こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

今回は、突然冷たく突き放してくる彼の心理状態について、少し整理してみたいと思います。

普段は優しいのに、急に距離を置く。
「離れたい」と言い出す。

・・・なんでよ?と思う瞬間かもしれません。

その意図がよくわからないから。

ただ、「この人はそういう人なんだろう」と理解して適切な距離で関わる方もいれば、

そのたびに振り回されてしまう方もいるのかも。

では、今回いただいたご質問です。


いただいたご質問はこちら

浅野さんへの質問

彼は普段優しく大切にしてくれるのですが、突然つめたく突き放してきたり音信不通になったりします。

普段と真逆のことを言ったり、今まで言ったこともなかったことを明らかに因縁をつけているとしか思えないようなことをネタに離れたいなど言い出します。
そのときは言っていることが支離滅裂だとじっくり説き伏せても、ひたすら寄り添っても好転することがありません。

いつもいつのまにか戻っていることが多く、仕事や対人関係など、私以外のことでトラブルがあったときにそのような感じになることが多いような気がします。

今もまた突き放すモードで、何を言ってもマイナスに転びます。
正直とても疲れているのですが、良い時の彼を思い出すと、今はおかしいけど、嵐がすぎさればまたあの人が戻ってくると期待してしまいます。

でも、最近ではこれが一生続くとなると、お互いが与え合える対等なパートナーになるのは厳しいんじゃないかなと悟ってきました。

浅野さんに質問したいのは、こんな彼の心理と、私のやり方次第で、ちゃんとしたパートナーシップを築くことができるようになるのか。
そして、このような関係を続けているのは不毛でしょうか。教えていただきたいです。

ネタ募集ネーム:うさ子さん


突然突き放す男性の心理として考えられること

さて、まずは「突然突き放してくる男性の心理」から。

このような男性の心理として考えられることは、

「自分の内側の不安や、まだ整理しきれていない感情に影響されている」」。

必ずしもそうとは限りませんけど、ある時、急におさえていた感情の影響を受けている可能性はありそうですよね。

もちろん突き放された側は、驚きますし、怖くなることもあると思うのですけど・・・。

万が一、突き放されることで実害があるなら、すぐに身の安全確保をしてください。

では、ここからは、よく見られる「可能性」をいくつか挙げてみます。

どれか一つと決めつける話ではありませんが、参考材料としてどうぞ。

① 不安が高まると関係を切るタイプ

仕事や対人関係でストレスがかかると、
一番近い人との関係まで不安定になる人がいます。

本当は支えが欲しいのに、
弱っている自分を見せるのが苦手で、
先に距離を取ってしまう。

「近づきたい」と「関わるのが怖い」が同時に起きやすいタイプです。

② 罪悪感が強く、近づくと苦しくなるタイプ

優しい人ほど、
「自分は十分に与えられていないのではないか」
という感覚を抱えやすいことがあります。

一緒にいると安心する一方で、
どこかで「こんな自分でいいのか」と苦しくなる。

その苦しさから距離を取る、という動きが出ることもあります。

これは、心の“発達具合の影響”と見るほうがいいのかもしれませんね。
大人でも、親密さとの向き合い方はゆっくり育っていくものです。

③ ストレス転嫁タイプ

外で起きた問題をうまく処理できず、
一番近い人との関係でバランスを取ろうとする人もいます。

無意識のうちに、「安全な相手」にだけ強く出てしまうこともあります。

どこか戦ってしまうようなモードになってしまう感じです。

④ 本気で向き合う準備が整っていないタイプ

優しさはあっても、
安定したパートナーシップを築く準備がまだ整っていない場合もあります。

気持ちはある。
でも継続や責任を引き受ける覚悟が揺らぐ。

その結果、近づいたり離れたりを繰り返してしまうこともあります。

⑤ 親密感の恐れが強いタイプ

人と深くつながることに、どこかで強い緊張を感じる人もいます。

距離が縮まり、安心感が高まるほど、
同時に「失う怖さ」や「傷つく怖さ」も大きくなる。

すると、無意識に距離を取ることで
自分を守ろうとする動きが出ることがあります。

本心では関わりたいのに、
親密になるほど不安が強まる。

こうした“親密感への怖れ”が背景にあるケースも、一定数見られますね。

ちょっと分かりにくい話ではあるんですが。

「私のやり方次第で…」と思ってしまうとき

さて、ここからはご質問にお答えしていきたいと思います。

まず、ご質問の中に、こんな言葉がありました。

私のやり方次第で、ちゃんとしたパートナーシップを築くことができるようになるのか。

なるほど、と思いました。

こういった発想って、愛してあげたい女性の思いの形の一つだと思うんです。

誰かを大切に思うからこそ、関係を良くしたいし、できることを探したくなる。

そこには、うさ子さんの包容力や誠実さも含まれているのだと思います。

ただ、ここで一度だけ、確認のための問いを置かせてください。

恋愛の中で、気づくと「関係を背負う側」になっていませんでした?

私次第で、と考えているときに、相手が不安定になるほど、

  • 自分が整えなきゃ、と思う
  • 自分が頑張れば何とかなる気がする
  • 自分の努力で「戻してあげたい」と感じる

こういう方向に意識が寄っていくことって、あるんですよね。

もちろん、支えること自体が悪いわけではありませんよ。

ただ、背負うところまで行くと、いつのまにか

「あなたが全部を決める立場」に立ってしまいやすくなります。

対等なパートナーシップという観点で見ると、ここは少しだけ立ち止まって眺めたいところかもしれません。

これは「そうに違いない」という話ではなく、

「もしかして、昔からそうやって好きな人のために背負ってきませんでした?」という、

気づきのための問いかけとして置かせてもらいました。

この関係は不毛なの?の判断は・・・

また、ご質問にはこうありますね。

このような関係を続けているのは不毛でしょうか。

おそらくカウンセラー目線で見て不毛だと思うか?ということなんでしょうが・・・

僕の方で白黒で答えを出すのは難しいところです。

テキストベースで書かれたことだけで、不毛ですとも、そうではありませんよ、とも言い切れる材料がないですし、こちらで判断させてもらうことでもない気がします。

もちろんカウンセリングでご相談を受けたなら、じっくりお話を伺ってサポートさせていただきますけど、それでもこちらから答えを提示して押し付けることはないです。

その上での話なんですが、今後のことを考えるうえで、こんな点は参考材料になるかもしれません。

  • 本人に改善しようとする意思があるか
  • 同じパターンが少しずつでも減っているか
  • 落ち着いた対話が成立する時間があるか

逆に、何度話しても同じことが繰り返されて、対話も成立しない場合は、あなた側の消耗が大きくなりやすいかもしれないです。


最後に

こういったケースでは「彼がどうか」よりも、

あなたのエネルギーが減り続けていないか。

そこは大切に確認しておきたいところです。

優しいときの彼を思い出して期待してしまう気持ちも、
疲れてしまう気持ちも、どちらも自然なものですし。

まずは、無理に強くならなくていいので、

自分の気持ち・・・

特に「今後やっていけるか」という気持ちを丁寧に見てあげてくださいね。

実際、私が愛してあげたら・・・、と、でも本当に大丈夫?の間で揺れると思うんです。

そんなときは選べないこと、答えが出ないことで悩むより、自分の本当の願い、求めているものを見ると、少し先が見通せるかもしれませんね。

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ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 個々のご相談を心理学の視点で整理して、明快に言葉にしていくカウンセリングが人気。 キャリア17年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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