苦手な同僚に疲れる…「会社で苦手な人」と距離を取る具体策(対人心理で整理)
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
職場に「苦手な同僚」「苦手な人」がいると、
仕事そのものよりも人間関係で消耗してしまうことがあるようですよ。
- 見下すような言い方をされる
- 距離を取ると責められる/詰められる
- こちらが悪いのかも…と考え始めてしまう
- 関わりたくないのに、なぜか近づいてくる
なんとも悩ましい話ですよね。
そこで、この記事では「相手を変える方法」ではなく、
自分の心身を守りながら、仕事を成立させるための対処を整理します。
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浅野さん
いつもありがとうございます!
私は感受性や感性が敏感な方から、純粋性が特性でもありそこが長所になる反面、そこを利用してくる人もいるからと言われたことがあるんですが
私を見下す態度で横柄にコントロールしてくる人(そんな気がする)が近くにいて、距離を取るため一歩退いていたら
なぜ距離をとるのか
あなたの仕事は他者に負担をかけていないのか?
人からワガママな人だと思われてもいいのか
などさんざん言われました。
なんでこの人、私にこんな嫌な態度を平気でするのでしょうか。
おそらく自部署の方たちにはこういった態度は取らないです。
彼女は自分が一人でいたくないから一人にしないでという意味もあるんでしょうが
わたしは一歩退いていたいのです。
関わりたくないのです。
利用されてる気がして嫌なのです 。
仕事や自部署の方たちはみないい方で本当にありがたいのです。
相手の意図がみえて離れていたいのですが、対処の仕方などありましたらご意見お聞かせください。
ネタ募集ネーム:ガーデニアさん
まず確認:その人が「苦手」でも、あなたが悪いとは限らない
職場の苦手な人に会うと、つい
- 「私が未熟なのかな」
- 「私の態度が悪かった?」
- 「ちゃんと対応できない私がダメ?」
と考えてしまう方も多いのですが、相手の言動が“圧”や“支配”に寄っている場合、あなたの努力だけで改善しないことがあります。
まずは「苦手」=自分のせい、に即結びつけないことが大切です。
苦手な同僚が使いがちな「コントロール」の形(対人心理)
あなたの文章から読み取れるのは、
典型的には「不安を刺激して動かす」タイプのコントロールです。
たとえば、距離を取ったあなたに対して、
- 「なぜ距離を取るの?」
- 「あなたの仕事は負担をかけてないの?」
- 「わがままだと思われてもいいの?」
こう言ってくるのは、あなたの罪悪感・不安・評価への恐れを押して、相手の望む位置に戻させるための言い方になりやすいんですね。
ここで重要なのは、これは「正しい指導」や「建設的なフィードバック」とは違い、相手の不安(支配したい気持ち)を処理するための言い方になっている可能性がある、という点です。
なぜ「自部署にはやらない」のに、あなたには強く出るのか?
これもよくあります。
人は、
- 反論されにくい相手
- 気を遣ってくれる相手
- 罪悪感を引き出しやすい相手
に対して、強めの言い方をしてしまうことがあります(本人は無自覚なこともあります)。
つまり、あなたが「ちゃんとしている」「周りを傷つけたくない」タイプであるほど、相手は押せば動くと学習しやすい。
これはあなたの弱さというより、あなたの誠実さが“都合よく使われやすい形”になっている、という構造です。
対処の基本は「距離」+「短い主張」+「記録」
苦手な同僚への対処は、気合いや優しさではなく、仕組みでやるのがラクです。
1)物理的・業務的に距離を取る(避けるのではなく、仕事として整える)
- 関わりが必要な連絡はチャット/メール中心にする
- 雑談・個別の相談に乗らない(乗るなら時間を区切る)
- 席・動線・同席者を工夫する(可能なら)
「一定の距離を置く」ことは、悪ではありません。
仕事は仲良しを前提にしなくても成立します。
2)アサーション:短く、淡々と、主張する
相手が詰めてくると、長く説明したくなる人が多いのですが、長い説明は議論の入口になります。
おすすめは、短い定型文です。
- 「今はその話はできません。業務の話に戻しますね」
- 「その言い方だと受け取りづらいです。要点だけお願いします」
- 「確認します。具体的にどの業務の、どの点ですか?」
- 「それは私の判断ではなく、上司と確認して決めます」
ポイントは“感情の勝負”に乗らず、業務の枠に戻すことです。
3)メモを残す(自分を守るため)
心が削れる職場の対人問題は、記憶が曖昧になりやすいです。
- 日時
- 言われた内容(できれば原文)
- その場にいた人
- 自分の対応
を、淡々とメモしておくと、自分が自分を疑いすぎるのを防げますし、必要なら相談材料にもなります。
「私が悪いのかな?」が止まらないときの心理的セルフケア
苦手な人がいると、頭では分かっていても、心が勝手に
「私が悪いかも」モード
に入ってしまうことがあります。
これは性格というより、対人ストレスの場面で起きる自己防衛の反応です。
たとえば、
- 責められる前に自分を責めておく(ダメージを小さくしたい)
- 相手の機嫌を取って安全を確保したい
- 波風を立てないことで居場所を守りたい
こういう心の働きは、真面目で誠実な人ほど起きやすい。
そんなときは、次の問いが役に立ちます。
- 「事実として、私は何をした?」
- 「相手は何を根拠に言っている?」
- 「これは“改善”の話?それとも“支配”の話?」
「感情の渦」に入ったときは、事実に戻すだけで少し落ち着きます。
距離を取っても近づいてくるとき:上司・人事に相談していいライン
相手がしつこく詰める/言い方が攻撃的/仕事に支障が出る場合は、一人で抱えないほうがいいです。
相談の目安は、たとえば次のような状態です。
- 何度も人格を否定する言い方をされる
- 孤立させる・悪評を流す・監視するような言動がある
- あなたの業務が止まる、体調が崩れる
- あなたが「怖い」と感じている
相談は「相手を罰したい」ではなく、業務環境を整えるために行うものです。
そのためにも、先ほどのメモ(記録)が役に立ちます。
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まとめ:苦手な同僚への対処は「やさしさ」ではなく「境界線」で決まる
最後にもう一度。
苦手な同僚に消耗するときは、あなたが弱いからではなく、境界線が曖昧になっている可能性があります。
- 距離を取っていい
- 短く主張していい
- 記録していい
- 相談していい
それは冷たい対応ではなく、仕事と心身を守るための大人の対処です。
もし今、「私が悪いのかな…」が止まらずに苦しいなら、まずは今日書いたどれか1つだけでいいので、試してみてください。
今日はここまでにしますね。
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