恋愛・夫婦の心理学

なかなか連絡が取れない彼。「そっと見守る」と「放置する」の違いって何でしょうか

浅野さんへのメッセージ

つい先日ブログを拝見し、メッセージを送らせて頂きます。

30代後半の彼と1年半ほどお付き合いしています。
仕事上、朝方まで仕事をすることも多く多忙なようで会えても月に数回です。

わたしは社会人になってからお付き合いするのも9歳年上の彼も初めてで、お付き合いしていくなかで彼の仕事は少し理解しているつもりですがやはり会えない日が続くと自分の機嫌をとることが難しくて、寂しくてどうしようもないときもあります。
LINEは毎日していません。会ったときにお話できたらいいと考えているようです。
わたしは会えない分1日1通でもLINEで良いからコミュニケーションがとりたいと思っています。

月の初めに今月はかなり忙しくなるかもしれないと言ってくれていたのですが、今週は会える?と1週間ごとに聞いてみましたが来週以降になってしまうかもと言われてしまいました。
そのうちLINEが返ってくるのも仕事が終わった朝方になっていき、また改めて連絡させてください。と言われてしまいました。
連絡を返すのもしんどい状況だったのかと気づいたのと同時に、わたしが連絡をし続けてしまってうっとうしくなりもしかしたら気持ちが冷めてしまったのではないと不安になってしまいました。

忙しい間は仕事に集中できるようにそっとしてあげるのが良いのかなと連絡を自分からするのを控えることにしました。
そっと見守りたい気持ちでいるのですが、この状況ではそっと見守ることと放置することの違いはなんでしょうか。

ネタ募集ネーム:まりもさん

まりもさん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m

大変おまたせしました。今日はあなたのご質問にお答えしますね。

なるほど、あなたは彼と連絡を取りたい、しかし彼は会った時に話せればいいと思っている、ってことなんですね。

まりもさんがおっしゃる「わたしは会えない分1日1通でもLINEで良いからコミュニケーションがとりたいと思っています」という気持ち、そうですよねー、そりゃそうですよねーなんて風に僕は感じているところです。

が、彼は違うということなんですね。だからあなたも連絡を控えている。

そして今回のご質問は「そっと見守りたい気持ちでいるのですが、この状況ではそっと見守ることと放置することの違いはなんでしょうか。」ですね。

はい、ではお答えしますね。

ちなみにこのような見守るor放置の違いって、これはまさにケースバイケースで見立てが異なるという話でもありますので、読者の皆様も記事を読んで「ヤバい、もっと関わらないと」と焦らないうようにしてくださいませね。(実際、焦ったほうがいい場合もあるのかもしれないけど、焦ると失敗しやすくなりますから、焦らないほうがいいと思うのです。)

「彼を見守る」と「彼を放置する」の違いについて

さて、まず言葉の意味から「見守る」と「放置する」の違いを見ていきましょう。(出典:goo辞書)

  • 「見守る」:無事であるように注意しながら見る。また、なりゆきを気をつけながら見る。
  • 「放置」:かまわずにおくこと。

言葉の意味を調べるだけでも、見守る・放置は全く違うものだということがご理解いただけるのではないでしょうか。

心理的な意味で考えるならば、見守るは「相手に興味を持っている状態」、放置は「相手への興味を切っている状態」と言い換えることができる、と僕は考えています。

つまり、相手を見守っている人は相手のことをちゃんと見ている。

けれど、いわば放置している人は(いくら相手のことが好きでも)自分の気持ちしか見えていない、なんてことが多いのかもしれません。

ちょっと耳が痛い話かもしれませんが、実際に相手と連絡をとっていたり、関わることがあったとしても、自分の考えばかり見ていて、相手がどんな気持ちなのかを想像できないのであれば、これも放置に近いように僕には思えるのです。

だから「なぜか会えば会うほど、どんどん関係が冷めていく」なんてこともありえるのではないか、と。

つまり「会っている・会っていない」「連絡がある・連絡がない」という事実も大切ですが、もし、相手の様子に興味を持っていないなら、そのほうが問題で、お互いがお互いをどのように思っているかが何より重要なことでもあるよね、ということなんです。

