日常に使える心理学

物事が長続きしない人の心理 〜続けるための癒やしについて〜

物事が長続きしないというお悩み

自分で言うのもなんですが、私は何事も長続きしないタイプです。

すぐ飽きてしまったり、すぐ諦めてしまうくせがあります。

今まで何度も直そうとしてきましたが、なかなか直りません。

今まで転職も繰り返してきましたし、恋愛も長続きしたことがありません。

そんな自分が好きではありませんが、仕方ないとも思っています。

もし、物事が続くようになるために必要なことがあるなら知りたいです。

ということで今日は「物事が長続きしない」をテーマにしてみます。

よろしければどうぞ。

物事を長続きさせることのメリットを実感できていますか

物事が続かないと悩む女性

さて、物事が長続きしないというご相談をいただくことは稀ではないのです。

実はこのタイプの人は「そもそも物事を続けることの価値や意味を実感できていない」場合が少なくないようですよ。

何かを続けて意味あるのか。

物事を続けることが何のためになるのか。

ここが理解できていないと続けることよりも、感情的なリスクを避けるために物事をすぐ手放してしまうことにもなるのでしょう。

ここでの「感情的なリスク」とは、あまり感じたくない葛藤のこと。一言で言えば「悩む」みたいなイメージです。

どこか自分が葛藤したくないときに「もういいや」と思ってしまうと言いますかね。

このとき

「こんなことを続けても意味がない」

と、つい物事の意味を否定することも多いようです。

ただ実際は感情的なリスクを取れず、それを避けるために物事を続けない選択をとることが多いようです。

物事を続けることの価値とは

物事を続けた結果得られるギフト

では、物事を続けることの心理的な意味はどこにあるのでしょうか。

考え方はたくさんありますが

「自ら何かしらの対象と関わると決めること」

そう思っていただくとわかりやすいでしょう。

恋愛で言うなら「この人を愛し続けると決めること」みたいなニュアンスです。

※だから「最愛の人との別れ」はキツイし、なかなか手放せないわけですが。

 

僕たちは思春期辺りから「自分は何がしたいのだろう」「どう生きていけばいいのだろう」と悩みはじめることがありますね。

このとき、あれこれ試しに行動して、自分の心が動くような「これだ!」と思える何かを探している時間を過ごすわけです。

とはいえ、実際、取り組んでみてもうまくいかないことに出会うこともあるでしょう。

やりたいことであっても、自分に向いておらず挫折することもあるでしょう。

逆に

「あぁこれが自分に向いている」「これがやりたかった!」

と感じることもあるでしょう。

そんな様々な体験やそこで感じる葛藤を通じて

「自分はこの道で行きていく」と決めていくわけです。

いわば「自分が納得できるやりたいこと」が分かってきて、自分の軸が出来上がってくるようなイメージですね。

 

ただ、「自分のやりたいこと」を見つけるプロセスでは、いわば感情的なリスクを感じることも少なくないんです。

チャレンジしようと思っても足がすくんだり。
学んでみたいと思っても、自分にできるかなと怖れたり。
できなかったらどうしよう、とビビってみたり。

そんな感情を避ける行動ばかり取る、もしくはそうせざるを得ない事情があると

「これがやりたい」「この道に進もう」

と決めることが難しくなる場合があるのです。

物事が長続きしない理由は「自分で決めていないから」だとしたら

物事が続かないのでスケジュール帳が空白

いわば「物事を続けることで自信がつく」という話がありますよね。

ただ、自分で決めていないこと、いわば

「やらされていること(被害者意識)」
「やらざるを得ないこと(義務感・役割)」

ばかりやっていても、なかなか自信を感じられないかもしれません。

自分で決めていないことを続けても、その意味を感じることは難しいということです。

 

