しっかりしている女性はモテない?|“信頼されるのに選ばれない”理由と恋愛心理
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日は「しっかりしている女性と恋愛」についての話です。
友人や職場の同僚から、
「ほんと、しっかりしてるよね」
「努力家だよね」
「ちゃんと自分を持ってるよね」
なんて言われる。
仕事では信頼されるし、友達から相談されることも多い。
なのに恋愛になると、
「私、そんなにうまくいってないんですけどね・・・」
となる。
このようなお話、カウンセリングでもよくうかがいます。
最初は彼から大切にされていたはずなのに、いつの間にか自分ばかり頑張っている、とか。
周囲から見れば十分魅力的なのに、本人にはあまりその実感がない、とか。
で、こう思うわけです。
「しっかりしている女性って、恋愛ではモテないんでしょうか?」
これ、「真面目な私は魅力的じゃない?」という疑問に匹敵するような話でもあるんですよ。
僕の見解では、「しっかりしている女性がモテない」と考える根拠ってあまりないよね、と思っています。
むしろ、しっかりしている女性には、長く人と関係を築いていくうえで大きな強みがあります。
ただ、その「しっかりできる力」を、恋愛の中でどう使っているのか?
僕はこちらの方が気になることが多いですね。
Index
そもそも「しっかりしている」とは何だろう
さて、そもそも「しっかり者」とはどんな人のことを言うのでしょうか。
まず、「しっかり者」という言葉を国語辞書で調べると、
「考え方が堅実で意志が強い人」と出てきます。(出典:Webilo辞書)
この定義を心理的に解釈すると、
「自分の意志と価値観を持ち、それに従い、自分で意思決定し、誠実に生きることができる自立した人」
と言えます。
一般に「しっかり者」と呼ばれる人には、
- 自分で考えて決められる
- 責任を持って行動できる
- 相手の立場も考えられる
- 簡単には投げ出さない
- 人から信頼されやすい
といった特徴が見られることが多いですよね。
心理学の言葉でいう自己効力感〜「自分ならある程度やれる」と感じられる感覚〜が高い人もいるでしょう。
ただし、
物事をきちんとこなせることと、自分自身を肯定的に受け止められることは、同じではないんです。
仕事では自信がある。人からも頼られている。
でも恋愛になると、「私がそばにいて、本当にこの人は幸せなのかな」と急に自信がなくなる。
そんなことは十分にありえるわけです。
だから、「しっかりしているんだから恋愛でも大丈夫でしょう」とも言い切れる話でもないのです。
しっかりしている女性が恋愛で持っている強み
ここまで読むと、
「しっかりしていることって、恋愛では損なんですか?」
と思われる方もいるかもしれません。
僕は、むしろ逆だと思っています。
しっかりしている女性には、恋愛や夫婦関係を長く育てていくうえで、かなり大きな強みがあります。
好きな人との関係を、きちんと大切にできる
しっかりしている女性は、恋愛でも「その場が楽しければいい」というより、相手との関係そのものを大切にする人が多いように思います。
約束を守る。
相手の事情も考える。
何か問題が起きても、すぐに投げ出さず「じゃあ、どうしようか」と考える。
もちろん誰にでも当てはまる話ではありませんが、こういう誠実さは、長く関係を築いていくうえではかなり大きな力です。
「一緒にいると安心する」
と言われやすいのも、このあたりが理由なのかもしれませんね。
一度好きになると、かなり一途になりやすい
勢いだけで恋に飛び込むというより、相手をよく見てから好きになる。
でも、一度「この人」と決めると、簡単には気持ちを投げ出さない。
そんな恋愛のスタイルを持つ人も少なくないんですよね。
- 好きな人を大切にしたい。
- 関係をちゃんと育てたい。
- 相手が困っていれば、できることはしてあげたい。
このあたりは、しっかりしている女性の愛情の深さでもあると僕は思うんです。
相手の考えや価値観を尊重できる
自分の意見は持っている。
でも、「私が正しいから合わせて」と押し切るのではなく、相手の考えも聞こうとする。
違いがあれば、
「じゃあ、二人ではどうしていこうか」
と考える。
これは恋愛では、かなり頼もしい力です。
