失恋のショック期を乗り越える心理ガイド
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
別れてからというもの、目の前の景色がまるでセピア色に変わったように感じる。
そんな、現実感の薄れ。
夜、一人ベッドに沈むと、「これは夢…?」と自分を疑いたくなる瞬間、ないでしょうか?
失恋を“関係性の終わり”と捉えるなら、心理学でいうところの“否認期”とも重なります。
最初は「大人ならケロッと切り替えられるはず」と思いながらも、心はまったくついてきてくれない。
これこそが“ショック期”なのです。
ショック期の身体と心の声
失恋直後に訪れる“ショック期”では、心だけでなく身体にもさまざまなサインが現れます。
まずは、自分自身の声に耳を澄ませてみましょう。
- 眠れない夜
何度も目が覚め、うつらうつらとあの人との会話を脳内再生してしまう。朝までぐっすり眠れず、ベッドから起き上がるのがつらい日もあります。 - 食欲の変調
食事の味がしない、または無性に甘いものを欲してしまう。お腹は空いているはずなのに、箸が止まってしまうことも少なくありません。 - 涙の誘発スイッチ
通り慣れた駅前のカフェ、あの日流した涙が蘇った映画のワンシーン──何気ない瞬間に思わず涙がこぼれることがあります。 - 思考のループ
「どうしてあの言葉を選んだんだろう」「もし戻れたら…」と、同じ場面をぐるぐる思い返してしまう。頭の中で考えが堂々巡りするあの苦しさは、まさにショック期の特徴です。
“ショック期”をやさしく乗り越えるワーク
痛みを感じるほど、心は回復の途中にあります。
無理に忘れようとせず、やさしいワークで少しずつ心をほぐしていきましょう。
- 深呼吸+ストレッチ
ゆっくりと深呼吸をしましょう、3回程度。その後、肩を回したり、首をゆっくり傾けるなど軽いストレッチをプラス。 - 感情ノートを開く
小さなノートやスマホのメモ帳に「今、胸にある言葉」を自由に書き出してみてください。形式や順番を気にせず、出てきたままを記録することで、頭の中のモヤモヤが整理されていきます。 - お気に入りの香りを味わう
ラベンダーやベルガモットなどリラックス効果のあるアロマをティッシュに1滴たらし、目を閉じて深呼吸。香りは心と身体を穏やかに結びつけてくれるやさしいサポーターです。
次のステージへ進むためのサイン
「そろそろ気持ちが変わってきたかも?」と感じるタイミングを逃さないことも大切です。
目安は次の3点。
- 深呼吸の後に心が少し落ち着く
- 思考のループが以前より減り、別のことにも気が向く
- 書き出した言葉を読み返しても、涙が出にくくなる
もしなかなか上記のサインが感じられないときは、カウンセリングをご検討いただくことも視野に入れていただいてもいいかもしれません。
また、 自己否定を手放すセルフコンパッション術 や 未練を断ち切るミニルール設定の記事も参考にしてみてくださいね。
あとがき:この先のあなたへ
失恋のショック期は、あなたが深く「愛した証」です。
否認というプロセスを経てこそ、その先にある怒りや悲しみもまた、生きる力へと昇華します。
今日、小さな深呼吸と「ありがとう」の一言から、一歩を踏み出してみてくださいね。
また、「もっと頑張れなかったのかな…」と自分を責めがちなあなたへ贈る、セルフコンパッションについての記事もありますので、こちらもどうぞご覧くださいね。
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