仕事とプライベートの板挟みがつらい理由|頑張る人ほど苦しくなる心理と整え方
こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
仕事では責任ある立場。
家に帰れば家事や育児。
どちらも大切にしたいのに、
どちらにも十分応えられていない気がする。
そんな仕事と家庭の板挟みや、仕事とプライベートの板挟みに、息苦しさを感じている方は少なくないようです。
もし今、「もう限界かもしれない」と感じているなら、
それは意志の弱さではなく、少し別の心の仕組みの影響があるのかもしれません。
今日は毎日頑張るみなさんの「仕事とプライベートの板挟みがつらい」というテーマを少しだけ深堀って見たいと思います。
Index
仕事と家庭の板挟みがつらくなるのは、能力の問題なのでしょうか
仕事も家庭も、どちらも大切。
責任感が強い人ほど、両方を守ろうとしますからね。
その結果、頑張る人ほど“板挟みの位置”に立ちやすくなることがあるのです。
けれど、その位置に立ち続けると、無意識のうちに「常に構えている状態」が続くことがあります。
- 休日なのに休んだ気がしない
- 寝ても疲れが抜けない
- 何かを決めようとすると頭が重くなる
- 未来のことを考えると余計に疲れる
もしこうした状態があるなら、
それは能力不足というよりも、緊張状態が長く続いている可能性があります。
仕事と家庭の板挟みが続くとき、心は「守るモード」になります
人の心、神経は、負荷が強い状態が続くと「守る」方向に働きます。
これはある意味自然な反応でもあるんです。
あなたを守ろうとする仕組みですからね。
ただ、この状態が続くと、
- 手放すことを考えられない
- 誰かに任せる判断ができない
- 将来設計をすると余計に混乱する
といったことが起きやすくなります。
負荷が強くなると冷静な判断や見通しが立ちづらくなるんですね。
未来を整理する前に、まず緊張を整える
以前、仕事と家事で手一杯になっていた方がいました。(これは掲載許可をいただいた話ですが、僕の創作を加えた架空の話としてご覧ください。)
「どう生きたいか」「何を減らすか」を整理しようとしても、途中で思考が止まってしまう。
しかし、現実の仕事もプライベートも止まってはくれない。
どうすれば自分が楽になるのか、少なくとも休めた実感を得られるのかわからない状態でした。
そこでまず行ったのは、将来の再設計ではなく、リラクゼーションを中心としたセッション。
簡単に書きますと、呼吸を整え、身体の力を抜き、「緊張が緩む感覚」を思い出していくこと。
その感覚を、日常にも少しずつ取り入れてもらうようにオススメした記憶があります。
すると、休日が徐々に
「横になっているだけの日」から「回復する日」へと変わっていきました。
すぐには変化がないのですが、徐々に、です。
そして、余裕が戻ることで初めて、
- ちゃんと休めた感覚が得られた
- 仕事のどこまでが自分の責任なのかも見つめられた
- 家庭で何を任せられるのかも考えられた
- 今、抱えているもののどこを削り、何を残すのかも冷静に見つめられた
といった整理が可能になったのです。
実は、この順番が逆だと、人はさらに自分を追い込んでしまうようです。
ちゃんと休むために頑張る、だと、いつまでたっても休めない、といいますか。
少なくとも緊張状態が続いてしまう事が多いようですね。
休日が機能していないときに起きていること
「休んでいるはずなのに疲れが抜けない」
そのとき、身体は止まっていても、
神経の緊張が抜けていないことがあります。
リラックス効果のあることをしても、うまく回復感が出ない場合があるのはそのためです。
もし休日が“ただ横になる日”になっているなら、
それは努力不足ではなく、緊張が抜けにくい状態が続いているだけかもしれません。
そのあたりは個別ケースになるので、丁寧に扱わせていただきたいところです。
仕事と家庭の板挟みを抜けるための第一歩
どう生きるか。
どんな将来を目指すか。
それはとても大切な問いです。
けれど、緊張が強い状態のままでは、その問いがなぜか”負荷”になります。
だからこそ、
「立ち位置を変える」前に、まず緊張を整える。
それが、遠回りのようでいて、実は最も現実的な一歩になることがあります。
まとめ
仕事とプライベートの板挟みがつらいとき、
それは能力不足というよりも、
背負い続けた立ち位置と、続いた緊張の結果かもしれません。
まずは、今どれくらい緊張が続いているのかを見てみる。
そこから少しずつ整えていく。
その余白が戻ったとき、初めて未来の整理が始まります。
たとえば、休日が回復する時間になりはじめたとき、はじめて「どう働くか」「どう暮らすか」という問いが現実的になります。
もし「ひとりでは整えにくい」と感じるなら、
一緒に今の状態を確認していく方法もあります。
まずは今の立ち位置から見ていきませんか。
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