相手から見れば、単に優しいだけではなく、話し合える人、信頼できる人として映りやすいと思います。
相手を支える力がある
しっかりしている女性は、人から頼られたり、甘えられたりしたときに、自然と応えられる人も多いですよね。
仕事でも、友人関係でも、恋愛でも、
「まあ、私がやった方が早いか」
なんて引き受けてしまう。
相手が喜ぶと、自分も嬉しい。
その力は、かなり大きな長所です。
ただですね。
ここから先が、僕はちょっと気になる場合があるんですよ。
相手を支えることができる人ほど、気づかないうちに、恋愛の中でも「自分が支える側」に立ち続けることがある。
すると、最初はうまくいっていた関係でも、だんだん
「あれ? 私ばっかり頑張ってない?」
となることがあるんですよ。
・・・ここから、少し話が変わってきます。
気づいたら、いつも支える人になっている
たとえば、こんな女性がいたとします。
仕事ではかなり頼られる。
友人から相談されることも多くて、「〇〇ちゃんに聞けば大丈夫」なんて言われる。
本人としては、「いやいや、私だってそんな大したことないんですけど」と思っているんですけどね。
恋愛でも最初は、「しっかりしていて安心する」「一緒にいると落ち着く」と言われる。
ここまではいい。全く問題なんてない。
・・・ただ、付き合いが長くなってくると。
デートの予定を決めるのも私。
旅行の段取りを考えるのも私。
二人の空気がおかしくなったら、「ちょっと話さない?」と切り出すのも私。
彼が仕事で疲れていれば、「今はそっとしておいた方がいいかな」と考えるのも私。
・・・気づけば、恋愛関係の管理業務を担ってる感じ。
で、これがまた、なぜか似合うし、難なくできちゃうんですよね(^^;
相手のことも考えられる。関係が悪くならないようにも動ける。
でも、あるときふっと、「私って何?」という疑問が浮かぶ。
*
ただ、僕はこういう話を聞いて、「しっかりしているからいけないんですよ」とは思わないんです。
むしろ、そこまで関係を大切にできる人なんだなと見ているんです。
ただ、少し気になることがないわけでもないんですよ。
それこそ、
いつから、恋愛の中でも「管理業務を担う側」に立つようになったんだろう?
という部分が気になるんですね。
しっかり者の恋愛パターンでは、ここに注目
そもそも、しっかりしていること自体を変える必要はないんですよ。
その人の能力であり、適性でもあるわけですからねぇ。
僕が気になるのは、
自分の能力を発揮するときの、対人関係でのポジショニングです。
恋愛関係・人間関係の調整を行う私。
相手を理解するのも私。
困ったときに踏ん張るのも私。
・・・そう思うことが悪いわけでもなんでもない。
ただ、恋愛を含めて、日常の中でも同じなんですけど
あなたのそばにいる人は、あなたにとってどんな立ち位置に立つことになるんだろうね?
という部分が気になるわけです。
あなたが常に支える人であるならば、相手はどんな人になる?というね。
ここが固定化されていると、しっかりものさんは恋愛でも人間関係でも、めっちゃ疲れますよ。
いわゆる「人の好意を受け取る側」には、なかなか立てなくなりますからね。
「頼っていいよ」と言われると、なぜか困る
もう一つ、こんなこともあります。
本当は、愛されたい。たまには誰かに任せたい。
「今日は僕がやるよ」なんて言ってもらえたら、嬉しい。
・・・いつもそう思っていたはず。夢見ていたはず。
ところが、「大丈夫?何か手伝おうか」と言われた瞬間、口から出る言葉はいつもこれ。
「ううん、大丈夫」
・・・重い荷物を持ってもらおうとしても、「これくらい持てるから」と言う。
仕事で大変だった日のことを聞かれても、「まあ、いろいろあったけど大丈夫」で会話終了。
で、あとになって、「もう少し気にかけてくれてもいいのに」と思っていたりする(笑)。
・・・相手からすると、まあ、分かりにくいですよね。
でも本人は、愛されたくないわけではない。
むしろ愛されたいし、相手への愛情だってちゃんと感じている。
ただ、自分が受け取る側に回った瞬間に、なぜか少し落ち着かなくなる。
・・・そんなケースを僕は散々見てきましたけどね。
ちなみに、この手のお話をうかがいながら僕が気にしていることは、ここ。
「なぜ頼れないの?」ではなく、頼ろうとした瞬間、その人の心の中では、何が起きているのか?
