ほぼ30代からの”仕事に活かせる”心理学

上司の前に行くとうまく喋れなくなるのはなぜだろう、という疑問

上司の前に行くとうまく喋れなくなるのはなぜ?

カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。

「上司の前に行くととたんにうまく喋れなくなる」

これね、僕もそうだったんですよ、実は・・・。

 

■上司のペースに巻き込まれてない?

上司や先輩の前に行くと、とたんにうまく喋れなくなる。

時には焦って冷や汗が出て、言いたいことが言えない。

上司に「これ、どうなんだ」「何がいいたいんだ」と突っ込まれるともうお手上げ・・・。

「すみません」しか言葉が出てこない。ただただ苦痛を感じる・・・。

こういったお話、意外と伺うんですよ。

実は僕もそういった傾向を持っていたし、上司だけではなく、更に上の方の前に行くと、な~んも言いたいことが言えずにいた時期がありましたっけね^^;

これ、一言で言えば

「自分のリズムで喋れていない。相手のペースに合わせていたり、巻き込まれている」

と言えます。

上司の前で「自分のリズム」を見失ってしまい、相手に合わせて気を使ってしまっているので、急に緊張してうまく喋れなくなるようです。

そう、これも「自分のリズム・ペース」がポイントなのです。

そもそも誰だって「自分なりのリズム・ペース」で喋っていれば、言いたいことも言えるでしょう。

しかし何かしらの理由で、自分のリズムから離れ、相手のリズム・ペースになっているわけと、誰だって物事うまくいかなくなるんですよ。

それはまるで男性がプロポーズするときに・・・

「相手に断れたくないなぁ」と思えば超緊張して、なかなか声に出しにくいけれど

「僕の思いを届けよう」と思っていれば、まだココロは楽になることに似ていますね。

■相手のペース・リズムになる理由

相手のリズム・ペースに合わせてしまうとき。

おそらくその内面では「怖れ」がかなり影響しているでしょう。

一般的に考えて

上司への報告や相談程度で相手の機嫌が激変するとは限らないですし、もし変わったとしてもそりゃ相手の機嫌で相手の問題なのですが・・・

そのあたりの「自分と相手の線引」が急に曖昧になっていたり

相手に合わせないと大変なことになる、なんて意識を持っている方が多いのです。

相手のリズムに合わせないとマズい、怖い、怒られる、相手の機嫌を損なう・・

そんな事を考えがちな方ほど、上司と向き合ったときに「怖れ」を感じるんですよね。

この怖れが「自分のリズム」を見失う理由になることが多いものなのです。

だからでしょうか。

上司に向き合う前に「怖くない怖くない・・・」とつぶやいて準備するかたもいるかもしれませんね。

ただこれ、下手をすれば恐れを強化しちゃうことにもなるので要注意です。

ココロには否定形がないので「怖くない怖くない」とつぶやくことは

「怖い怖い」と言い聞かせていることになりかねないのでね。

■人に批判されると感じるときほど、自分が誰かを批判している?

例えば

自分が人に対して、怒り、不満、批判、などを感じているとき。

その人から「自分が攻撃されるんじゃないか」と感じる。

これ「投影の法則」と呼ばれるものです。

投影とは「自分が感じている感情を人や物事に映し出す」こと。

 

まま、今回のお話を深く見つめていくと「権威との葛藤」というキーワードがでてくるのですが、それは今回はあまり深く突っ込まないとして・・・。

例えば、自分が権威的な立場の人に対して

・怒りや不満を持っていた場合。
・「自分はあんなふうにはなれない、無理」といった気持ちを抱えていた場合。

僕たちは「権威なのに(上司なのに、先輩なのに、先生なのに、親なのに)なんだよ!」といった、相手のあら探しをしたり、批判的な気持ちを感じることがあるんですよ。

まま、誰しも多少なりとは感じたことがあるような気持ち、かもしれませんね。

こういった思いを感じていると

「自分が内心責めている(責めてきた)権威から自分は罰されるはずだ」と自分が感じてしまうのです。

これが上司の前ででてくると、

とたんに上司に責められる、罰される、叱られる、と感じてしまいます。

この「責められる、罰される、叱られる」という気持ちは、間違いなく自分の気持ちで、目の前の上司がどうなのか?とは別物なのですが、ついついそう感じてしまうものなんですよ。

こういった感情が強い人ほど、上司の前で自分のリズムを見失ってしまい、ついつい相手のペースに合わせてしまって、何も言えなくなるのです。

どこか責められているような気がするから「すみません」という言葉がでてくるわけですね。

ただ、あなたが目の前の上司を実際に気持ちの面で責めていたか、ということが、常にこの状態を作る理由になるとも限りません。

もちろん、自分の向き合っている上司に葛藤しているなら、理屈としてはわかりやすい。

しかしですね。

ココロってものはそこまでシンプルに動いていないことも多いものなんですよ。

目の前の人に対して攻撃性を持っていなくとも

自分が過去に葛藤を持ち、未だ許せていない人がいたとしたら

その人を思い出させる上司、権威と向き合うと、途端に責められるような気分になるのです。

昔から「苦手な人間のタイプ」がある、といったイメージですけど。

だとすれば

このような自分自身の心の状態に気づき、そこにある感情を癒し、葛藤を手放すことで、上司や権威的な人の前でうまくしゃべれないという問題は解放に向かうようにもなります。

実は「上司の前でうまくしゃべれない」ということだけに意識を向けるよりは

「自分が葛藤し、怖れを感じている理由」に気づくことなんですね。

カウンセリングの中では随分深く見つめていくことになるので、あれこれお話を伺うことになりますけれど、そうですね・・・一般的には「父親」が鍵になることが多いんですけどね。

父親って心理的な社会や権威のシンボルになるものなので。

なお、この視点は「上司の前でうまくしゃべれない」だけでなく

「交渉事が苦手」「ビジネス・仕事への苦手意識」なんてお悩みも解決の方向に進めることができる場合もあって、かなり重要な視点でもあります。

***

ただ、誤解してほしくないことがありましてね。

もし自分にとって怖れを感じる人、葛藤を持つ人

また、分かってもらえなかったと感じている人、文句がある人、内心責めている人がいるとしたら。

実は自分の内面の奥底には

その人を愛したかった、理解したかった、関係をより良くしたかった。

そんな気持ちも存在しているはずなのです。

愛や思いのないところに問題は起きないものなのです。

無関心な対象に葛藤は感じないものなのですよ。

そのように自分を見つめれば

実はこの葛藤を癒やすことは、本当の自分を取り戻すことでもあるのですね。

自分自身を裁き続けたり、怖れや葛藤を持ち続ける必要もないということなのです。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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