浅野さんへの質問
私は普通の?30代女子です。
最近、「私は幸せになれないかも」と感じる機会が増えた気がしています。
今まで、私なりに幸せになろうとチャレンジしてきました。
「幸せな未来を信じよう」「私らしく生きよう」「自分軸を大切にしよう」
そんな言葉も何度も自分に言い聞かせようとしました。
が、「でも、私は無理かも」という気持ちしか湧いてこないです。
ただ、すごく絶望しているわけでもありません。
今の生活が気に入っていますし、友人もそれなりにいます。
仕事も疲れ果ててしまうこともありますが、やりがいを感じることもあります。
(きっと浅野さんなら「では、幸せな恋愛がテーマですか?」と気づいてくださるような気がしています。)
今がすごく不幸せではないのに「私は幸せになれない」と感じるのは何故だと思われますか?
浅野さんなりのご意見をいただけますと幸いです。
ネタ募集ネーム:KSさん(一部編集させていただきました)
KSさん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m
今日はあなたのご質問にお答えしますね。
うーん、なかなか深いご質問といいますか、どうお答えしようか、ちょっと考えてしまいますね。
いろんな意味で・・・。
ただ、あくまで僕の視点でしかないのですが
「〇〇に気づいてますか?」
というご提案ができないわけでもないんですよね。
では、今日は「今がすごく不幸なわけではないのに、私は幸せになれない」と感じてしまう理由について考えていきますね。
よろしければどうぞ。
Index
今が不幸ではないけれど「私は幸せになれないかも」と感じる理由
さて、先に僕なりの答えについて書いておきますね。
今が不幸ではないけれど「私は幸せになれなかもい」という思いが消えない理由として考えられるのは
一つの「不適応状態」を示しているのではないか、と考えます。
※これは「あなた自身に何かしら間違いや大きな欠陥がある」という話ではありませんので、そこはご理解くださいね。
不適応状態とは
そもそも「不適応」という言葉を辞書で調べてみると
【不適応:環境・状況・条件などに適応できないこと(出典:Goo辞書)】
とあります。
つまり
今の環境や、あなた自身の内面のあり方に適応する行動が十分取れていないことで
自分自身に何らかの不利益が出たり、葛藤が生じている可能性がある
なんて僕は考えるのです。
・・・小難しいわ!ってお声も聞こえてきそうなので、もう少し解説しますと
今の自分自身の年齢、経験、環境、内面の成長、社会的な地位などに、今の自分の現実や行動、思考や感情がフィットしていない可能性があって。
だから、自分のなかで「うーん、うーん」と悩んでしまうことが増えたり、想像していた未来とは違う現実ばかりと出会ってしまう。
みたいな話です。
・・・余計にわかりにくいかな(^^;
もっともっと噛み砕いて解説しますと
「ま、今の自分にあったサイズの服を着ようぜ、心の面でもね」
みたいな話なんですよ。
ちなみにこれは、「服のサイズの話であって、服のデザインの話じゃない」って感じだと僕は考えています。
いくらデザインが優れていても、サイズが合っていなきゃ苦しいでしょ、というね。
「私は幸せになれない」という思いの正体を探る
僕はのように考えるので
今回のご質問にある「私は幸せになれない」という気持ちって
「今の状態では自分自身の実力や成長の結果、いわば本領が発揮できませんよ」
ってサインではないか、と考えるんです。
要は、これは「孤独」もしくは「停滞感」を感じているサインではないか、って感じです。
もっと言えば、
「あなた自身のマインドが様々な努力や経験、もちろん時間の経過などにもよって変化している」
ってことに気づいて自分を見つめ直すときかもですよ、なんてサイン、といいますかね。
だから、「幸せになれない」のではなく
「今の状態ではめっちゃ心が喜ぶような幸せが見えない」とか
「今ある幸せに満足していないわけではないけど、なんか物足りないなぁ」
と感じるような状態になりやすいといいますか。
でも、この現実を作ったのは自分だ、と感じるなら
「うーん、私なりに頑張ってきたけれど、私は幸せになれそうにないかも」
なんて感じてしまうこともあり得るのかな、と僕は思うんです。
もちろんこれは僕なりの見立てであって、正解かどうかはわからないのです。
が、カウンセリングの現場におりますと、あなたと同じようなお気持ちを抱えておられる方と出会わないわけではない、という実感が僕にはあるんですね。
今のままでは「幸せになれない」という気持ちを手放す方法
この手の「幸せになれない」を乗り越えることを考えるなら
自分の価値を見つめ直して、受け取って、誰かに与える
という形を考えるとうまくいく場合がありますね。
僕たちは、知らず知らずのうちに、その心が発達しているもの、といいますかね。
(心理学では成長というより発達という概念を使うんですよ。)
より成熟しているともいえるんです。
例えば
- 昔は自分の仕事で手一杯だったけど、最近は周りを見れるようになった。
- 昔は見た目で好きな人じゃないと燃えなかったけど、今は人の内面に惹かれるようになった。
- 誰かを好きでいたいなぁ、ではなくて、愛していたいなぁって思うようになってる。
ただ、そんな自分の変化に気づかず、昔の自分のイメージのままで自分を捉えていることがあるわけです。
すると、知らず知らずのうちに、今の環境、状況、自己イメージ自体が、本当のあなたのあり方とズレちゃうこともあるんです。
だから、自分にとっての課題を見つけて乗り越えることもいいんですが、それだけでは
「なんかこのままでいいのかな、私」
「最近、楽しめたり喜べることが少なくなったかも」
と感じちゃうことも有り得る話なんですよね。
僕はそう考えるので
「今の自分の価値を見つめ直して、受け取ってみる」
というプロセスがオススメすることがありますね。
かつ、その受け取った価値を誰に与えたいかなぁ、と考えていくと、どんどんとハートは開いていくことでしょう。
そんなプロセス、僕も実際にサポートさせていただくことは多いですよ。
本当の幸せを見つめる・見つけるカウンセリングが人気!
心理カウンセラー浅野寿和のカウンセリングのご利用方法はこちら。