恋愛と男性心理

同居中の彼の気持ちが私への恋愛感情なのか、所有欲なのか分からなくなりました

浅野さんへの質問

はじめまして。いつもブログやコラムを拝見させていただいております。
現在同居をしている彼が何を考えているのかわからなくご相談させていただきました。

彼と私は社長と会社に所属している者という関係ですが、現在彼の家に私がお邪魔する形で1年半ほど同居をしています。

家賃などの生活にかかる費用は彼が持っている状態で、私が事故にあって入院した際には駆けつけて付き添ってくれたり、ほぼ毎日の頻度で差し入れを持ってきてくれたりと大切にしてくれているとは思うのですが、「付き合ってはいない」というスタンスを同居当初から崩さないままです。

「可愛がっている」「大切に思っている」冗談半分で「結婚したい」などと言われたり、私が他の男性と食事に行ったりすることを止めたりするのですが、それが恋愛感情なのか所有欲なのかわからなくなってきました。

また、一緒にいることで仕事を優先的に回してもらったりはしておらず、あくまで個人的な関係です。彼はもともとは女性関係が派手だったようですが、今は特にわたし以外の女性の影は見えません。

私と会社との契約がもうすぐ切れるため、彼との関係を今一度見直して将来を考えたいと思っています。ご意見伺えますと幸いです。よろしくお願いします。

ネタ募集ネーム:ゆりさん(一部編集させていただきました)

ゆりさん、いつもご覧いただきありがとうございます。

また、ネタのご協力まで、本当にありがとうございますm(_ _)m

では、今日はあなたのご質問にお答えしますね。

ご質問は「現在同居をしている彼が何を考えているのかわからない」ですね。

もちろん僕の見解はあくまで一つの見方であって全てではない、という前置きがありつつ、いただいたご質問から読み取れる内容についてお答えしたいと思います。

なお、さっくり僕の見解のキモだけまとめて書いておきますと、これは「恋愛感情なのか所有欲なのか」という話なのではなく「彼はとにかく依存側に回りたくないのでは?」といった感じです。

ではよろしければご覧ください。

与えたい人(自立的な人)は依存側に回りたいとは思っていない

さて、今回のご質問もそうなのですが、普段自立的な態度(立場)で社会生活を送っている方ほど、自分自身が誰かに依存する立場にまわりたくない、と思っていることが少なくないんですよ。

だから、恋愛のような「与えて受け取る関係」「自立側と依存側に交互に回る関係」となると、依存側に回りたくなくてとかく相手との距離を起いたり、恋愛感情や本心を打ち明けないような態度を取り続けることがあります。

ここでの自立的な態度(立場)とは、与える側、相手を支える側、養う側、面倒をみる側といったイメージで解釈していただくと分かりやすいかと思います。

また、依存的な態度(立場)とは、受け取る側、相手に支えてもらう側、養われる側、面倒を見られる側といったイメージで解釈してみてください。

多く、社会の中で成功するなど自立的な立場に置かれている人、また自身の意思と行動と努力で自分の道を切り開いてきた人というのは、「依存的な立場」に置かれることでものすごく傷つくのです。

いわゆるプライドが傷つく、ってやつですね。

だから、自ら意識的に誰かに依存する、依存的な立場に回ること、恋愛でいうなれば「愛される」「愛を受け取る」「惚れる側に回る」ということを避けようとする傾向が強いんです。

自分が依存的な立場に回るなんてありえない!ぐらい感じている人も少なくないですし、もし自分が依存側に回ってしまったとしたら、自分に失望してしまうようにもなります。

イメージとしては「今までガツガツ稼げていた男性が、急に稼げなくなり、パートナーに養ってもらわなきゃいけなくなった途端、自分はパートナーによって支えられ、助かっているんだけど、そんな自分が許せずに気持ちが腐ってしまう」みたいな感じですね。

自分自身がとても情けなく思える、といいますか。

このような観念を持っている男性ほど、口では「好きだ」「惚れてる」と言えるんですけど、自分の心を相手に委ねることはあまりないわけです。

委ねる=依存的な態度ですからね。

だから、本気で惚れているような素振りは見せないし、自分自身でも本気で惚れない(相手を必要としない)ように、常に与える側に回り続けるような態度をとる事が少なくないと思いますよ。

このような恋愛パターンを僕は「ガラスケースの恋」と呼んでおりましてね。

好きな女性を大切に「ガラスのショーケース」に容れるようなイメージで、相手が不自由なく過ごせるように与えられるものをすべて与え、大切にしようとするのです。

これをあえて逆の意味で捉えるならば、「相手に何もさせない(自分に与えさせない)ようにコントロールする」とも言えるわけですよ。

だから、ゆりさんがおっしゃるように、「彼の気持ちは恋愛感情なの?それとも所有欲なの?」とお感じになっても不思議ではないと言いますかね。

女性側は「愛されているんだけど、でもなにか違う」とお感じになるのだろうな、と僕は思うわけです。

 

