恋愛・夫婦の心理学

ネガティブなセルフイメージこそ、恋愛における最大の問題である

愛しているのに、愛されている感が感じ取れないあなたへ

最近はめっきりブログ以外の原稿や他の仕事に時間を費やしておりまして、ブログの更新速度が亀のようになってしまっていますが、おそらくそのうちこの状態も終わるはずで・・・と勝手に考えている毎日です。

とにかくカウンセリングやブログを書く以外の仕事の作業効率が非常に悪い、そんな自分と向き合っている最中です。

何事も慣れないとダメなタイプ、かつ、意味がわからないと行動しないタイプなので、まぁ何事も時間がかかるというわけでございますな。

お届けしたいネタはたくさんあるのですけどね。

では、今日のコラムです。よろしければどうぞ。

ネガティブなセルフイメージこそ、恋愛における最大の問題である

人の心というものは意識とは違い、なんとも不思議なものなんです。

僕たちは、自分の内面にある感情・感覚・イメージと、自分の外側にある感情・感覚・イメージが一致したときに、なんとも納得し、心が安定する傾向があるわけです。

例えば「どうせ僕のことをかっこ悪いと思ってるんでしょ?」と、僕が拗ねていたとしましょう。

すると、心優しいみなさんは「そんなことないですよ、あなたには味があっていいじゃないですか」と、フォローしてくださるとするじゃないですか。

殆どの方がそうおっしゃってくれるはず、それほどまでに皆さん優しいんです。

が、この状態では、僕の気持ちは安定しないわけです。

自分の内面にある自分のイメージと、外側から伝えられるイメージが一致していないので、どうにも違和感を感じるわけですよ。

ここで「そっか、そうなんだよね、自分が思うより人はよく思ってくれているよね」と思えればいいのですが、なかなかそうはいきません。

「味があって?それってどういう意味よ、ねぇ、どういう意味よ!」と逆ギレしてみたり、「それって慰めでしょ?結局そんなこと思ってないんでしょ?」と相手の好意を遮断してみたり、まぁ自分を変えようとはしないわけですね。

この「自分を変えない」にも理由があって、人はそれぞれ「判断」を持っています。

自分はこういう人、こんなイメージ、きっとこう思われているに違いない、といったね。

この「判断」こそ、更に最悪な感情や状況に出会わないための防波堤なんですよ。

たとえば、本当に信頼している人の言葉を信じて、「自分には味があるからそれでいいんだ」と思いこんだとして、その後でその信頼している人から「あいつ、本気で信じているよ、バカじゃねーの?」と言われたら、まぁざっくり傷つきそうですよね。

だから、もう信じない。人の言葉なんて信じねーぞ!と防衛線を張るわけですよね。

もし、人の好意やいい評価を受け取れないとしたら、そこには自分自身の判断がある、といえます。

言い換えれば、セルフイメージ。

このイメージを変えないように生きることこそ、ネガティヴな意味での自立的な生き方であり、人を頼らない生き方になる、ということです。

つまり、どれだけ褒められても、自分のイメージがネガティヴなものからより良いものに変わっていないと、何も変わらない、ということ。

この自分のイメージを変えるには「自分自身の決意・意思」が必要で、いくら人に好意的な言葉を伝えられても、受け入れ拒否しているなら何も変わらないのです。

愛されない本当の理由

では、そういった判断やネガティブなセルフイメージが存在する人が、愛されるにふさわしくないのか?というと、それは違うだろうよ!と僕は言い切りたいと常々思っています。

むしろ逆で、人をたくさん愛している方、愛する側にいる方が多いからです。

多くの方が素晴らしい愛情をお持ちです。

自分のことよりも他者を優先していたり、好きな彼・彼女をとことん受け入れていたり、お子さんがいらっしゃる方なら、お子さんのことを本当に大切に思っている方はたくさんいます。

つまり、愛されるにふさわしいだけの愛をお持ちだ、ということですね。

しかし、自分の内面にネガティヴなセルフイメージが存在すると、自分の愛情の価値はもちろん、自分自身の価値そのものを疑うことになりますから

「自分の愛が信じられない=自分が愛されていると感じられない」

という感情のブロックができあがるのです。

先に書いたように、ついつい相手の愛情を確かめたくなるのは「パートナーや他人にどう思われるか?」ではなく、「自分がパートナーや他人にネガティヴなイメージで見られている」という事実を否定したくて確かめたくなっている事が多いわけです。

