日常に使える心理学

自分を許すと人の気持ちを理解しやすくなる、という話

自分を許すと人の気持ちを理解しやすくなる

「自分を許すと人の気持ちを理解したり、相手の真意をキャッチしやすくなりますよ」

「自分を許したり認めた分だけ、人の好意を実感しやすくなりますよ」

そんな話を聞いたことはありません?

確かに、自分を認めたり、理解したり、許すと、いい意味で人の気持ちをキャッチしやすくなることが多いんです。

逆に、自分を認めない姿勢を続けたり、許せずにいると、人の気持ちがよくわからなくなることが増えます。

とかく「私って愛されてるんだかどうだか?」「私は本当に相手のためになっているんでしょうか?」といった疑問を持たれている方には、知っておいていただきたい話でもありますね。

自分を許すと人の気持ちを理解しやすくなる理由

自分を許していたり、認めていると「自分を認める」という感覚がわかるようになるんですね。

すると、人からの承認や行為を「人が私を認めている」という感覚でキャッチしやすくなることがあるわけです。

僕たちは自分自身に向けている意識を使って、他者の言動に反応することがあります。

自分に向けた意識、解釈、イメージなどで、他人の意識や他人の言動の意味を解釈することも少なくないものです。

例えば

自分にOKを出している場合、たとえミスをしても人のフォローを応援だと思いやすくなるものです。

が、自分にNGを出していると、人のフォローまでもダメ出しのように感じやすくなるんですね。

つまり、自分に許しや承認を向けていれば、他人からそれを向けられたときに、同じように解釈しやすくなるんですよね。

僕たちはとかく落ち込んでいたり、自分を(一時的にでも)よく思えなかったり、自分の中にある何かを許していないときに、人から好意を向けられたり承認されると、つい悪気なく疑ってしまうことってないでしょうか?

それって本当に褒めてる?嫌味じゃないの?と言ったふうに。

自分を褒める・認めることには意味も価値もある

そう考えると、自分を褒める、認めることには意味も価値もあると僕は考えます。

特に自分にて厳しい評価を与えている人、今の自分がなかなか好きではないと思える人にとっては。

とはいえ、自分の課題を見つけて克服することや、自分をよく思えないことにも意味があると思うのです。

全く自分を顧みない、ネガティヴに捉えないこともまた問題になるものだと思いますから。

要は、バランスなんだと思うんですね。

僕たちがより良い自分に変化することは、自分にないものを身につける・学ぶ・得るという要素が含まれているものでしょう。

ただ、自分にないものばかりを見ていても、今の自分を肯定的に捉えられるわけじゃないんです。

こう、根本的に「自分は自分として価値があるよな」と思えていることも大切なことといいますか。

だから、ないものばかりを見るのではなく、今の自分を肯定的に捉えておく習慣が会ってもいいとぼくは考えるのです。

それは結果的に「人の好意・応援などの気持ちを尊重できる自分」になることに近いと思うのです。

だから、自分を許すと人の気持ちを理解しやすくなるのです。

とかくご自分に厳しい目を向けている方には、結構オススメすることでもあるんですよね。

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