「なぜ、いつも同じようなパターンで苦しい恋愛を繰り返してしまうのだろう?」

多くの人が一度は抱くこの疑問。

幸せな恋愛をしたいのに、ついつい苦しい恋愛ばかり続けてしまうのはなぜなのでしょうか?

今回は、そんな繰り返される辛い恋愛の背景にある心理について深堀りしていきます。

特に「もう苦しい恋愛を卒業したいです」と思われている方に読んでいただきたいコラムです。

なぜ恋愛を苦しいと感じてしまうのか

そもそも幸せになるはずの恋愛が、なぜ苦しいと感じてしまうのでしょうか?

その理由をいくつがご紹介します。

好きすぎて苦しい

好きな気持ちが強くなりすぎてしまうと、苦しい気持ちを感じることがあります。

例えば、「本気で好きになれる人と初めて出会った」「初めて自分が人に心を許せた」「相手から猛烈なアプローチをされて本気で好きになってしまった」など、どこか相手のことばかり考えてしまうと、その状況を苦しく感じることがありますね。

この場合、仕事中も、プライベートな時間も、いつも好きな人のことが頭から離れず、普通に生活することも苦しくなってしまうでしょう。

相手との温度差を感じて苦しい

自分自身と相手との恋愛に向き合う気持ちや好意の温度差を感じるときも苦しいと感じるでしょうね。

「自分ばかりが好きで、相手はそれほど思ってくれていないんじゃ?」

そんな風に感じると、どうしても苦しい思いが湧き上がってきます。

それはどこかで、自分の好きという気持ちの価値を感じられなくなってしまうから、なんですけどね。

こちらの気持ちを蔑ろにされてしまって苦しい

こちらの気持ちを蔑ろにされてる、と感じるときも苦しいですよね。

例えば、好きな人に浮気をされるなど、自分の好きという気持ちを蔑ろにされたと感じるとやはり苦しいものですよね。

どこか「自分は大切にされていない」「信頼を裏切られた」と感じてしまうでしょう。

遠距離恋愛などで会えないから苦しい

会いたいと感じたとき、すぐに好きな人に会えない状況はつらいものです。

例えば、遠距離恋愛をしていると物理的に会えないため、苦しいと感じる人は多いことでしょう。

短期間なら我慢できる寂しさも、長期間となると不安も大きくなります。

SNSやオンラインツールで遠慮リでも顔を見てコミュニケーションを取れるようになったものの、好きな人に触れられない状況に辛さを感じてしまうものです。

苦しい恋愛が続くのは「過剰適応」が続くからかもしれない

ただ、どのような理由であれ、苦しい恋愛を続けている理由として

「パートナーに過剰に合わせる意識を持ち続けているので苦しい恋愛が続く」

と考えることができるんです。

要は、パートナー、もしくは恋愛というものに対して「過剰適応しようとしている」と言えるんです。

言い方を変えれば、自分を顧みず、自分の存在や思いを押し殺しながら恋愛をしている、ということでもありますね。

例えば、相手のことが好きすぎて苦しい恋愛が続いている、というケースなら。

相手のことが好きすぎて「相手から好意を得られるのであれば、相手のために(自分のために)何だってする」と考えてしまう方がいても不思議ではないんです。

このとき、自分のことを大切にできているか、というと、意外とそうではないんです。

例えば、相手の言いなりになる、相手の願いは何だって叶えたいと思う。

その気持ちを否定するつもりはないのですが、どこか自分が損をしたり、負わなくてもいいリスクを背負ってしまうことで苦しい恋愛を続けている場合も少なくないんです。

もちろん、「相手に浮気された」「なかなか会えない関係」といった場合も同じようなことが起こります。

相手の気持ちを取り戻したい、こちらに向けたいがゆえに、しなくてもいい我慢を続けたり、相手の気持ちが別の人に向かないように相手の顔色や意見に合わせ続けたり。

このときもある意味過剰適応となっていることが少なくないんですよね。

苦しい恋愛から卒業する方法は「過剰適応」から抜け出すこと

なので、いわゆる苦しい恋愛から卒業する方法は

「過剰適応状態から抜け出すこと」

となるケースもたくさんあるんです。

要は、好きな相手や恋愛そのものに対して、自分を明け渡しすぎない、ということなんです。

自分の気持ち、自分の意見、自分の考えは、持っていて普通だと考えてみることです。

いくら好きな人のためとはいえ、なんとか成就させたい恋愛があったとしても

自分の気持などを全て明け渡してしまう必要はないし、自分で否定する必要も、他者からの批判をすべて受け入れる必要もないのです。

もし、苦しい恋愛を続け、自分が自分でなくなっているような感覚がするとしたら、それはおそらく「自己犠牲」が続いてしまっていると言えるでしょう。

ビジネスウーマン・笑顔
犠牲と貢献の違いについて 〜犠牲のパターンを手放す方法〜 幸せになるためには「与えることが重要」ということは理解できます。 ただ私には与えること(愛すること)と犠牲の違いがよく分かりません...

この自己犠牲こそが「相手に過剰適応してしまう」という状態であることは多いと考えられるんですよ。

誰だって自己犠牲ばかりが続く恋愛をすれば苦しいものです。

だから、苦しい恋愛を続けてしまうあなたが悪い、と考えるよりは

「どうして過剰適応が続くような、自己犠牲的な恋愛を続けてしまうのか?」

と捉えて、自分を整えたり、見つめ直す時間を作っていただくといいのではないでしょうか。

最後に

苦しい恋愛が続くとき、それはあなたが自分を見失っていたり、自分のことを大切に扱えていないときかもしれません。

ただ、その事実自体をネガティブに見すぎることもまたリスクが伴うことです。

好きな人ができた、とか、素敵な恋愛がしたい、と思うあなたの気持ち自体は間違っていないのです。

ただ、それを実現するために無理をしすぎているとしたら。

もしくは、自分の内面から湧き出す不安や衝動に突き動かされて、負わなくていいリスクを負っているなら。

自分の幸せのために自分を見つめ直すこともお考え頂いてもいいのではないでしょうか?

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浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたのに、どこか噛み合わない」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 正しさや結論だけを急がず、今どこに立っているのかを一緒に整理する個人セッション(カウンセリング)が人気。 キャリア16年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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