甘すぎない恋愛心理学

どうしてもパートナーに突っかかってしまう私がいます 〜無価値観と不安の心理〜

「どうしてもパートナーに突っかかってしまう私がいます…」

今日は、そんなお悩みに隠れている「無価値観と怖れ」のお話を少し。

パートナーと仲良くしていたい。なのに、つい突っかかってしまう——。

その背景にあるのは、「素直になれない自分」なのかもしれません。

愛されたいのに、素直になれない私たち

大切な人ほど、心の奥にある「好き」「そばにいてほしい」という気持ちをまっすぐに伝えるのは難しい。

むしろその想いが強いほど、不安が生まれる。

  • 彼は私のことを本当に好き?
  • いつか離れていってしまうのでは?
  • 私よりも他のことが大事なんじゃないか?

そんな「怖れ」があると、つい感情が先に出てしまい、「分かってほしい」が「責める」になってしまうことがあります。

無価値感が引き起こす“突っかかり”

この「怖れ」の正体は、多くの場合、自分の中にある無価値感

無価値感とは、「私は愛されるに足りない存在なのでは?」という心の感覚。

これを感じたくなくてがんばる。でもがんばっても埋まらない。

そんな時、人は怒りや苛立ちとしてそれを外に出してしまうことがあります。

愛の裏返し、そして祈りのような感情

突っかかってしまう気持ちの裏側には、もっと愛したい、受け取りたい、繋がりたいという感情が隠れていることもあります。

でもその想いを表現する方法がわからず、不安から防衛的な態度を取ってしまう。

そんなとき、自分を「甘えてる」「わがまま」だと責める必要はありません。

不安な自分をケアするという視点

自分の中の無価値観や怖れに気づいたら、まず必要なのは自分へのケアです。

「私は大切にされていい存在なんだ」と少しずつ感じられる時間を持つこと。

無価値観を否定するのではなく、その気持ちを「理解し、抱きしめる」ような意識を向けてみてください。

まとめ:責めたくなる時こそ、自分を見つめ直すチャンス

ついパートナーに突っかかってしまう——そんな時こそ、自分の心の中にある怖れや無価値感を見つめるチャンスかもしれません。

その奥には、あなたなりの「大切な人と心からつながりたい」という強く美しい願いがあるのだと思います。

だからこそ、少しずつでも、自分をいたわってあげてくださいね。

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