恋愛・夫婦の心理学

「私の夢・目標」を優先して彼と別れたけれど後悔が消えない

自分の目標を優先して彼と別れたけれど、その後悔が消えないとき

「彼(彼女)と別れるべきかどうか」「離婚するかどうか」についてのお話を伺うことって稀じゃないんですね。

例えばこんなケース。

彼とは長く付き合っているのですけれど、最近、彼から結婚の話が出ました。

ただ、その話を聞いて私は「別れるしかないのかも」と思っているんです。きっと彼は私が別れを考えていることなんて気づいていないと思います。

彼のことが嫌いになったわけじゃありません。

ただ、私には昔から叶えたい夢があって、彼と結婚したらその夢は叶えられないかもしれず、ずっと悩んでいるんです。

彼と一緒にいたい気持ちもあります。もちろん私が仕事を手放してそばにいようって思えばいいのかもしれません。

私の友達の中にも今の夢を手放して結婚していった人がいますし。

ただ、私はどうしても諦めたくないって思ってしまいます。だから彼に申し訳なくて。

彼、本当にいい人なんです。すごく私を大切にしてくれるんです。だから感謝もしているし、傷つけたくないんです。

私はどうしたらいいんでしょう。

どうしても自分では整理できなくて、一度相談させてもらいたいなって思ったんです。

このケースはまだ別れる前のご相談ですけどね。

例えば、

「自分の目標は譲れないと思って別れてみたけれど、あとですごく後悔して。ずっと泣いてて、今は復縁したくて仕方がないけど、そんな虫のいい話ってないですよね」

みたいなお話も伺いますしね。

しかし、なぜかこういったご相談で登場する彼って「いい人」なんですよね〜。優しい、私の気持ちに寄り添ってくれる、なんていい人が多い。僕も未だにその理由を解明できていませんが、ほぼほぼそうなんですよ。

だから悩むってお気持ち、僕も分かる気がしますしね。

なかなか「どの選択が最善か」と決められないこともあるって思うんですよね。

特に「自分の幸せ、やりたいことも大切」「でも好きな人と人生をともに歩みたい」といった気持ちが反発しあって、うまく整理できないから悩むとなかなか答えが見つからないのかもしれません。

もちろん、自分が幸せになることも超重要なことですし、大切な人を幸せにしてあげたいと思う気持ちも超重要です。

ただ、一つ言えることは、「考え方が偏った状態で出した結論」って後悔につながりやすいものかもしれないってことです。

少なからず僕はそういったケースとたくさん向き合わせていただいてきたのですよね。

以前はこういったお悩みって男性から伺うことが多かったんですけど、今は女性の皆さんからも伺うことが増えておりますよ。

そんなときの考え方のヒントになればと思い、少しコラムにまとめてみます。

よろしければどうぞ。

別れるかどうか悩む&別れた後悔が消えない理由

まぁ自分の人生って、まず自分のものですよね、当たり前ですけど。

だから「自分がどんな未来を望んているのか」ってすごく重要なこと。そう簡単に妥協するようなものでもないはずですね。

ただ、気が付かないうちに「自分の価値観」に偏って恋愛をしていると、なぜか不安が募ったり、葛藤を抱える恋愛になりがちです。

その理由は「一人で恋愛していたから」かもしれないですね。

言い換えるなら、相手の存在が不在だったのかも。

それゆえに愛情ってなかなか受け取れずにいたのかもしれません。

 

そもそも自分の夢や目標を優先しているから幸せになれないわけじゃない、と僕は考えています。

実際にパートナーに夢や目標を応援され、受け取りながら幸せになっている方はいます。

これは「自分の夢や目標」が問題なのではないのです。

そもそも「相手の愛情を受け取れない心理状態になっていた」ということが悩みを作っているのではないかな、と僕は考えています。

その理由を隠すために「自分の夢や目標があるから選べない」という考えが「問題が生じる原因」として使われているだけ、ってケースが多いのです。

 

この状態を僕が学ぶ心理学では「自立が強い状態」と呼びます。

こうなると、たとえ相手に愛されていても「不安」を強く感じやすくなります。大切な人と一緒にいても、心からつながれないし安心できないんですよ。

だから「私達ってこのままやっていけるのかなぁ」と考えはじめる人って少なくないようなんですね。いわば「私たち、価値観が合わないよね」ってなるんですけど、冷静に考えてみると「そりゃ当然」なのです、他人ですからね〜。

