恋愛の心理学

振り回される恋愛から卒業する「覚悟の決め方」を伝授します!

振り回される恋愛を続けて傷ついた女性

いつも相手に振り回される恋愛から卒業したい!

もういい加減、幸せな恋愛がしたい!

そんなお声は僕のもとにたくさん届いておりますよ。

例えば、

今までさんざんつくす恋愛を続けてきた
都合のいい女になっていた気がする
いつも相手に合わせる恋愛を続けてきた

だから、もうそんな自分を変えたいんです!幸せになりたいんです!

そんなみなさまのサポートをさせていただくことは多いと言えますね。

ただ

「どうしたら振り回されなくなるのか?を必死に考えて来た結果、よくわからなくなってしまった」

というお声を伺うこともあります。

例えば

「もっと自信を持てばいいと思うんですけど、それが難しい」
「自己肯定感が低いことが理由だと思うのですが・・・」
「振り回される恋愛から卒業したければ、相手を振り回す自分になればいいの?」
「そんなに好きにならなければ振り回されることはないと思うんですけど」

などなど、いろんなお声を伺います。

ということで今日は明確に

「振り回される恋愛から卒業するための覚悟の決め方」

を書いておきたいと思います。

※今日の記事は「自分の癒やし方」というより「覚悟(コミットする方法)」ですので。念の為先にお伝えしておきますね。

振り回される恋愛から卒業する「覚悟の決め方」

さて、最初に結論から書いておきます。

もしあなたが振り回される恋愛を卒業したいのであれば

「自分が選んだ相手のすべてを受け入れ愛する覚悟を決める」

「あなた、私と出会えてよかったでしょ♡と思える自分になる覚悟をする」

どちらかの覚悟を決めるように、自分を整えていってみてください。

では、どうしてこの2つの覚悟の決め方が必要になるのか、その理由について今から解説します。

振り回される恋愛から卒業するには「自分で決める」ことが重要

振り回される恋愛は、「相手への期待」と、その期待に隠れた「不安」によって生じていることが多いんですよね。

例えば

「私がこんなに相手のことを受け入れているのだから、私の気持ちもわかってほしい」
「いつも振り向いてくれない彼が振り向いてくれたら、愛されているって実感できる」
「ずっと思い続けていれば、いつか相手は振り向いてくれるし、私の気持ちに気づいてくれるはず」
「今は冷たくしてくる彼だけど、いつか私を大切にしてくれるはず」

このような相手への期待と、それが裏切られることへの不安を認めたくないという気持ちから生じていることが少なくないわけです。

いわば

「相手への期待があるがゆえに、こちらの態度を決めきれないこと」

によって起きているのです。

「これだけ愛したのだから、相手もきっとわかってくれるはず、愛し返してくれるはず」

そんな、全く悪意のない取引が成立しているとも言えます。

だから、どうしても恋愛や二人の関係性の主導権が、自分ではなく相手に移ってしまうのです。

これが、つらいんですよね。

そしてなんとも切なく、続けるだけで疲れることにもなるのです。

だから、「自分で決める恋愛」を行うことが、振り回される恋愛から卒業する唯一の方法なのです。

とはいえ、「自分で決める恋愛」とは、わがままになったり、相手に対して支配的な態度を取ることではありません。

それこそ

「自分が選んだ相手の全てを受け入れて愛する覚悟を持つか」

もしくは

「自分がパートナーと共に過ごしたことに意味と価値がある、その実感を得る覚悟を持つ」

このどちらかを覚悟をする、ということなんですね。

(もちろんこの方法に男女差はありませんよ。男性も振り回される恋愛で悩むならこのような覚悟を持ってみるといいと思います。)

この部分の話はややこしいのでもう少し詳しく解説します。

振り回される恋愛のつらさは「与えていない・愛していない」という感覚から生じている

多く、振り回される恋愛って

「相手の意見や考えに合わせ続けることを愛情の代わりとしている」

そんなケースが少なくないんですね。

もちろん、それも一つの優しさだと言えるかもしれません。

また、「相手の意見や考えを尊重したい」と心から思うのであれば、それは愛情だと言えるでしょう。

ただ、「相手の意見や考えに合わせ続けること」で、何かを期待しているとしたら

(例えば、優しくしてほしい、助けてほしい、自信がない私でも好きでいてほしい、など)

それは心のレベルでは

「愛しているようで、愛していないこと」

と認識されることが多いんです。

どんな人も「パートナーのことが好きだから期待する」のでしょう。

そもそも人は期待する生き物ですし、期待する自分が悪いだなんて思う必要はないのです。

ただ、心のレベルの話をすれば、期待と愛は別物なのです。

よって

相手に何かを期待しながら、相手の意見や考えに合わせている間は

自分から相手を愛しているという状態にならないことが多いんです。

この「相手のことを愛している感覚がないこと」が

「私って愛されるんだろうか?」
「相手は私のことが好きなんだろうか?」

などの不安をつくり、振り回される恋愛のつらさをつくるのです。

期待が強いと「愛されていない」と感じやすくなる

例えば、

愛されていないかも?という疑い
いつか私から気持ちが離れていくのではいう怖れ
相手が私を見ていないような感覚・・・・

これらは実際に相手があなたの方を向いていないときにも感じますが

それよりも「私が相手に与えている・愛している」という実感が感じられないときに感じるものなのです。

要は、自分の意識が相手に与える方向に向いておらず、自分が満たされることを考えているときに生じるものなのです。

このような感覚を感じる理由は「投影の法則(鏡の法則)」にあります。

自分が愛していないなら、相手に愛されるとは思えないように。
本気で相手と向き合っていないなら、相手も本気で向き合っていないと感じるように。

自分が期待ばかりしていると、相手も期待しているだろう。
その期待に応えないと、愛してもらえないだろう。

そう感じるようになるのです。

 