しかし、相手がいくら「そんなことないよ、愛しているよ」と伝えてきたとしても、表面的には信じられますが、深く自分の中に入れて理解することが難しくなるわけですね。

だから、本当は「愛していないんでしょ?」と聞きたいわけです。

ここにある無限に湧き出す不安を払拭したいから。

例えば、「ねぇねぇ、私のこと愛してる?」とパートナーに尋ねる人の多くが、「相手の愛情」を確かめようとしていると思っていらっしゃいますが、カウンセリングの現場にいますと、その質問は

「ねぇ、あなたはいつ私を裏切るの?」

と聞いている場合もありえる、と僕は感じるのです。

これは、相手が裏切るまで続く可能性だってあるわけです。

他にも「どうせ私のことを愛していないでしょ」という言葉を使って、「愛していないっていいなさいよ」と言っているケースもあります。

相手が愛していないといった瞬間に、「やっぱり!」と感じる。その感覚が来るまで、相手に聞き続けるわけです。もちろん自分の言葉を否定されると一瞬安心します。が、不安は消えずまた同じ質問を繰り返すわけですね。

 

また、パートナーの浮気や不倫、離婚を切り出されるなどの出来事を通じて、「やっぱり!」と感じているケースも少なくないと僕は考えています。

 

「いつかこんな日が来るんじゃないかとビクビクしていました」とおっしゃってくださる方もいるぐらいですから。

実際、復縁や離婚に関するカウンセリングの中で「私はどうして彼にあんな冷たい言葉ばかり伝えてしまったんでしょう」という後悔を伺うこともありますが、そこにある心情ではなく、理屈だけを取り上げるなら、それはとても心理的に理にかなった言動だった、といえるのです。

だからでしょうか。

実際、パートナーや大切な人に「何も言わない、聞かない」という人もいます。

何も言わなければ、何も起きないと考えるからですね。

しかし、パートナーとの間で何も言わなければ、無関心さという問題が浮かび上がり、結局は同じような自体を引き寄せてしまうこともあるわけですよね。

うーん、なかなか切ない話ですけどね。

 

愛する側になるか、それとも愛される側になるか

このような心理状態やパートナーとの関係性を作ると、本来は素晴らしい愛情を与えることができる方も、「愛される側」に回らざるを得なくなります。

正確に申し上げれば

「いつもパートナーに愛情を与えているけど、自分のセルフイメージがネガティヴなので「自分が愛される理由やその感覚」が感じられない状態になる。

そのままでいるととにかく不安なので、いつも与える側に回り続けることになる。

その結果、疲れ果てるのは自分。

次第に、相手の愛情を信頼できないようになり、自分自身も愛情欠乏状態になる。

だから、自分の内面で「愛してほしい」という気持ちがまるで飢餓感のように噴出してくるので、愛されたい意識が強まっていく。」

という感じです。

その結果、愛してくれていないと感じるパートナーに不満を持つこともあるでしょうし、今度は自分が浮気や不倫したり、愛されないことでひどく悲しい思いを抱える方も少なくないようです。

こうなると、自分が愛しているんだか、愛されたいと思っているんだか、よく分からなくなりますね。

現実ではパートナーを愛し、受け入れているらしいけど、自分の感情は「愛がほしい」と叫んでいて、その声が消えない。

このような心理状態にある方ほど、「自分はめちゃめちゃ愛を欲しがる依存的な人間ではないか」と感じている方もいます。

また、この状態で「あなたからパートナーを愛する側に回りましょう」「パートナーと向き合いましょう」とお伝えすると、多少なりともウンザリされることが多いのではないか、と僕は思っています。

なぜなら、今までも散々パートナーを愛したり、受け入れたり、相手のペースに合わせてきた事実があるからです。

それは間違いない事実なんでしょう。

もう頑張って愛することにうんざりしている方がいても不思議ではないわけですよ。

「え?これ以上愛せってどういうこと?」と感じやすいわけですね。

他にも「もう人を愛することに疲れた」「これから自分らしく生きたい。もう誰もいらないわ」「もう愛してくれる人はいらない。静かな毎日さえあればいい」とお感じになっている方もいるのではないでしょうか。

ただ、そんなみなさんの心の声を丁寧に伺っていくと

「大切な人に私の愛や思いが伝わってほしい」

という強い願いが存在していることは多いですよ。

そして、「私の愛情によって、相手が喜んでくれることが私の喜びだ」とお感じになっている方が少なくないんです。

そう感じている人って、やっぱり素晴らしい人ではないでしょうか?

