恋愛の心理学

彼氏がいるのに元彼が気になる心理解説と「迷い」を「成長」に変える方法

「彼氏がいるのに元彼が気になる」というご相談

彼氏がいるのに元彼が気になりはじめてしまいました。

最近元彼から連絡があって、雰囲気的に私とよりを戻したい様子なんです。

実は元彼と別れたとき、まだ好きだったからすごく辛かったんです。なかなか忘れられませんでした。

でも、彼氏と出会って、すごく大切にしてもらってすごく幸せな気持ちになれたんです。

なのに、元彼からの連絡で気持ちが揺れてしまっています。

浅野さん、こんなときどうしたらいいのでしょう?

このようなご相談をいただくことがありますね。

また、このように悩む方ほど

「彼氏の嫌なところと、元彼の良いところ」ばかり比べたり

「彼氏の嫌なところと元彼の嫌なところ」を比べて覚悟を決めて飛び込んじゃおう、とするかたもいるとかいないとか。

ま、これは一切おすすめしない方法なんですけどね、僕としては。

ただですね、このような「彼氏か、元彼かで悩む」という悩ましい問題は

あなた自身がより人を深く愛する自分に成長するきっかけになることがあります。

なので、僕のカウンセリングでは、「どちらの彼にするか決める」だけじゃなく、

このお悩みがクライエントさまにとっての「成長や幸せ」につながるようにサポートをさせていただくことが多いですね!

そこで今回は

「彼氏がいるのに元彼が気になる心理解説と「迷い」を「成長」に変える方法」

についてコラムにします。

もしあなたが迷いの中にいるならば、参考になさってみてください。

彼氏がいるのに元彼が気になる心理

彼氏か元彼可で悩む女性

では、「なぜ彼氏がいるのに元彼が気になるのか」というお話なんですけどね。

実は、今彼に対しても、元彼に対しても

「魅力や好意」と「そうではない部分」の両面を感じて葛藤しているから、と解釈できます。

これを心理学では「二重接近-回避型の葛藤」と呼びます。

つまり

「今の彼、元彼、どちらにも近づきたい理由があり、かつ、離れたい理由がある」

ということなんです。

例えば

  • 今の彼に感謝しているし、そばにいてとても安心できるけど、元彼と比べると男としての魅力を感じない。
  • 元彼には男としての魅力や刺激を感じるけど、一度ダメになった関係なのだから、ぶっちゃけ戻ってもどうなるかまだわからない。

そんな悩み方をする方もいるわけです。

彼氏がいるのに元彼が気になるのは、自分の外側の要因だけを比較しているから

では、なぜ「彼氏がいるのに元彼が気になる」という葛藤が生じるのか、についてお話したいんですけどね。

そもそも「葛藤」とは、

「外的な要因(自分の外側にあるもの)」に(これを心理学「誘因」といいます)

自分の欲求が引っ張られたり(近づきたいと思ったり)