「愛されること」に慣れていない場合もある
しっかりしてきた背景には、その人なりの事情があります。
自分がちゃんとしていた方が周りが困らなかった。
誰かを支えたかった。
人に迷惑をかけたくなかった。
そんな経験の中で、「自分は与える側にいた方が落ち着く」という感覚を身につけている場合もありますよ。
すると、
優しくされる。
頼っていいと言われる。
何もしなくても大切にされる。
そんな場面の方が、むしろ居心地悪く感じられることがあるんです。
だから恋愛のテーマは、「もっと相手を愛しましょう」ではなく、
「自分が受け取る立ち位置にも入れるだろうか」
になってくるケースが多いんです。
今までの自分のあり方を否定する必要はないんです。
ただ、自分だけが関係を支えなくてもいいわけです。
いわば「支え合い」って感じなんですが、そこがテーマになっている人も少なくないようですよ。
「しっかりしているから選ばれない」のではない
さて、しっかりしている方が何故か強く思い込んでいる
「信頼されるけど、女として見られないし、選ばれない」
という気持ちについても、もう少し丁寧に扱っておきますよ。
しっかりしているから、隙がない、愛されない、誰も必要としていないように見える・・・。
これ、他人から言われたら「余計なお世話」でしかない話ですよね(^^;
ただ、僕はここも少し慎重に見たいと考えているんですよねぇ。
そもそも「しっかりしているから魅力がない」という話は、いわば都市伝説程度の信頼度しかないわけですよ。
ただ、
「いつも困っていないように見えるから、近づきがたい」
「一人でも大丈夫そうに見えるので、こっちが好きになって近づいても跳ね除けられそう」
「こちらが入る余地がなさそうに見える」
・・・いわば「防御力最強」っぽく見えることはあるかもしれません(^^;
つまり、魅力がないのではなく、相手が関われる可能性が見えづらい。
そんな場合もある、ということです。
これなら話は少し変わってくる、と思いません?
大切なのは「与える人」から変わることではない
しっかりしている女性ほど、
「もっと甘えなきゃ」「隙を見せなきゃ」「かわいげを出さなきゃ」
と考えがちなんですよね。
それも分からなくもないんですが、・・・無理にやっても疲れませんかねぇ?
僕のカウンセリングでは、しっかりしている自分をやめる必要はないという方針を立てることが多いですよ。
むしろ、それは「ちゃんと愛せる」「ちゃんと考えられる」「関係を大切にできる」という力なので、そのままでいい。
そのうえで、
相手に自分のことを委ねたときに、どんな心の反応が起きるのか?
自分の気持ちや望みなどを、普段からどう扱っているのか?(自分だけで叶えようとしていないか)
普段はなかなか気づきにくい心理を、どう扱うのか?
ここが、ポイントになる事が多いんですよ。
*
少しだけ突っ込んだ話を書くとしたら・・・
相手に自分を委ねる、という状況になると、普段はあまり意識していない不安や恥が、急に強く出てくる人もいるんですね。
「・・・私、どどど、どうなっちゃうんだろう」
「相手に委ねるってなんかすごく不安だし、怖いんだけど・・・」
「えー、そんなことしていいの?」
みたいに思う感じ。
実は、普段はかなりしっかりしているのに、恋愛になった途端、相手の影響をものすごく受ける人もいるんです。
ただ、普段の仕事や人間関係では、ここまで誰かに自分を委ねる場面って、そう多くないんですよね(^^;
だから、この文章を読んでいる今は、「へぇ、そんなことあるんだ」くらいで終わるかもしれません。
・・・ねぇ、防御力最強でしょう?(笑)
しかし、実際にパートナーさんができると、心が揺れてしまってしょうがなくなる(^^;
なので、カウンセリングの中で、あえてその状況をイメージして、そこで感じる反応を少しずつ整える、なんてご提案をすることもあるぐらいですよ。
最後に|しっかり者女性が選びたい相手
しっかりしている女性に合いやすいのは、その誠実さに寄りかかるだけではなく、自分も関係を担うことができる人なんでしょうね。
話し合う。
自分の選択に責任を持つ。
必要なときには相手を支える。
愛情を受け取るだけではなく、返していく。
そんな人です。
頭では、「そういう人を選べばいい」と分かっていても、なぜか毎回、自分ばかりが頑張る関係を無意識に選んでしまう。
そんな人も少なくないんじゃないでしょうか?
もしそんなことがあるなら、「あぁ、私って男を見る目がないんだわ」と結論づける前に、
恋愛の中で、自分はいつもどんな立ち位置に入っているんだろう?
と見てみてもいいと思います。
しっかりしていることは、恋愛の邪魔ではありません。
ただ、その能力を、自分だけが頑張るために使うのか。
それとも、二人で関係をつくるために使うのか。
そこが変わると、同じ「しっかりしている自分」のままでも、恋愛の感じ方は少し変わってくるのかもしれませんね。
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「あーもう!なんでうまくいかないの!」
恋愛って、たまに人を普通じゃなくしますよね・・・。
「あーもうダメだ。どうにかなっちゃいそう」ってなること、ありませんか。
上手くやっていきたいだけなのに・・・。
まあ、好きな人が相手なら、そりゃ心も動きます。
こういうとき、「どうしたらうまくいく?」と同じぐらい、
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