恋愛・夫婦の心理学

元カレのことが手放せず辛いです 〜執着を手放すプロセスの話〜

浅野さんへの質問

はじめまして。

いきなりですが、私は別れた元彼のことが手放せません。

手放したいと思うけど、もう随分長い間忘れられないままです。自分でもいい加減忘れたいと思っているのですが、いつも思い出してしまいます。

浅野さんのブログを読んでいると「手放せないにも事情がある」と書いてあります。それでも手放せないのは辛いです。

でも、忘れたくないと思っている自分もいて、自分でもどうしたいのか分かりません。

友達は「時間が経てば忘れるよ」と言ってくれます。

何もしないまま忘れることってあるんでしょうか。

それとも、手放さないようにしている私に問題があるのでしょうか。そうなら直したいです。

教えていただけたら嬉しいです。

ネタ募集ネーム:ブーケさん

はい、ブーケさん、大変お待たせしましたm(_ _)m

今日はあなたのご質問にお答えしますね。

なるほど、別れた彼のことが忘れられない、ということですね。それはもう切ないお話ですよね。

どれぐらいの間元カレさんと一緒におられたのか。そしてどれぐらい忘れられずにいるのか。そこまで書いてくださっていないのですが、忘れられないってやっぱり辛いですよね。

また、僕もブログを読んでくださっているようで、ホントありがとうございます。たしかに僕はそこかしこに「〇〇にはそうなるべき事情があるよん」と書いていますね(^^;

ただ、そうであっても手放せないのは辛いというブーケさんのお気持ち、確かにその通りですよね。

さて、今回のご質問は「何もしないまま忘れることってあるんでしょうか。それとも、手放さないようにしている私に問題があるのでしょうか。そうなら直したいです。」ですね。

それでは僕なりにお答えしますねー。よろしければどうぞ。

「執着を手放す」について解説する

さて、今回は「手放し」という言葉を用いてご質問いただいていますが、これはいわば「執着を手放す」という意味合いになろうかと思います。

そこで今回はまず「執着を手放す」ということについて、簡単にご説明しておきますね。

「執着」は、自分自身が何か(多くは感情ですが)にとらわれている状態や、何かにしがみついている状態のことをいいます。

この状態が解放されることを「執着を手放す」と表現します。

「執着」は、恋愛に限らず、仕事や、お金や、地位等、私たちがこの社会で生活していく中のあらゆる場面に存在するものです。

ある意味、私達が生きている以上、何かに執着してしまうのは当然のこと、と考えることもできるわけですね。

しかし、何かに執着してしまうと、その何かにとらわれてしまい、心は自由をなくしてしまいます。また「あの時こうしておけば」といった後悔の念が強まったり、その結果「自分を責める」なんてことが起きる場合もあります。

だから、執着してしまうものは仕方がないけれど、手放すことでより自分自身が自由になるなどのメリットがある、というわけですね。

元カレへの執着はどのように解釈するといいだろうか

さて、今回は元カレさんへの執着に関するご質問ですが、ここで重要なのは「元カレさんへの執着」の詳細な事情を理解されることではないでしょうか。

一口に「別れた人への執着が」と言いましても、実際、何に執着しているのかは、人それぞれ違うことがあるのです。もちろん明確に区分できるものではないのですが、いわば「執着の傾向」を見つめることはできるのですね。

ここを考えず、執着だから手放す、とだけ考えても、なんともやるせない気持ちになってしまうこともあるでしょう。

まぁ執着するにも事情がありますから(また書きましたね(^^;)その事情も丁寧に見つめておくことこそ、今の自分の気持ちに寄り添うこと、受け容れることにもつながるのではないだろうか、と僕は考えているところです。

そこで今回はいくつかの執着のパターンをご紹介しましょう。

彼がいなくなったという事実に執着しているケース

これは「彼を喪失した」という事実に執着し、喪失感を感じ続けているケースです。どこかで「心にぽっかり穴が空いた」といった表現がフィットするような状態でしょうか。

これは「無くなった」という事実に対する執着なので、何度も何度も「彼がいない」という悲しみを繰り返し感じてしまうケースだとも言えます。

それぐらい「失う」ということでのハートブレイクが強い、と言えるのかもしれません。

また失ったことで「もう手に入らない」「もう私は恋愛できない」といった思いが強まっていると、なかなか元カレを忘れられなくなってしまうこともあるようです。

あの時こうしておけば、といった思いに執着しているケース

これはいわば「やり残しへの後悔」と「取引」です。

「本当は気づいていたのに対処しなかった」という理由が何となくでも理解できている場合と、「私のどこがいけなかったのだろう」という理由が明確ではないけれど、しかし確実に後悔を感じているケースに分かれます。