どんな気持ちをお互いが理解し合い、分かち合うか、ですね。

そもそも恋愛をしていれば、自分と相手の考え、ペースが違うなんてことはザラに起きますよね。

だからこそ、違いを見て、理解して、どのように相手と関わっていくかを考えてみることは、なかなかいい発想だと僕は思うのです。

その上で、どのように相手の気持ちを大切にしたり、動かそうと考えるか、ですよ。

なお、これは愛によってなされる方がいいことだと僕は考えています。

相手の気持ちを思うように動かしたい、といった動機でおこなったとして、頑張ればできないことはないのでしょうが、自分にデメリットが出てくる可能性も否定できず(相手の気持ちを動かしたとしても、自分が相手を愛していないという罪悪感を感じる)、できれば与える意識を持っていきたいところですよね、なんて僕はお伝えしています。

 

見守るにしても相手と関わったほうがいい場合もありますよ

さて、いくら「相手を見守る」としても、全く何も関わらずそれでも信頼が維持できる関係って少ないと僕は思います。

よほど長年付き合っている友達のような「関わりや信頼の積み重ね」があるならば別になりますけどね。

特に恋愛初期であれば、関わることなしに信頼関係を構築することは難しいものではないでしょうか。

だから「彼があまり連絡してこない人」であったとしても連絡したほうがいいケースはあると僕は考えます。

今回のマリモさんのケースが該当するか別にして、「何も連絡しない」は、信頼関係が未だ醸成されていない(相手のことが好きだと思う気持ちだけでつながっている)段階では、かなりリスクが高いと思います。

逆に、相手が全く連絡をしてこないのであれば、そうなる事情が相手にあるのではないか、と考えたほうがいいとも思います。

たとえ見守るにしてもパートナーは「私(私たち)のことを考えてくれる人」として扱いましょう

この視点でまりもさんのケースを見つめてみると、どうでしょうか。

月の初めに今月はかなり忙しくなるかもしれないと言ってくれていたのですが、今週は会える?と1週間ごとに聞いてみましたが来週以降になってしまうかもと言われてしまいました。
そのうちLINEが返ってくるのも仕事が終わった朝方になっていき、また改めて連絡させてください。と言われてしまいました。
連絡を返すのもしんどい状況だったのかと気づいたのと同時に、わたしが連絡をし続けてしまってうっとうしくなりもしかしたら気持ちが冷めてしまったのではないと不安になってしまいました。

そりゃまりもさんが不安になるお気持ちも分からなくもない、と僕は思うのです。

ただ、もし「見守る」という視点でこの話を考えるならば、「あなたに連絡をできずにいる彼の気持ちをどう考えるか」ではないかな、と思うのです。

彼がなかなか連絡を返せなかったには彼なりの事情があるのでしょう。また、すぐ連絡を返さないのは彼の選択です。

ただ、その部分をあなたが背負ってしまい「嫌われた?」と感じるなら、それはちょいと行き過ぎた発想ではないか?と気づくことも重要です。

もし、そう感じてしまうなら、その事情は理解し癒やされることをオススメしますよ。

この状態は「彼の態度を使って自分を責めている(自分は愛されていないのでは?と思っている)」ということなので、いわば他人の言動を使って自分を責めるという被害者的なスタンスになり、自動的に彼は「あなたを不安にさせる加害者」になってしまいます。

これはできれば避けたいことですよね。

 

また、彼は彼なりにあなたのことを考えているのでしょうが、しかしなかなか連絡ができずにいるとして。

そんな状態を「いい」と思える男性がどれだけいるのでしょうね?

多分、彼自身もNOだと思っているのではないでしょうか。ここに今の彼の心苦しさがあるのではないでしょうか。

かつ、これはちょっと難しい話なのですが、この手の「あまり連絡をしない人」はいわゆる「ひきこもりのパターン」を持っている可能性があります。

ここでの「ひきこもり」とは「怒りの表現」であり、世界は敵、人のことは警戒すべき、といった観念を持っている可能性を示します。

だから、いくら恋人であっても素直に関わってこないし、警戒するし、素直に自分を見せることは少ないのかもしれません。

その根底には「怖れ」があって、愛されないことへの怖れ、自分を知られる怖れ、嫌われる怖れ、不十分だと言われる怖れ、などが存在する可能性があるのです。

が、多くの人はそれを自覚していないでしょう。このような怖れは深層心理下に沈められているものなので気づかないわけですよ。

だからこそ、ここでは「この彼をどう理解してどう関わるか」「どんなあなたを見せるか」「何をどう伝えるか」をお考えになってみてはどうでしょう?と思うのです。

そのためのヒントはこうです。

  • 多くの一般的な男性は「彼は彼なりにあなたのことを考えている」
  • 男は罪悪感の生き物で、何でもかんでも「悪いなぁ」と考えるフシがある。
  • かつ、「そんな気持ち誰も分かってくれないよな(分かってもらいたいと思うこと自体間違いだ)」と思っている。
  • しかし、そんな自分の至らないところも理解してほしいし、愛してほしいと思っているけど、素直に愛してほしいとは言えない人が圧倒的(ま、ほとんどの人がそうなんですけどね・・・)

僕はこのように考えるので、今回の場合に限っては、ここでは「どう関わるか」を考えたほうがいいのではないかなーと思うのです。

言い換えるなら、本当に素晴らしいあなたの本質を表現してみてはいかがでしょうか。

それこそがあなたの本当に表現したいことではないのでしょうか?

