、丁寧にあなたの生きづらさやお悩みをほどいていきます。 キャリア17年・臨床10,000件超。東京・名古屋・オンライン対応

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