自分の気持ちも大切にしつつ、かつ、お互いに相手の気持ちを考えて歩み寄って「二人の価値観を共有すること」が幸せを実感するための大きなポイントです。

例えば、お互いの趣味、やりたいこと、過ごしたい時間、こう有りたい未来などを共有し、お互いに「そうなんだね、で、二人でどうしていく?」と創造していくことに喜びがあるんです。

が、どうしても自立が強く、人の愛を受け取れなくなっていると、ここがうまくいかなくなるのです。

 

自立が強い人の発想とその特徴

そもそも自立が強い人って、物事の考え方が「シーソー的」なのです。

あっちを立てればこっちが立たず、という発想。いわば、自分の夢や目標を優先すれば相手が犠牲になり、自分が諦めれば相手が満たされる、と考えがちといいますか。

こうなるとどちらかが勝ち、どちらかが負けるってことになるわけですよ。

すなわち、「私が彼を取ったら、私は夢や目標を捨てることになる=負けると感じる」ってことです。

どこか自分を犠牲にするような、幸せを諦めるような感覚、やりたいことを手放さなきゃいけないような感覚がするんです。

もちろんそれでも「彼を選ぼう」と思われていた方も少なくないんですよ。

彼が十分に愛してくれて、受け止めてくれているならね。

でも、あなたが「私は今、こんなことで悩んでいるんだ」と言わない限り(悩みを隠している限り)、彼はあなたの悩みや不安、苦しみに気づかないし、寄り添えませんよね。

この「自分だけ苦しい思いを抱えている状態」でい続けることが苦しいわけですよね。人によっては疲れ果てて燃え尽きてしまいます。彼といてもどんどん悲しくなるだけかもしれないですしね。

だから、別れるしか道はないって思い込んじゃうのかもしれません。すごくいい彼なんだけどね。

そう思えば「今更私の気持ちを彼に伝えても彼を傷つけるだけ」と感じますから、素直な気持ちを言い出せなくなっちゃうわけですよね。

実はこの時点で、相手は「私と幸せを共有できず、私のプロセスを邪魔をする人(加害者)」になっていることにお気づきでしょうか。

あなたを愛する人にはなっていないのです。あなたを傷つける人になっているのです。

ただ、この事実ってなかなか気づけないものかもしれません。

だってねぇ、相手のことを悪く思いたいわけではないでしょうから。

だから「彼は悪くない・彼を傷つけたくない」と否定するのですけど、なかなかその感覚は消えないものかもしれません。

そのように深層心理で感じているなら、なかなかその感覚は否定しても消えてくれないのです。

また、その投影として、「私は彼の幸せやプロセスを邪魔をする人ではないか」という疑いも生じやすいわけですよ。

だから「私がいても彼は幸せになれないんじゃないか」と感じてしまうのです。

いわば「針のむしろ」のような感じになっちゃうわけですけど、ここで感じているのは「罪悪感」です。

このような罪悪感を感じていると、たとえまだ相手のことが好きであっても「私が一緒にいても意味がない」という思いのほうが勝ってしまうわけです。

「好き・愛」<「罪悪感」の構図ですね。

「好き・愛」という気持ちより「罪悪感」のほうが強く感じる感情なので、どうしても別れるかどうか?と悩んでいる間は、こう感じやすいのです。

こうなると、お互いの間にあったつながりや信頼、安らげる感覚は失われ、心は緊張状態や競争状態に突入していきます。

どんどんそばにいるだけで疲れ果てていくんですね。

だから、実は自分が罪悪感を選んでいると気づかないまま、「今のままいても昔のように安らげないし相手のことを信じられない。だから、まだ好きだけど別れたほうがいい」って決断しちゃう人も少なくないのかな、とも思いますよ。

 