このような状態になると

「好きな人」を好きではあるんだけど、

相手のことを好きでいることに自信がないわけじゃないんだけど

でも、なんとなく愛する自信も愛される自信も感じられなかったり。

自分が相手と関わっていることの意味や価値を感じられなかったり。

相手に愛されたとしても喜べなかったり。

そもそも恋愛自体が楽しくないと思えてきたり・・・。

そんな気分にもなりやすいんですね。

好きな人はできるんだけど、恋愛自体に疑いが入りやすいんです。

だから、さらに「愛してほしい」と期待しちゃうといいますかね・・・。

振り回される恋愛を卒業するために必要なものは「自分の愛を認める覚悟」

ただ、相手につい期待してしまう人が「相手のことを大切に思っていないのか」というと、それは違いますよね。

確かに相手に期待がちであるかもしれませんが

しかし相手のことが好きで、大切に思っていることには違いないでしょう。

そこまで僕が疑うなんてことはできないし、その必要もないことだと思っていますよ。

だから、いくら振り回される恋愛を続けてきたからと言って、自分の愛情や好きという気持ちを疑う必要なんてないんです。

そんな辛く苦しいことはすぐやめてくださいな。

 

振り回される恋愛をやめるには「覚悟」が必要なだけなのです。

私が相手のことを愛していること、好きでいること

その価値をちゃんと自分で認めて感じる覚悟を持つことなのです。

自分の愛を肯定すること、自分の素晴らしい思いを大切に扱うことです。

ここが不足していると「自分の愛や思いの価値を相手の言動に委ねること」になってしまうんです。

これが相手に振り回される理由なのです。

だからこそ

「自分が選んだ相手のすべてを受け入れ愛する覚悟を決める」か

「あなた、私と出会えてよかったでしょ♡と思える自分になる覚悟をする」か

どちらかの覚悟を決めていただきたいとお伝えしているのですね。

「相手のすべてを受け入れる覚悟」とは

もし、目の前にいる人のすべてを受け入れるなら

「私のことを見てくれたら頑張れるのに」「もっと連絡がほしい」といった期待はポイッと躊躇なく捨ててしまいましょう。

そして「私は相手のすべてを受け入れる」と覚悟しましょう。

この方法の場合、

少なくとも「相手が○○であってほしい」と思っているうちは、自分の愛にも疑いを持ち、相手にも疑いを持つことになるのです。

よって、愛している自信、愛されている感じを感じにくくなってしまうのです。

だから、相手のすべてを受け入れると決めてしまうのです。

すると、自分の中に「愛している」「与えている」という実感が湧き出し、自分に対する誇りを感じることだって可能になるのです。

だからこそ、「この人を愛し続けることは無理かも」と思うなら

自分を磨いて高めるか、もしくは、関係を手放すほうがお互いのためになると

自分自身で決められるようになる、というわけです。

「私と出会えてよかったでしょ♡と思える自分になる覚悟をする」とは

一方、「あなた、私と出会えてよかったでしょ♡と思える自分になる覚悟をする」とは

「私が相手のそばにいることの意味や価値を自分で認めること」でもあります。

要は「私って相手の迷惑なんじゃないかと思いながら愛されようとする戦略」をポイっと捨てる覚悟を持つことです。

言い方を変えるなら、私は相手に良い影響を与えているという自覚を持つわけです。

だから、中途半端なことはできませんよね。

相手のことが好きなら、思いきり愛していくことになります。ここで手を抜くと「自分が苦しい」思いをしますからね。

でも、もし自分が相手のためになれない(自分が好きじゃなくなった、相手が私を望まなくなった)としたら。

そこで関係を終わらせるぐらいの覚悟を持つようするのです。

そして、自分が心から愛せる人、自分を心から望んでくれている人にコミットメントすること。

このような覚悟を持てるなら、そばにいるパートナーに

「ねぇ、私と出会えてよかったでしょ♡」

と言えるようになるはずです。

また、たとえ別れることになった人にも

「ねぇ、私と出会えてよかったでしょ♡・私もあなたの側にいて楽しかったわ」

と感謝で終えることもできるようになるでしょう。

振り回される恋愛を卒業したいならば「愛せる」という実感を積み重ねましょう

愛し合う男女

最後になりますが

もしあなたが「振り回される恋愛を卒業したい」と思われるならば

「愛せない」という時間を過ごすべきではないのです。

もっといえば「ちゃんと愛せていない」という経験や実感を積み重ねないことなのです。

ちゃんと愛せているという実感を積み重ねることです。

もっと自分の愛情や存在の価値を大切に見てあげましょう。

きっとあなたは大切な人を幸せにできる、そんな思いや力をお持ちなのです。

それを信じて、そして、それを怖れず大切な人に与えていきましょう。

そして、それでも関係がうまくいかないなら

もう一度「どんな相手をも受け入れる」と覚悟するか。

もしくは「私と一緒にいられてよかったでしょ♡」と思って、次を考えるか。

どちらにしても「私は誰も愛していない」という状態だけは作らないこと。

これが自分に自信をもたらし、大切な人を思い切り愛せる私を感じる方法なのです。

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