恋愛で「彼のために我慢しすぎてしまう」ことはありませんか?

彼がつらそうにしていると、つい自分のことは後回しにしてしまう。

相手の気持ちを優先しすぎて、気づいたら自分の感情がどこかに行ってしまっている。

それでも、

「彼が少し楽になるなら」
「私が我慢すれば関係は続くなら」

そんなふうに思ってしまう。

頭では「このままじゃしんどい」と分かっているのに、

いざ自分を優先しようとすると、強い罪悪感が出てきたり、

「冷たい人間になってしまう気がする」と不安になることもあるかもしれません。

今日は、そんな「彼のために我慢しすぎてしまう恋愛」から、

なぜ抜けられなくなるのか、その心理構造を整理してみたいと思います。


ダイブ型忍耐女子とは何か〜自分が傷つくことで、相手を救おうとする愛し方」〜

僕はこのタイプの恋愛パターンを、少し強めの言葉ですが

「ダイブ型忍耐女子」

と呼んでいます。

ダイブ型忍耐女子の恋愛スタイルを一言で表すなら、

「自分が傷つくことで、相手を救おうとする愛し方」

です。

相手が無力感を抱えているとき、
相手よりも深い無力感に、自分が先に飛び込んでいく。

「あなたより私のほうがつらいよ」
「それでも一緒にいるよ」

そうすることで、相手をヒーローにし、
相手の価値や自尊心を守ろうとする。

これは意図的にやっているというより、
ほとんどの場合、無意識に起きている反応です。

そしてこの愛し方には、
非常に深い優しさと覚悟が含まれていることが多い。

だから僕は、これを単純な「自己犠牲」とは呼びたくないのです。


なぜ尽くすほど恋愛が苦しくなるのか

問題は、この愛し方を続けることで、
無意識のうちに「相手より価値の低いポジション」を、
自分に与えてしまいやすい点にあります。

たとえば、

  • 彼がつらそうなら、自分はもっとつらくなるべきだと感じる
  • 相手の機嫌が悪いと、自分が悪い気がしてくる
  • 彼が疲れていると、自分は休んではいけない気がする

こうした状態が続くと、
二人の関係の中に、少しずつ

重さ・緊張感・深刻さ

が溜まっていきます。

すると、

「こんなに愛しているのに、なぜうまくいかないんだろう」
「私はちゃんと愛しているはずなのに」

という苦しさに行き着いてしまう。

これは、愛が足りないからでも、
あなたが弱いからでもありません。

愛の向け方が、
「自分を削る方向」に固定されてしまっているだけなんです。

まぁこれも一つの役割意識から生じるもの、と言っていいかもしれません。


我慢しすぎてしまう恋愛から抜け出して幸せな関係を築くために

① 自分は「愛される対象」だと認識すること

まず、何よりも大切なのは、

「私は、パートナーから愛される側の存在でもある」

という認識です。

この感覚が抜け落ちていると、
愛するために自分を犠牲にする、という選択しか残らなくなります。

すると、関係は「支える人」と「支えられる人」に固定され、
対等なやり取りが難しくなってしまう。

あなたが愛される対象であることを、
頭だけでなく、少しずつ体感していくことが大切です。


② 愛されること・親密になることへの怖れに気づく

ダイブ型忍耐女子の方の中には、

  • 愛されることが怖い
  • 近づきすぎると失う気がする
  • 幸せになると壊れる気がする

そんな無意識の怖れを抱えている方も少なくありません。

この怖れがあると、
「愛される位置」に立つ代わりに、
「支え続ける位置」に自分を置いてしまうのです。

そのほうが安全だと、
心のどこかで感じている場合もあります。

ただ、その安全は、
長期的にはあなたをすり減らしてしまうことが多い。


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最後に:あなたが悪いわけではありません

ダイブ型忍耐女子の愛し方には、
強い意志と、深い優しさがあります。

ただ、その場所に留まり続けることで、
パートナーはあなたを愛する余白を失ってしまうことがあります。

誰だって、自分が選んだ人を愛せない状態は、
しんどいものですからね。

だからこそ、

「愛すること」よりも先に、「自分を大切にすること」

を、ほんの少しずつでいいので取り戻してみてください。

それが結果的に、
一番自然で、あたたかいパートナーシップにつながることも多いのです。

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたはずなのに」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 個々のご相談を心理学の視点で整理して、明快に言葉にしていくカウンセリングが人気。 キャリア17年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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