「もう全部自分が悪いでいい」と言う男性心理|無力感と罪悪感が同時に立ち上がる瞬間
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日は男女関係の中で、男性から飛んでくるこんな言葉をテーマにします。
「もう全部俺が悪いでいいじゃないか!」
これは罪悪感を感じている男性の常套句の一つかもしれません。
こう話す男性の気持ち、同じ男性として僕はよくわかるかなぁ、と思いつつ。
これ、反省しているようにも聞こえるし、投げやりにも聞こえる。
でも、どこか話が終わってしまったような感じも残る。
この言葉が出てくる場面では、
男性の中に、単なる謝罪や開き直りでは説明しきれない、
少し複雑な心理状態が立ち上がっていることがあります。
そこで今日は「もう全部俺が悪いでいい!」と話す男性心理を少しばかり解説してみたいと思います。
「全部自分が悪いでいい」と口にする男性の内側で、無力感と罪悪感が同時に動き出すとき、何が起きているのか、見ていきましょう。
Index
「もう全部俺が悪いでいい」という男性心理
「もう全部俺が悪いでいい」という男性
その内側で影響している心理は「無力感」です。
無力感とは「自分には力がない」という感覚をもたらす罪悪感ですね。
つまり「自分が全て悪い」と言うしかないぐらい、
今の関係をどうすればいいか、その手立ても、その可能性も見えていない。
そんな男性の気持ちがうっすら見えてくるわけです。
うーん、これ、男性の気持ちとしてはけっこう大変な状態なんですよね。
責められているようで、傷つけているようで。
自分が悪くないようで、悪いようで。
でも、実際にこの場や起きたことをうまくまとめる方法も思いつかない。
そんな気持ちを抱えているわけですからね。
「もう全部俺が悪いでいい」という男性の本音
もし、そう話し始める男性の気持ちが無力感を示しているなら、
その男性は「今の状況や関係を良くしたい気持ち」も持っているはずです。
でなければ、悩む必要はありませんからね。
しかし、その男性目線で考えると
「自分の気持ちが周りに伝わっていない」
と感じていることが多いようですよ。
ここに「もう全部俺が悪いでいい」という男性の本音があるのです。
ただ、このとき男性は忘れています。
自分が周りを思い切り突き放している、という事実を。
・・・ここなんですね、揉めるもと、もとい、無力感の影響が見えるところが。
「もう全部俺が悪いでいい」という男性が知らない女性の気持ち
また、このような発言をする男性ほど、
「周囲や相手(女性の気持ち)」を全く分かっていないケースが多いようです。
まぁ、それぐらい無力感という感情は
「自分の内面に意識を向けさせる作用」があるとも言えるんですけどね。
・・・その事情はわかるけど、
だからって、突き放されたり、引きこもられたり、投げやりになられても困りますよね?
いきなり言われた方は
「なんのことですか?」
そう思う方もいるんじゃないでしょうか。
・・・わからない。昔から思ってたけど、男の行動って意味不明。
そんなお声は僕のもとにたくさん届いておりますよ。
ただ、そんな男性は知らないのかもしれません。
「それでも愛されている」ということを男性は知らないのかもしれません。(少なくともその時点までは)
ただ、そういった相手の気持ち、男性は分かっていない・・・わけではないのです。
無力感や罪悪感はそういった「周囲の好意」をまるっと見えなくする作用を持つんですよ。
なので、「俺が悪い→責任を取って場を収めたい」と思いはじめる。
しかし、それ以外の部分に意識が届いていないのかもしれませんね。
そして、男性にこのように伝えてあげてほしいのです。
幸せになるためにとるべき行動は勝手に罪をかぶることじゃない。
お互いの気持ちを大切にすることだよ、と。
そうバシッと言い切れたら、かっこいいなぁ・・・。
まとめ
「もう全部俺が悪いでいい」と言う言葉には、反省や謝罪というよりも、
どうしたらいいかわからなくなった末の、無力感と罪悪感の表現なのかもしれませんね。
その言葉の裏では、
- 関係を良くしたい気持ち
- でも、どう動けばいいかわからない感じ
- 自分が役に立てていないという感覚
そんなものが、一度に立ち上がっていることもあります。
だからといって、相手を突き放す言い方や、話を終わらせてしまう態度が、いいわけじゃないと思いますよ。
ただ、もしこの言葉を聞いたとき、
「責められている」「話を投げられた」と感じたなら、
そこには、お互いに気持ちを大切にしたいのに、うまく扱えなくなっているズレがあるのかもしれませんね。
幸せになるために必要なのは、
誰かが一方的に罪をかぶることではなく、
「いま、何が苦しいのか」
「本当はどう関わりたいのか」を、
少しずつ言葉にしていくことなのかもしれません。
もし、その言葉の奥にあるものが気になったなら、
「なにがそんなにしんどかったの?」と、
問い直してみる余地は、まだ残っているのかもしれませんね。
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