こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
このサイトでは、よく
「立ち位置のズレ」
という言葉が出てきます。
少し聞き慣れない表現かもしれません。
今日は、この考え方について、できるだけ丁寧に整理してみたいと思います。
Index
なぜ、このサイトでは「立ち位置」という言葉を使うのか
カウンセリングや記事を読んでいて、
- 正しいことを言われているはずなのに、なぜか苦しい
- 前向きなアドバイスを試しても、あまり楽にならない
- 「自分が弱いのかな」と感じてしまう
そんな経験はありませんか。
その苦しさは、
考え方や努力が足りないからではないかもしれません。
むしろ、
「どの位置からその関係や人生を生きているか」
が、少しズレたままになっている可能性があります。
このサイトでは、そのズレを
「立ち位置のズレ」
と呼んでいます。
このサイトで言う「立ち位置のズレ」とは
立ち位置のズレとは、
本来の自分が立っていた場所から、
気づかないうちに少し違う位置で生き続けている状態
のことです。
大切なのは、
このズレが、怠慢や未熟さから生まれるものではないという点です。
むしろ多くの場合、
善意・誠実さ・愛情から始まっています。
立ち位置がズレやすい具体例
たとえば、こんな状態です。
- 本当は対等でいたいのに、評価される側に立っている
- 本当は選びたいのに、選ばれるか不安な位置にいる
- NOを持っていいのに、期待に応える役割を続けている
- 弱さを見せていいのに、しっかりした人でい続けている
どれも、
「ちゃんと生きよう」としてきた人ほど起きやすい状態です。
だからこそ、
本人はズレている自覚をほとんど持ちません。
「役割」とは何か|立ち位置が固定される仕組み
立ち位置のズレが続く背景には、
「役割」の存在があります。
このサイトで言う役割とは、
自分を守るために身につけた、生き方のクセ
のことです。
たとえば、
- 場をまとめる人
- 我慢する人
- 相手を理解する人
- 空気を壊さない人
これらは、能力でもあり、美徳でもあります。
ただ、
役割が「居場所」になってしまうと、
人は少しずつ苦しくなっていきます。
役割を続けることが、
「関係を保つ条件」「愛される条件」
になってしまうからです。
なぜ人は、ズレた立ち位置に居続けてしまうのか
多くの場合、
ズレた立ち位置は、その人なりの生存戦略の形跡です。
- その位置にいれば家族や人間関係が壊れなかった
- その位置にいれば必要とされた
- その位置にいれば安心できた
だから、ズレを手放すことは、
正しくなることではなく、
今まで封じていた”怖さ”を引き受けることになります。
「この位置を降りたら、私はどうなるんだろう」
そんな不安が、無意識にブレーキをかけるのです。
そんなとき、「大丈夫ですよ」とあなたの目線で伝えられる存在でありたい。
それが僕の願いでもあり、仕事です。
人は裁かない。でも、構造はごまかさない
このサイトが大切にしている姿勢があります。
それが
「人は裁かない。でも、構造はごまかさない。」
これまでの選択を責めることはしません。
「あなたが悪い」と言うこともしません。
ただ、
あなたが、今までの立ち位置に立ち続ければ、苦しさが続く構造だけは、
なかったことにはしないののです。
優しさだけでも、理屈だけでもなく、
その両方を同時に置く。
それが、このサイトの、そして心理カウンセラー浅野寿和の”立ち位置”です。
「立ち位置に戻る」とは、どういうことか
立ち位置に戻る、というと、
自己中心的になることだと思われるかもしれません。
でも、全くそうではありません。
それは、
- 自分の感情をなかったことにしない
- 役割から一度、降りてみる
- 対等な位置に立ち直す
という、とても静かな作業です。
誰かを切ることでも、関係を壊すことでもありません。
最後に
このサイトは、
人を変える場所ではありません。
真理を伝える場所でもありません。
ただ、
「あなたが今、どこに立っているか」を一緒に確認する場所です。
もし、この記事を読んで、
「これ、私のことかもしれない」と感じたなら、
それは、あなたの心が、
もう一度、自分の立ち位置を探し始めているサインなのかもしれません。
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