どこか、愛することを諦めそうになっている今も、まだ愛することにこだわっている自分がそこにいる、ということですからね。

だから、「ねぇ、私のことどう思ってる?」「どうせあなたは私のことなんて!」とパートナーに聞くのでしょう。

それは「私の思いはあなたの喜びになっていますか?」という問いかけなのでしょう、本来は。

しかし、自分のセルフイメージがネガティヴであると、相手の好意や思いが信じられず、受け取れないのです。

自分の中に、相手の思いや愛情があったとしても、つい自分のイメージを優先してしまう。

「判断」の層にある観念、感情が、自分の愛情の価値や、他者からの愛・好意・評価を受け取ることをブロックするのです。

これ以上、最悪な感情、最悪な状況にならないことを望み、自分自身でもそういった最悪な事態に備えるために、ついイメージしてしまうとそうなるわけですね。

だから、パートナーに強く詰め寄っていたり、私を愛して!と叫びたくなることもあるでしょう。長くそんな関係を続けていれば「恋愛・夫婦なんてこんなもの」と感じることもあるかもしれないですね。

「愛する」とは、愛を表現することに躊躇しない私になること

このようなタイプの方とカウンセリングやセミナーでお話をさせていただくと

「愛すること=頑張ること、耐えること、尽くすこと、相手のために苦心すること」といったイメージをお持ちなのかな?と感じることがあります。

ただ、僕はこう考えています。

「愛すること」とは、「自分の愛を表現すること」

そして、「愛する側」に回れば、自分自身はとても幸せになれる。

ただ、もう一つ付け加えてご説明することがあります。

それが「そもそも愛とは軽いエネルギー」だということ。

ふわふわっとした、感じていてお互いにいい気分になるエネルギーなんです。

そこを表現するだけでいいんですよ、とね。

頑張ることは与えること
ですが、そのモチベーションにもなる「愛すること」自体は、本来苦しいことではないのです。

しかし、もしあなたが「愛することが大変なことだ」とお感じなら、それは自分のセルフイメージや、自分自身の判断の影響が強いからかもしれませんよ。

「今の自分が相手に好意を伝えても、相手は喜ばないのではないか?」といった、「自分の愛を否定されることへの怖れ」「無価値な自分を感じることへの怖れ」は、愛することを重く、苦しいものに変えてしまいますからね。

だから、このコラムの最初に「ネガティブなセルフイメージこそ、恋愛における最大の問題である」と書いたというわけです。

あなたはどんな自分を信じていますか?

そして、自分の愛情にどれだけの価値と意味を感じていますか?

今の自分を「大切な人にとって欠かせない存在」だと感じられているでしょうか?

もし、恋愛関係がまだ続いているなら、あなたは相手にとってまだ「大切な人」なのでしょう。

もし、別れの危機があっても別れていないなら、あなたは相手にとって「大切な人」なのでしょう。

自分自身の不安や恐れよりも、そこにある事実を受け止める勇気があるでしょうか?

また、自分の中の感情を整理したり、誤解を解いて、セルフイメージをより良いものにしていけば、「私の思いはあなたの喜びになっているでしょ?」と素直に思える私に出会えるようにもなります。

なにより、自分自身が愛されるにふさわしいと思うから、愛されたい!という強い気持ちより、愛してくれる人に自然と感謝をしたくなります。

傍にいる人が、自分がいることで喜んでくれている、という「あなたが一番欲しいもの」も感じ取れます。

あなたはどんな世界と、自分のマインドを一致させたいでしょうか?

どんな気分で毎日を生きていきたいでしょうか?

もし、自分の世界を変えたいと思われるなら、どうぞ自分自身の感情や思いと向き合ってみてください。

セルフワークの王道としては

「今日、自分にできたことを認める」というエクササイズを長く続けて積み重ねる、です。

最初はなかなかうまくいきませんが、自分を深く癒やし見つめることで、自分の素晴らしさをどんどん取り込んでいくことができますよ。

ちなみに僕はこの癒やしのプロセスが大好きで、まぁカウンセリングでもそのプロセスしかご提供していないと言ってもいいぐらいですね(笑)

もちろんカウンセリングやセミナーではセルフワーク以上にダイナミックに癒やしを起こしますから、癒やしの時間短縮になりますよ。

なにより、あなたがプロセスを歩めば、きっとあなたは周囲の人に「愛される側より、愛する側に回ればいいのよ」といえる人になっているでしょう。

そして「愛する側に回る」ことは、苦しいことでもなんでもなく、とても気分がよく、温かく、嬉しいことなんですよ、と伝える「本当の愛の伝道師」になれているはずなのです。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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