日常に使える心理学

自分を大切にしたいのにうまく愛せない

自分を大切にしたいのにうまく愛せないときにどう考えるか?

浅野カウンセラーへの質問

相手に愛されることばかりに一生懸命で自分を愛することができません。
私にはこれがない、あれが足りない、ああしたからダメなんだ、自分を責めてばかりで
頑張り屋の私を認めることができない。。本当は愛情深い人なのに。

きくまるの音声を聴いて、号泣しながら自分を愛することを学んでいます。

浅野さんのカウンセリングを受ければ、徹底的に愛することができますか。
たとえ愛する彼に愛されなくても、お付き合いすることがなくても、彼が他の人を選んでも、私は価値のある人間なんだと思えるようになりたいです。

浅野さんはどのようにカウンセリングをしますか。

ネタ募集ネーム:ブロッコリーさん

 

ブロッコリーさん、ネタ募集にご協力ありがとうございますm(_ _)m

とってもいいご質問ありがとうございます。

まずは今までのご自分を否定しないってことからぜひ始めてみてくださいね。

自分を責めてしまうには理由がある

相手に愛されることばかりに一生懸命で自分を愛することができません。
私にはこれがない、あれが足りない、ああしたからダメなんだ、自分を責めてばかりで
頑張り屋の私を認めることができない。。本当は愛情深い人なのに。

 

自分で自分を愛することができない。

自分を責めてばかりで頑張り屋の私を認めることが難しい。

これって切ないですよね。分かっているのに自分を愛せない葛藤って苦しいですもんね。

今まできっとたくさん自分を愛する努力も、愛される気持ちをどうにか扱おうとする努力もされてきたのではないでしょうか。

でなければ、きくまるを聞いていただいて、そこで号泣されることもないのかな、と感じています。(きくまるのご利用、ありがとうございますm(_ _)m)

いきなり理屈の話になって恐縮ですが

「愛されることを求め続けてしまう」ことも「自分を責めてしまう」ことにも「理由」があることが多いんですよね。

自分を責めることで、深層心理(無意識レベル)の不快な感情や怖れを感じないようにしている場合も少なくないんです。

その心のあり方がなかなか変わらず、ついつい自分を批判的に見てしまって愛する時間が少なくなるとしたら、人に愛されることを考えるようになっても不思議ではありませんよね。

ここでいきなり自分を責めないようになると、未だ消化していない「自分の感情(恐れなど)」と向き合うことになり、そちらのほうがリスクが高いというケースも存在するのです。

 

例えば自分を責めてしまう男性の事例

これはあくまでたとえ話。

ある男性がいました。

彼はずっと自分を責めていて、自分が悪いと思う癖を持っていた。

どうしてそんな癖ができたのだろう?と彼のプロセスを眺めていくと、彼はかつて父親からいつも厳しく教育され、厳しくされた記憶はあれど、何一つ褒められたことがない、という経験を持っていたとしましょう。

この彼にとって自分を責めるということは、「父親からの厳しさをなんとか回避するための方法」として機能していたのです。

だから、彼は社会に出て人の前に出るたびに、自分で自分を厳しく罰していた。そうしないと誰かに厳しくされる怖れと向き合うことになるからですね。

つまり彼の行動にも意味があって、それを頭ごなしに批判することほど彼にとっての苦痛になることはない、ということです。

そりゃ自分を責めないほうが楽ですし、自分を愛してねと伝えたい気持ちは山々ですけど、僕は「どうしても自分を責めてしまうにも理由がある」と考えるのです。

だから、今の彼(その人)のあり方を必要以上に批判的には見ません。

今まで自分を責めざるを得ない事情を抱えながらもよく頑張ってこられましたね・・・

ただそう思うのです。

だからもう楽になりましょう、ちゃんと癒やしていきませんか、とも。

どんな人も自分を責めたくて責めているわけではないのでしょう。

きっとなにか事情があるのだろうとお話を伺い、心理分析をベースにご提案させてもらっています。

それはどんなクライエントさまでも同じです。その方個々に事情があるものです。もちろんそれはお話を伺わないとわかりかねることではありますが、何かお力になれればといつも思っています。

3.自分を愛することのはじまりは、今を理解することでもある

僕は「自分を愛することとは、まず今を理解することでもある」と考えています。

今までの自分にどんな問題や心理パターンがあったとしても、それが自分であって、その自分は必死こいて頑張ってきた自分ですよね。

その自分を「自分を愛せない」と責めて、どんなメリットがあるの?と思っちゃうんですよ。

もちろん、自分を愛せないと責めている自分も責める必要なんてありません。

大切なことは、まず「ちゃんと知る」ことだと思います。

自分やその行動の意味、心の法則、癒やしの法則、自分自身を愛する方法、いろいろです。

そして自分自身がどんな感情の影響を受けて今に至っているのか、そこをを知り、実際に癒やすことだと思います。

この癒やしにはカウンセラーごとに、いろいろな方法・ツールを持っていますし、僕も自分自身の方法に自信を持ってご提供させていただいています。

 

たとえ愛する彼に愛されなくても、お付き合いすることがなくても、彼が他の人を選んでも、私は価値のある人間なんだと思えるようになりたいです。

 

自分が価値ある存在だと認めることができれば、おのずといろいろなできごとを受け入れることができますよ。

自分が諦めず一歩前に進む限り、その可能性はあると思います。

自分を尊び、自分を愛し、自分を肯定する。

そのプロセスにできる限りスムースに入っていけるように「心を癒やす」こと。

そうサポートするのが僕の仕事と考えています。

僕でよければブロッコリーさんのプロセス、いつでも応援させていただきますよ。

なにか参考になりましたら幸いです。

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