だから、あなたが自分の不安ばかり感じるなら、まずあなたが自分らしくいられなくなる、その不安に対処されることをオススメしますし、彼のことを信頼して、あなたが彼のことを誰よりも理解している人である、という気概を持って向き合ってみることをオススメします。

そして、相手の弱い部分を上手に愛してあげてください。

これが上手にできる人は、相手へのお願いも上手にできるようになりますからね。

え?それはなぜかって?

人の弱い部分、困っている部分を上手に受け容れ愛せると、その投影で「人も自分と同じように弱い部分を愛してくれるのだ」という信頼を向けやすくなるからですね。

逆に、自分や人の弱い部分を嫌っていると、まぁ人が自分の弱さを愛してくれるとは思えませんから、隠すか、責めるか、他人の欠点を嫌うことになると思うのです。

 

もちろん今回はブログ上のご質問で、じっくりそのお二人の状況を見ているわけではないので、全てハッキリとしたことを申し上げられるわけではないので、そこは申し訳なく思っているのですが、少なからず僕はこのように考えているという感じでございますm(_ _)m

 

関わることも、様子を見ることも、全て相手を愛するためのもの

ちなみにこれは余談ですが、僕自身、長くカウンセリングをさせていただく中で「この場合は彼と関わらないほうがいい(実際に関わるとデメリットしかない)」と感じるケースもあるのです。

それこそ相手が明確なNo!という意思を突きつけているとき、なんですね。

君とは関わりたくない、と思って怒っている、突っぱねてきている、何も連絡をしてこないときなんです。

この場合は素直に(難しいけど)相手の様子を受け容れて手放す一手だろう、と思うのです。

ただ、この場合は往々にしてそれ以前に何かしら二人が共に過ごすことができなくなるような事情、理由、トラブルなどを抱えていることが多いものですよ。

何も問題がなくてそうなる、ってことはあまりないと思います。

また、彼が「もう放っておいてくれ」と伝えてきたとしても、それが一時的なものであるならば、様子を見ながら関わるほうがいい場合も多いです。

逆に「彼がそう言うから」と関わずにいたら、なぜかより関係がヤバくなるなんてケースもありますからね。

が、このときも、いわば無意識的な放置の状態(自分の気持ちしか見えていない状態)で相手に関わるなら、おそらくあまりいい反応は返ってきません。

「君は好きだ好きだって言ってくれるし、それは嬉しいけど、僕の気持ちは見てくれていないよね」

そう思わせるなら、まぁ関わらないほうがまだマシだってことになってしまう。

かつ、どうやっても関係は前に進まない、って悩ましい事態になるのです。

もちろん、相手も自分しか見えていない場合もありますし、この場合はお互い様だよなーって話になっちゃうのですけどね。

ただ、何より切ないのは「その彼が成熟していて、ちゃんとあなたのことを考え続けていた人だった場合」ですね。

つまり、自分が自分の不安ばかり見つめてしまって、今まで気づかないうちに(悪意なんてなくとも)相手の気持ちを蔑ろにしていた、ってことになります。

こうなると流石にあなたを愛している彼の方が「もういいわ」ってなりますよね。

こんなときこそ、「自分の気持ちしか見えていない状態」をなんとかしたほうがいいのでしょうね。

自分を責めるのではなく、今までの自分と向き合って、その事情を理解して手放すことなんだと思うのです。

そして、見守ることも、関わることも、全て相手を愛する方法の一つ、と学ばれることではないでしょうか。

とはいえ、恋愛中は多くの人の中に「ニーズ(要求)」が出てきてしまうので、ついつい自分中心になってしまうもの。それはある意味、避けられないことでもあると僕は思うのです。

だから、このような状態になったときの上手な自分操縦術や対処法を身に着けておくことこそ、学びになるんじゃないかなぁ、と思っているところなのであります。

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