どちらも元カレとの関係でベストを尽くしていなかった、気づいていたのにできなかった、といった思いが残っているケースです。

このやり残した思いが「もしあのときこうしておけば(今、結果は違っていたのかもしれない)」といった思いとなり、それが執着につながるのですね。

これはいわば「パラレルワールドにいる私(彼と別れていない私)」を思い描いているような状態でもあります。

あの頃は幸せだった、と過去の二人の関係に執着しているケース

これも一つの取引ですが、形態としては「感情への浸りこみ」とも言えます。

いわば、あの頃は幸せだったと過ぎ去った記憶を思い出し浸りこむことで、別れによって感じる悲しみや喪失感をなんとか食い止めているようなイメージですね。そうでもしないと悲しすぎて苦しすぎて辛い、なんてこともあるのかもしれません。

が、浸りこみを続けるとなかなか本来自分が感じている別れに伴う感情を受け止めることが難しくなるので、いつまでも彼との記憶を思い出すことになるというわけです。

まぁそれぐらい「痛くて辛い」からそうなっちゃうんですけどね。

「私は間違っていなかったはず」という気持ちに執着しているケース

これはちょっと分かりづらいのですが、実際に元カレと別れたことについて「でも私は間違っていなかったはず」という思いを強めているとき、なかなか元カレのコトが忘れられなくなる場合があります。

私なりに頑張ったはず。彼だって問題があったし。

そう思ってもなぜか忘れられない元カレっていません?

どこかで「私は間違っていかったはず」という気持ちで「もしかして私が間違っていたの?」という疑いを打ち消そうとしていると、元カレのことを思い出して、いわば将棋の感想戦のように何度も繰り返し思い出してしまうわけです。

それぐらい未だ「どうしたら元カレとの関係がうまく進んだのか」と自分なりの答えが出ていない時に陥りやすい執着と言えそうですね。

他にも「元カレへの恨みつらみを(無意識的にでも)持つことで自分を幸せにしない」などの執着の形はあろうかと思いますが、代表的な例はこのあたりでしょうか。

執着は時間が経てば手放せるものなのか

さて、執着は時間の経過とともに手放せるものか、というご質問ですが、僕は時間とともに手放せる執着もあると思っています。

そもそも僕たちは「都合の悪いことから忘れる」という性質を持っていまして、まぁ思い出は美しすぎるじゃないですけど、過去の記憶の中で辛いことはなかなか思い出さないようになっていくものでもありますね。

ただ、「未処理の記憶とそれに伴う感情」が強い場合、なかなか時間が経っても忘れられない、という場合があります。

断片的にでも嫌な記憶を覚えていることってありますよね。それはそれぐらいインパクトが強く、自分の中で消化できない出来事と出会ったということなのだろうと僕は考えています。

失恋はその典型例となりやすく、あまりに辛い感情と出会ったからこそ、なかなか時間が経っても忘れられないこともあるかな、と思いますよ。

この場合は、丁寧に自分の気持ちを見つめて解放していくことをオススメしたいわけです。

辛いなら辛い、悲しいなら悲しい。

先に書いたケース訳そういった気持ちを人に話したり、紙に書くなり、いろんな方法で吐き出すこと。

それによって感情を解放することができますからね。

手放しに有効なプロセスは感情の整理と感謝

ここからはある程度自分の気持ちを整理・解放した上での話です。

手放しは「執着していた気持ちを完了させる」ような行為でもあります。

つまり、元カレに対しての様々な気持ちを整理しながら、最終的に「自分が本当に伝えたかった思い」を認めることが必要になります。

もし、元カレに対して愛情があったのであれば、その愛情に素直になること、なんですよ。

それは「愛してあげたかった」という形なのではなく、「元カレが幸せになってくれればいいな」という祈りや「今までありがとう」という感謝の気持ちであることが多いものです。

このように思うには勇気がいるのですが、このように思えないことで「自分の愛を止める」ことになるので、なんとも苦しく、時には罪悪感を感じることにもなるんですね。

だから、感謝や相手の幸せを願う気持ちを持つことによって、スーッと自分の中から執着心が無くなっていくというわけです。

が、そう簡単にはこのように思えないときもあります。

相手の幸せを願うことが自分の中で嘘っぽく感じたり、そう思うことで心がチクっと痛むことだってあるでしょう。

また執着をしているときは、なかなか「どうしてこんなふうになったの」「どうしていなくなったの?」といった気持ちにもとらわれやすいです。

これは未だ自分の中の感情が処理できていないから起きることなんですね。

そんなときは無理は禁物で、自分の気持と丁寧に向き合っていったり、実際のカウンセリングならば一つ一つ今の気持ちを丁寧に紡いて解放し、整えていくときなのだろうと思うのです。

セルフワークとしてはノートなどに彼に対する思いを素直に書き綴ってみる、なんて方法がありますけど、できれば信頼できる人に聞いてもらう方がオススメかな。

人に聞いてもらうという行為によって、自分の気持が一つづつ完了していくこともありますからね。

 

といった感じです。

なにか参考にしていただければと思います。

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