また、自分の行動を自分で決めていないなら、多くの場合、その対象(物事・仕事・相手など)に意味を見出すしかなくなります。

だから、実際にその対象と関わったり、触れてみると「こんなはずじゃなかった」と思うことも増えるでしょう。

物事を外から眺めているときは「いいな」と思えるものなんですけどね。

実際に関わってみると「うーん、なんか違う」と思い、物事が続かなくなるのです。

まぁ、それも一つの経験だと言えるんですけど、この経験を積み重ねるだけでは、自分で決めるという状態にはならないんです。

そう考えると、物事が続かないとお悩みの方ほど、物事の第一印象や雰囲気で関わるものを決めている場合も少なくないようですよ。

物事が続かない人ほど孤独を感じている可能性がある

物事が続かない孤独さて、ちょっと視点を変えてみます。

物事が続かないとお悩みの方って、ある意味両極に触れているようなイメージが僕にはあります。

それが

「まったく人をアテにせず生きている人」と
「人に依存しなきゃ生きていけないと思っている人」。

前者は自立のパターン。

「人との関わりで傷つきすぎた場合」が想定されます。

後者は依存のパターン。

「甘えたい、ぬくぬくとした場所で生きていきたいと感じている場合」が想定されます。

特に前者の場合は、人との関わりの中で傷ついた経験が多いので、人をアテにできない状態が続きます。

後者の場合は、人に依存しつづけているので、自分の力を信頼できない状態にあることが多いでしょうか。

どちらの場合も、人との関わりの中で孤立している可能性がありそうだな、と僕は見ています。

自分の依存が気になる自立の人々の話今日は「自分の依存が気になる自立の人々の話」をコラムにします。頑張っている人ほど甘えや依存心を嫌がるという話ですね。...

自分で決めることの良いイメージがない

また、この2つのパターン、一見すると真逆のように見えるのです。

が、どちらも「自分で決めること」に良いイメージを抱けていないと見ることができるのです。

前者の場合は「自分で決めて生きたとしても、結局人は敵だから」と感じ、自分の心が喜ぶような物事の価値を感じられなくなっているわけです。

後者の場合は「自分で決めるなんて無理」と感じて、自分を過小評価しているわけです。

そうなると、確かに心理的な充実感、達成感、喜びなどを感じられませんよね。

だから「やっても意味ない」と思い、物事を続ける意味が見い出せなくなる。

すると、更に自分で決めることの意味がわからなくなってしまうのかもしれません。

物事を長続きさせるために、自分を見つめ直す方法もある

癒やしのクローバー物事が長続きしないとお悩みの方は、もしかすると「自分で決める」ということから遠ざかっているのかもしれません。

そこには「自分で決める」までに感じる、葛藤などのリスクを取れずにいたのかもしれません。

人によっては、あまりにしんどい(孤立した)時を過ごし、日々のことで精一杯になっていたのかもしれません。

だから「自分のために悩む」「やりたいことを決めるためにリスクをとる」なんて余裕がなかった。

そんな個人の事情もあるのかもしれませんよね。

そう考えると、物事が続かないにも理由がある、と考えることができそうです。

だから、闇雲に物事が続かないことを否定しないでいいのではないか、と僕は思います。

自分の課題を見つけることも重要ですが、自分を責めてもしゃーないといいますか。

どこか自分に事情を受け入れたり、過去の対人関係の中で感じた心の傷を癒やすプロセスは重要かもしれませんね。

このあたりはカウンセリングでもよく扱う部分です。

すると、より苦しくなく自分の道を決めていくことができるようになるかもしれません。

最後に

自分の人生を決めるのは自分です。

物事を続けるかどうかを決めていくのも自分です。

が、それは常に

「たった一人」「孤立した世界」で生き続けた上で決めるものとはいえない。

僕はそう思うのです。

様々な物事や人との関わりの中で、何かを学び、感じた上で、自分で決めることになるのでしょう。

だとしたら、つながり、支え合い、信頼関係の中で、自分のやりたいことを実現するという発想も必要になるでしょう。

また、人に過度に依存するのではなく、バランスよく関わる感覚も必要でしょう。

このあたりの対人関係の意識、感覚のバランスが整うと、自分のやりたいことも決められるようになりやすいと僕は思いますよ。

 

また、物事が続かない自分を感じていたとしても

「物事の価値も、自分の価値も不変である」

ということには気づいていかれる方がいいかもしれません。

自分や物事に価値を感じなくなることもまた辛いことですからね。

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