なぜ別れたあとで後悔するのか

これはめちゃめちゃ切ない話なのですけどね。

実は「別れの決断の材料が愛ではなく罪悪感だった」ことに気づくのは「別れたあと」なんです。

いわば、別れた途端、加害者意識(罪悪感)から不要になり解放されますから、「好き・愛情」が残るんですよね。

その結果、「別れるんじゃなかった」「やっぱり好きだ・・・」と後悔し、復縁をしたくなる気持ちが抑えられなくなることもあるでしょう。

ただ、そのときの「罪悪感の声」ってのはかなり巧妙でしてねぇ。

別れるまでは「私がそばにいても彼は幸せになれないんじゃ」と自分に語りかけている。

しかし、別れた途端に「あー別れちゃったね、本当に良かったの?あんなに分かってくれない人いないよ?彼のことあんなに傷つけてひどくない?」って語りかけてくる。

どこまでいっても「自分を幸せにしない感覚・発想」を提供してくれるのが罪悪感なんですな。

つまり、できるだけ早い段階で「実は自分が(加害者意識)罪悪感から二人の関係を見ている」と気づかないと、後悔しやすいよってことなんです。

言い換えるなら、もし自分の夢や目標を優先して別れを選択するにしても、全てを「愛の視点」から選んでいれば、こんな切ないことはあまり起きないのです。

また、愛の視点があれば、もちろん彼との話し合いは必要ですけど、自分の夢や目標と、彼との幸せも両方得られるって可能性が見えてくるのですよ。

 

愛の視点を使って考えるとどうなるか

さて、ここからは「おまけ」なんですけどね。

よくこのような葛藤や後悔のお話を伺うと

「私がもっと彼のことを好きでいられればいいのかもしれませんし、努力が足りないのかもしれません」だとか「私が彼に分かってほしいとばかり思っているのがいけないんでしょうね」といったお声を伺います。

いわば、私の努力や愛が足りないって言いたいのかもしれませんし、実際そういった情報が少なからず目にするのかもしれませんね。

が、この考え方ってかなりバランスが取れていないよな、と僕は考えています。

確かに自分から愛するってことは大切なことですよ。

ただ、そもそも自分に努力が足りないとか、愛せていないとか、彼に悪いから愛するって、それは愛じゃなく埋め合わせでしょ?

そのように自分を罰している時点で「罪悪感を感じていることが確定している」わけです。この状態でなにか選択すると後悔する可能性が極めて高い、って話を先に書いたわけです。

ここでは「自分を愛してくれる人」について考えてみるといいですよ。

すると、きっと分かるはずです。

実は自分が「彼の気持ちに応えられない」と思いこんでいることに。

彼を愛してあげられずに苦しんでいるのは私なのです。

まずここがポイント。

私が自分の夢や目標を優先していることで、彼のことを愛してあげられないと思いこんでいるのです。

これは私の「弱さ」です。ここを誰にも見せないように隠そうとするから「別れるしかない」と考えるってわけです。

 

ただ、僕たちの世界にはこんな格言があります。

「自分の愛も力も全て尽き果てたとき、パートナーに差し出せるものは「弱さ」である」

「弱さをパートナーへのギフトにする」ってことです。

例えば、自分が大病になり、相手のために何もできなくなったとしたら、どうしたらいいのか。

そんな自分を許せず責めたくなるき持ちはわかりますよ。でも結局は「パートナーを信じる」意外に選択肢はないと思いません?それ以外にできることなんてあるんでしょうか?

でも、それって最大のパートナーへの信頼じゃないでしょうか。

つまり、誰かとパートナーシップを結ぶ、絆を結ぶってことはそういうことを意味するのです。

何もできなくったってできることはある、ってことです。

あなたの弱さこそ「彼の強さ」だから、そこを彼に委ねるんです。

ちょー怖いけど、きっとそれが答えです。

「私はあなたと一緒にいたい。けれど自分の夢も捨てられない。それぐらい私はあなたのことが好きでずっと愛したいんです。どうかこんな自分を愛してください。」って。

こんな事を好きな人から言われたら、多くの男性はグッと来るのではないでしょうか?「もういいって、一人で悩まないで」「一緒に頑張っていこう」って思う人が多いはずですよ。

まぁ確かに悩む彼がいても不思議ではないけど、「そりゃ君のわがままだよ」って突っぱねてくる人はちょっとね・・・。

それぐらい彼を「私を愛する人」にできますか?

それぐらい彼を信じられますか?

それぐらい自分は愛されるにふさわしいって感じられますか?