愛されている感だけでは素直に喜べないから彼の気持ちを推し量れなくなる

このような状況になると「私が彼に愛されているかどうか(十分に与えてくれているかどうか)」という事実だけでは彼の気持ちが推し量れなくなるでしょう。

これがまぁ彼の気持ちをどう解釈すればいいか、その判断の難しさを作るんですよ。

なぜならば「恋愛」というものは「依存と自立の立場が入れ替わり続けること」によって健全化するものである、という側面があるからです。

どちらかが自立で、どちらかが依存、と役割が固定化してしまうと、お互いが喜びを感じられなくなるのですね。

自立側は「受け取ることが苦手」だから、与える側に回り続けたいと思い。

依存側は「愛する自信がないからいつも愛されたいと渇望する人」と、「彼がいつも与えてくれるから今はそれにお付き合いしているけど、でも私だって相手のために愛したいと思う人」に別れるでしょうかね。

もし、依存側にある人が「愛する自信や与える自信がないから、いつまでも愛していてね」と願っているとしたら、この手の自立的で依存側に回りたくない人にとっては好都合であり、まぁお互いの利害が一致すると言えるんですけど、どんな人でも「愛されたい」というきもちがありますからね。

よほど自立側が「与えまくりたい、それが生きがいだ」と思っていない限り、いつか「いつまで甘えとんねん」と批判しはじめる可能性もあるとかないとか。そういう意味では「依存側に回り続けること」もまた、自分で恋愛関係や自分の人生を決められないリスクを抱えるものなんですけどね。

ただ、今回のご質問を読ませていただくと、ゆりさんは「恋愛感情なのか所有欲なのかわからなくなってきた」とおっしゃっているわけで、そう考えるとどこかで「確かに上司と部下のような関係だけど、しかし恋愛関係として対等さ(自立と依存の立場が変わること)がないことにちょっと疑問」みたいに思われたのかもしれませんね。

そう思うから「彼は本当に私のことを考えているの?」といった疑問が湧くといいますかね。

実際、物質的・環境的には愛されている事実はたくさんあろうかと思いますし、そこにケチのつけようはないわけですよね。

が、気持ちの面で「本当に対等に向き合えているの?」という部分と、しかし「今まで女性関係が派手だった彼が、今は誰とも関係を持っていなさそう」という事実があなたの内面でぶつかって、「私は何を信じ、どう彼のことを解釈すればいいの?」と考え込んでしまうのかもしれません。

だから余計に彼の気持ちが知りたくなるといいますかね。

ただ、僕の視点では、この彼は与えたい人、プライドも高い人、だから依存側に回るつもりはないのかもしれないな、なのです。

それは女性のことが好きとか嫌いとか、そういった感情の話ではなく、彼の生き方、彼の望む心の態度の問題なんです。

だから、「彼が本気で私と向き合ってくれるなら、未来を考えてもいいかもなぁ〜」と思ってもなかなか答えが出ないケースって少なくないと思うのですよ。メッチャメチャ与えてくれることは間違いないし、大事にしてくれることには違いないでしょうから。

なぜなら、この手の男性が本当に自分のことを必要としてくれているのか(本気で私に惚れる側に回ってくれるのか)が、とにかく不透明だと感じやすい状態だからです。

 

関係を続けるかどうかの目安は「対等な関係になれるかどうか」

だから、これはあくまで一つの基準、考え方でしかないのですが、もしこの手の依存側に回ることがとにかく嫌だと感じている男性と、関係を続けることができるかを考えるなら、「今までよりも対等な関係になれるかどうか」が、一つの目安になるかもしれません。

恋愛や夫婦関係が長く続く関係、いわば心の面で健全な関係性というのは、お互いの立場、価値などが対等であり、お互いが対等に接しあえる関係といえます。

相手を見下しても、持ち上げすぎても、相手に依存ばかりしていても、依存側に回らないように与え続けても、まぁ理屈上は「バランスが悪い」ってことになります。

バランスが悪い、つまり、いつか今のバランスが崩れたときに関係にヒビがはいる、って感じでしょうかね。

そもそもそういった関係を求めるのは自分の事情であって、相手を心から愛し、受け容れ、与えたいという愛情とはいい難い側面があります。

とはいえ、ぶっちゃけ、これは机上の話といいますか、あくまで頭で考えた理想的な関係でもありまして、実際恋愛の現場で起きていることはもうちょっと生々しいし、キレイ事だけでなんとかなるようなものではないかもしれません(^^;

ま、こんな事書いていいのかと思いつつ書いていますけど、でもそんなもんだと思うんです。

だから、深層心理云々の影響についてではなく、とても現実的な話として考えるとするならば、ゆりさんが今後も彼との関係を求めるなら、一度そのあたり彼とお話し合いになってみるといいのかもしれませんね。

お互いがどんな関係を求めているのか自体に罪があるわけでもないですし。

しかし、恋愛に対する価値観があまりに違う人といても辛いだけかもしれませんし。

実際、話し合うことでお互いの気持ちを理解し、尊重できるようになって、今よりもいい関係になる場合もあるようですしね。

こればっかりは話し合ってみないとわからないことでもあるんですけどね。

ちなみに今回のご質問の深層心理を見つめると、お互いに「深く関わることに対する抵抗」があるかもしれないね、って話になります。

深く関わる代わりに、与える、受け取る、という立場を取るといったイメージでしょうか。

ただ、この話を書き始めると長くなりますし、もう少しツッコんでお話を伺わないと僕も性格なことが言えませんのでね。

まぁ気になったらまた聞いてみて下さいな。

 

今回は以上です。何か参考にしていただければ幸いです。

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