日常に使える心理学

気持ちや考えの整える方法はシンプルに「認めること」

考え込む女性

今の気持ちや考えの整える方法が知りたいです、というご質問

自分の気持ちや考えを整理している女性

私、自分の今の気持ちや考えが間違っているんじゃないかと思うことが多いんです。

本当は今、どんな気持ちでいることが正しいのか、とか、自分の考えが間違っているんじゃないかと思うから、いつも迷ってます。

このご質問は、恋愛やご夫婦に関するご相談でも、仕事に関するご相談でも、自分自身の気持ちの整理というテーマでもうかがうことが多いんです。

例えば、

「彼に対して昔のように好きだと思えなくなっているけれど、それでいいのか、それとも間違っているのか?」

「仕事に対して、前向きな気持で取り組めない自分は間違っているような気がする。」

といったように。

何が正しい気持ちで、何が正しい考えなのかを考えすぎてヌマる、なんてこともあるのかもしれませんね。

ということで、今日はシンプルな「自分の気持ちや考えを整える方法」についてコラムにします。

よろしければご覧くださいな。

自分自身の気持ちや考えを整える方法はシンプルに「認めること」

自分自身の気持ちや考えを整える方法としては

「今の気持ちや考えを、シンプルに認めてみること」

がオススメです。

特に「感情」や「普段湧き上がってくる思考(自動思考)」などは

「認めて、流してあげる」

そんなイメージで扱う方がいいだろう、と僕は考えています。

逆に、今の自分の気持ちや考えを否定的に見つめつづけてしまうと、おそらくその気持ちや考えは表現されることなく自分の内面に残ってしまうでしょう。

だから、いつまでも同じことを考えたり、同じ気持ちに支配される時間が長くなる可能性がありそうですね。

ただ、この「気持ちや考えを認める」って、分かりにくい概念だと思うのです。

なぜなら、これは当たり前の話なんですが

今、自分自身の気持ちや考えを認識しているのは自分だから、なのです。

先の例であれば「彼のことが今までのように好きだと思えなくなった」という気持ちがあったとしてね。

その気持ち、考えは、自分で認識できているわけです。

だから、「ん?その気持ちや考えを認めるって何よ?どういうことよ?」

と考え込んでしまわれる方もいらっしゃるのかな、とカウンセリングの現場で実感することも多いんですよね。

自分自身の気持ちや考えを整える「今、私はそう感じているんだ」

自分の気持ちや考えって

何が正しいか、何が望ましいか、自分がどうしたいのか、他人にどう思われるだろう

といった何かしらの「基準で判断」すると、なかなか混乱してしまい、何が正解かわからなくなることも多いようです。

そもそも自分の気持ちや考えってものは

「自分がそう感じる、そう考えるもの」であって

それ自体がいいもの・悪いものとは言えない側面があるんです。

もちろん、自分の気持ちや考えを誰かにぶつけるとなると、そこに責任が生じますよ。

が、自分の内面でとどまっているうちは、いいも悪いもない、と考えてみてほしいのです。

だからこそ、自分の気持ちや考えを下手に判断する前に

「今、私はそう感じているんだ・考えているんだ」と認めると整理が進むことが多いです。

※ただし、今感じている気持ちがあまりに辛い、などの場合は

信頼できる人に聞いてもらうなど別の方法がいい場合もあります。

具体例1

例えば、前出の例

「彼のことが今までのように好きだと思えなくなった」という気持ちがあったとしたら。

それが正しいか間違っているか

自分が望む気持ちか

実際に彼に対して表現するかどうか

という部分は一旦横においておいて。

「あ、今の私は彼のことが今までのように好きじゃないんだ、興味が持てないんだ」

と、自分を少し客観視するように認めていくといいんです。

認める、という感じでもいいし、自分で受け入れる、というニュアンスでもいいんです。

そうやって認めていくと、消化できることが増えていきます。

具体例2

別の例

「仕事に対して、前向きな気持ちで取り組めない自分は間違っているような気がする」という気持ちであれば。

「今、自分は仕事に対して前向きな気持になれないんだな」

「仕事に前向きじゃない自分が間違っていると感じているようだ」

と、少し俯瞰して自分を密めてみるといいと思いますよ。

すると、次第に「そんな自分を認めるからこそ、次の気持ちを感じやすくなる」ものです。

例えば

「今は少し仕事を休んだほうがいいようだ」とか。

「前向きな気持ちを抱けない自分が間違っているわけでもなさそうだ」とか。

「全てに前向きな気持ちを抱けないとしても、前向きな気持ちになれることから手を付けてみよう」とか。

そんな風に、次の気持ち、考えに進んでいけることが多いようですよ。

逆に

「〇〇のように思うべき」「こうするべき」「こう考えるべき」

といった風に強く思うことでより自分の気持ちや考えのあり方に迷いをいだきやすくなるといいますかね。

自分自身の気持ちや考えを整えるなら、同意を求めても整理が進むとは限らないと知っておこう

ただ、注意してほしいのは

「私の気持ちや考えは間違っていませんよね?」と同意を求めても整理が進むとは限らない、という部分です。

もちろん僕たちは、自分の気持ちを誰かにわかってほしいと感じる生き物ですし、自分の考えに同意してもらえると安心することもあると思うのです。

ただ、自分の気持ちや考えを整理するという意味では

「自分の中で整理できていない気持ちを誰かに認めてもらうことで、正しさを得てしまうことになり、結果、そのままにしてしまう」

ということが起きるようです。

例えば

「私、もう浮気した彼のことが信じられないんです。私って今間違ったこと言っていませんよね?」

と他人に同意を求めたとしましょう。

僕の個人的な意見としては「浮気されて彼のことが信じられなくなる」という部分は妥当な考えかな、と思います。

ただ、彼のことが信じられない、という気持ちを整理したり

自分自身のつらい気持ちを整理していきたいと考えているなら

「あ、今、私は彼のことが信じられないと感じているんだ」
「私、彼のことが好きなのに信じられなくなっているんだ」

と認識していくほうが進むはずですし、自分自身の気持ちのケアも進めやすいと僕は思います。

だから、丁寧に自分の気持ちを認めていくプロセスには一定の効果と価値がある、と僕は考えているところなのです。

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