そんな問いがあなたにやってきている感じですね。

それができるなら、たとえ別れるにしても「お互いの幸せを祈れる関係」になり、手放しも容易になりますよね。いつまでも、二人がどこにいても応援しあえる二人になれませんか?

 

もし、これぐらい自分の気持ちに素直になれたら、このとき気づくでしょう。

今までの自分が、いかに彼のことを愛さないように、好きにならないように、嫌いになるように努力していたか、に。

だから、自分から彼を遠ざけて、距離をおいて、苦しい気持ちを選び続けていたかに。

ここでまた「私が悪い、ダメ」といった罪悪感を選択すると「私は愛されるにふさわしくない」って感覚が生じるので、「自分は愛されてはいけない」って感覚がやってきます。

だから、彼よりも自分の夢や目標を優先したくなってる私が悪いだの、ワガママだの、そういった話になっちゃう。

こうなるから、私が我慢するか、彼が傷つくか、私がわがままか、って発想に支配される。

この前提で全ての物事を解釈しちゃうから「別れるしかない」と思うし、後で後悔するんです。

そんなこと話し合っても誰も喜ばないし、救われないって気づいてね、と切に願っています。

そういったネガティブな気持ちは信頼できる友達やカウンセラーのところに持っていくほうがいいかのな、って僕は思うんですけどね。

どこか一人で悩まれて結論を出すのではなく、このような感覚を受け取ってから、これからのことを考えてみてはいかがですか、って話なんです。

 

ここでのポイントは「私は彼のためにならない、愛せていない」という罪悪感で物事を考えない自分になることです。

つまり「自分を変える」のです。

そもそも自分ってものは基本そのままでいいんですけど、この罪悪感の罠にハマっているときは意識を切り替える必要がありますよ。

このような罪悪感を強く感じている時期に「私は自分のままでいい」と自分を肯定すると、罪悪感を感じないように行動し始めることが圧倒的に多いので、一人で居続けたり、深く愛し合えない恋愛ばかり重ねることになるので要注意です。

つまり、自分の罪悪感、自分に出ている罰が止まるわけじゃないって罠が残っているんです。だから、こういった感覚を抱えたまま別れを経験すると、次の恋愛で問題が待っていたり、なぜか不倫や浮気関係を持つようになる可能性があります。

(だから過去の恋愛にまつわる感情やイメージを整理することが、未来の幸せにつながるってことなのですが。)

それもこれも深層心理レベルで「私は愛する人を信じなかったし、愛しきれなかった」という罪悪感が色濃く残るからなのです。

 

大切なことは、「今まであなたが彼を愛したこと」「自分の人生に責任を持って生きてきたこと」そこを信じ切って、私は罪悪感にふさわしくないと突き抜けること。

「私は彼のギフト、彼は私のギフト」と信じること。

「彼は私を愛したいのだ」と信じること。

それでも何度も罪悪感が「でも、でも」って気持ちを引き戻してくるけど、そこで前に出ること。それが信じられないときに、応援団として僕というカウンセラーは存在するぐらいなのでね。

確かにこの方法が100%うまくいく答えではないけれど、少なくとも自分自身が彼を愛し、かつ、自分を信じることになるので、「私は彼に迷惑なんだ」と感じつづけるより相当メリットのある方法なんです。

自分を罰して何もせずに後悔するぐらいなら、自分を信じて、彼の愛情も信じて、飛び込んでみたほうがきっと後悔はないはずです。

自分の価値や、相手の愛情を拒絶したままでいると、確実に後で「後悔」するって思ってみてください。まぁその後悔もまた学びになるとも言えますが、不要な後悔はしない方がいいと思いますしね。わざわざ傷つく必要もないでしょうし。

まぁ、そのあたりの葛藤を上手に扱って自分を信じてみたいならカウンセリングにでもどうぞ、ってことなのですけど。

んー、今日の話は分かりにくいかな、感覚的なので。

そう考えると、このような「パートナーと本当につながれるかどうか」という場合は

自分が「してもらう」ことばかり考えていなかったか?
彼が「他人である」ことを忘れていなかったか?

といった話はぶっちゃけどうでもいいんです。

いちいち罪悪感を膨らませてどうする?って話ですよ。

そんな事を考えなくても、あなたは十分に愛を持っていて、愛される価値のある人なのです。

そもそも考え方の前提が違いに気づいてみていただきたいなって思います。

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