回避したいと感じたりすることで起きるわけです。

今回の事例で言うなれば

今の彼が私をいかに愛してくれているか、だとか

元カレのことがどれだけ魅力的か、だとか、

そういった部分だけでどうするか決めようとすると、実は葛藤が深まる場合があります。

また、今の彼、元彼双方から感じる感じるマイナスの要因ばかりに気を取られすぎると

悩みは深くなり、自分の気持ちも不安定になりやすく、実際に選ぶ行動も起こせなくなりやすい、といえます。

これ、結構しんどいんですよね・・・。

ただ、「今彼、元彼、どちらにもプラスの要素とマイナスの要素を感じる」のだとすれば、この(葛藤)状態から抜け出すことが悩みを解決する方法になりますよね。

では、どうすれば「彼氏、元彼どちらにするか決めること」ができるのでしょうか。

彼氏がいるのに元彼が気になる状態を卒業する方法とその心理解説

彼しか元彼で悩んだ女性がついに決断した

さて、「彼氏・元彼、どちらにするか決める方法」は

「彼氏・元彼双方とあなたがきちんと向き合い、愛する選択を取ること」です

要はですね

「どちらがいいかな〜」といった、外的な要因に引っ張られた考え方を続けているうちは、自分も苦しいですし、なかなか答えが出ないし決められないよ、という話なんです。

その心理的な理由を解説すると、以下のようになります。

先にも解説しましたが

そもそも葛藤というものは、外的要因によって自分が「近づきたい」と感じたり、「離れたい」と感じることから生じるのです。

だとしたら、外的要因によらないものから、今の状況を見つめて行動していけばいい、となるんですよ。

今回の事例は恋愛のケースとなりますから

「私は人を愛したい・大切にしたい」という気持ちで行動することで、葛藤から抜け出しやすくなるだろう、ということなんですね。

だから、きちんと二人を見て、大切にしてみること、愛してみることです。

「どちらが魅力的だろう」と考えるよりは、こちらから愛情や感謝などを向けてみることです。

ただし、葛藤しているからこそ出てくる苦しみもあります

ただ、おそらく「彼氏と元彼、どちらにしようと悩んでいる」ならば

彼氏を愛そうとすると、苦しさを感じることが増えると思います。

彼氏に対して「ごめんね」という気持ち(罪悪感)が出てくるからです。

それは元彼に意識が向いちゃってごめんね、と思うからでもあり

より心の深い部分では

「本当は彼氏のことも愛したいんだけど、それがうまくできない私でごめんね」

という、自分が愛情を選択できずにいることで生じる苦しみを感じるのです。

そう感じる分だけ、つい「元彼」のことが気になってしまう場合もあると思いますよ。

だから、一人で悩んで苦しい思いをされるならば、然るべきサポートを受けていただいてもいいのかもしれませんね。

ただ、ここで言えることがあるとしたら

彼氏に「ごめんね」と思うことは、彼氏に愛を向けているわけではありません。

彼氏にごめんねと思うから、元彼の事が気になることも、愛を向けていることではないのです。

このような状態で今の彼か、元の彼かを選ぶことは、

どこかで「私はうまく愛せない人間だ」という感覚を残すことになり

自分の心の成長や自己価値向上につながらない事が多いんです。

要は、愛してくれる彼氏と、魅力を感じる元彼を使って

自分の心の成長を止め、自分の愛情や自分の価値を貶めるような選択をしている、と言えるんです。

だから、「彼氏か、元彼か」と悩むと、自分が嫌になったり、恋愛が辛いと感じやすくなるのです。

愛情と執着の違いについて愛情と執着の違いについて今日はまとめています。そもそも執着とは「自分のためになにかにしがみついている状態」で、相手を愛している状態とは全く異なるものなのですよ。...

私が「心から愛せる人」を選び、幸せと自分の成長を実感していきましょう

パートナーを愛する女性

もし、あなたが彼氏がいるのに元彼が気になるというお悩みを抱えておられるならば

私が「心から愛せる人」を選び、幸せと自分を成長を実感していく方向に進んでいきましょう。

・・・が、実際のところ

「今、たしかに悩んでいるし、元彼が気になっているけど、すぐ会うわけでもないし(会うことをためらうし)」

とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かにその通りで、元彼が気になるといえど、実際に関わることがないなら向き合うこともできないし、愛せませんよね?

実は、そんな方ほど「カウンセリング」がおすすめなんです!

面談カウンセリングの中で用いる、「イメージを使ったアプローチ」で

実際に元彼と会っていないけれど、実際に愛を向けた感覚を得ることが可能になるんですよね。

このアプローチを使うことで、会っていない元彼、今はリスクが大きすぎて会えない元彼であっても、ある程度葛藤を処理しやすくなってくのです。

最後に少しだけ余談を

実はカウンセリングの中で

「ねぇ、浅野さんだったら彼氏がいいと思います?それとも元彼がいいと思います?」

というご質問をいただくことは稀ではないんです。

そうお聞きになりたいお気持ちもめちゃくちゃわかりますよ、うん。

でも、それを聞いて答えが出るならいいのかもしれませんが

むしろ余計に葛藤するんじゃないでしょうかねぇ?

なので、このようなご相談をいただいたとき、今の僕は

「あー今彼さんの心理は〇〇で、元彼さんの心理は〇〇で」

なんて男性心理を語ることはあまりありません。

また

「今彼さんと元彼さん、両方の魅力を見つけたり、どれだけ愛されてきたかを思い出してみましょうね」

なんてご提案をすることもすぐにはしないかな。

そうではなく、

「本気で好きだと思う人と、あなたが向き合うこと」「自分から愛する意識・選択を取ること」で

葛藤から抜け出しやすくなり、そのプロセスが自分を成長させくれると考えています。

だから、このような葛藤はあなたの成長のチャンスにすることができる、とお伝えしているんですね。

よってたまに伺うご質問

「もし浅野さんが女性だったら、どちらの彼にしますか?」というご質問の意味は

「僕が女性だったという実現不可能な条件のもとで、僕の好みを聞くだけだ」

とご理解いただけますと幸いでございますm(_ _)m

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