こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和でございます。

今日は金曜。ということで、今日も忍耐女子シリーズの記事でございますね。

「いちいち記事にしなくても・・・」

そう思えることをあえて蒸し返すように書き綴るコラムでございます。

実はこういったご相談、わりとあるんです。

「最初は、彼(夫)の抜けてるところも好きだったんです。なんか、かわいいなって。

・・・でも一緒に暮らしてみたら、もう無理です。

浅野さん、どうしたらいいですか?」

うーん、なるほど。

これ、口が避けても言えないけど「やっちまった」と思う案件かもしれませんね。

もう結婚しちゃったよ、とか、同棲しちゃったし、とか・・・。

たしかに付き合いはじめの頃の「抜けてる彼」は、なんかキュートだったんですよね。

どこか空気を読まない発言も、的外れなフォローも、「もう、しょうがないなあ♡」で済んでた。

あばたもエクボ的な凄まじいプラセボ効果・・・と言ってしまうと元も子もないので、訂正します。

恋は幻想を見せる・・・一緒か

恋は幸せな気持ちを届けてくれるものですしねぇ(ちょっと無理があるかな?)

しかも「しょうがないなあ」って、実はけっこう愛のある言葉でね。

・・・ところが。

至近距離で毎日ボケられると、いつの間にか心に積み上がるものがある

一緒に暮らしはじめると、これが変わってくる。

同じ「抜けた行動」でも、至近距離で毎日見せられると、じわじわと何かが積み上がっていく。

食器の置き方。
洗濯物の扱い。
「ねえ聞いてる?」と聞くと「聞いてるよ」と言うのに明らかに聞いていない”あの顔”。

トラウマ、もとい、忘れられないの、ってなる話ですね。

そして気づくわけです。

「あ、この人、抜けてるんじゃなくて、本当に気がついていないんだ」と。

抜けてる、というのは、気にしようとしてるけどできない、ということで。

気にしてない、というのは、そもそもそこに意識が向いていない、ということで。

これ、だいぶ違いますよね。

いや、この差はデカい。同じようで全く違う。

場合によっては、悪意の影さえかすかに感じる。

つまり、忍耐女子の皆様の「しょうがないなあ♡」が「・・・いい加減にしろよ」に変わる瞬間というのは、だいたいここじゃないかと。

よって、ご相談頂く皆様の「どうしたらいいでしょう?」は、「ほんまいい加減にしないと◯◯ぞ」という声に似た響きを持つのですね。

ま、分からんでもないです、そのお気持ち。

あ、ちなみに「〇〇ぞ」の読みは、みなさま個々でご自由に想像していただければと思います。

忍耐女子さんは「耐えている自覚がないまま耐えている」

ここでいきなり心理の話に持っていきますけどね。

臨床的に興味深いなと思うのですが。

この「いい加減にしろよ」が出てくるまでの間、忍耐女子さんたちは何をしていたのか。

そんな謎めきすぎる謎があると思いませんか?

「もう、しょうがないなぁ♡」とだけ思っていたのでしょうか?

いつも怒りを抑えていたのでしょうか?

・・・おそらく違うと思うんですね、あたしの臨床経験では。

「怒りが出てくるまで、自分の気持ちに気づいていなかった」

という方がおそらく正確ではないか。

そう思えるケースは結構あるあるな気がしております。

忍耐女子さんは、「耐えている自覚がないまま耐えている」という人がわりと多いもの。

よって、僕が忍耐女子さんと呼ばないと気づかれない方が多いのです。

しんどいけど、しんどすぎるとまでは思っていない。

怒りを感じているけれど、怒りを受け入れ表現していい理由が見つからないから、認識できていない。

そのかわりに出てくるのが「でも彼のこういうところは好きだし」という、自動的な打ち消し。

そう、「愛という名の打ち消し」。

なんだか本を一冊書けそうなフレーズですけどね。

つまり、「抜けてるところも好き」というのは、愛情でもあるんです。

が、同時に自分の気持ちを先回りして打ち消す作業でもあったかもしれない。

うーん。ちょっとだけ、切ない話かもしれないのですよね。

悪気がないのにこちらを消耗させる人は、確かに人をより消耗させる

で、です。

そこに「気にしてない彼」が至近距離でその姿を毎日披露してくれるわけです。

これはもう、相当な追い打ちでもありますな。

「飲んで食べて、締めに牛丼特盛」レベルの、無理ゲー感がある。

とはいえ、パートナーの方も、まさかあなたがそんなことになっているとは思っていないから、いつも通りに過ごしているわけです。

悪気がない。

まったくない。

それがまた寝た子にしておいた怒りの導火線に火をつける・・・。

ヒーヒーフー。

深呼吸して気持ちを整えても、また火をつける・・・。(呼吸法がなんか違う気がしますが)

・・・嫌がらせ?と思う瞬間でもありますね。

ちなみに僕の個人的な感覚で言うと、悪気がないのにこちらを消耗させる人ほど、受け手が消耗されられる案件はない、というのが実感でして。

相手に悪意があれば、それはそれで怖いしムカつきますけど、理由が分かるから「理由が分からん」という恐れはそこまで感じない。

しかし、悪意がない、でもこの人は私の怒りを煽ってくる、となると、これは理由がわからない分だけ怖い。

よって、イライラをその恐れで煽られて、さらに強烈にムカつくって話になるんですな・・・。

・・・まぁそれはさておき。

長年ぼんやりしていた「いい加減にしろよ」が、今、満を持して出てきた。

というのが、今の状況かと思うんですねぇ。

「いい加減にしろよ」と思えた自分を、しみじみ受け取ってほしい

ここからが本題なんですが。

忍耐女子さんにとって「いい加減にしろよ」と思える自分に気づいたとき、どうしてほしいかというと。

ちょっとだけ、「しみじみ」としていてほしいんです。

「あ、私、こう思えるんだ」と。

・・・なんだそれって話なんですが、まぁ話は最後まで読むものですよ(笑)

怒りって、実はけっこう強いエネルギーでして。

ときには人を攻撃するものにもなりますが、自分自身の推進力、やる気ともつながるものなんですね。

だから、我慢が強くなると、このエネルギーはでにくくなる。

特に、長い間自分の気持ちを先回りで打ち消してきた人ほど、この「いい加減にしろよ」も「やる気や意欲」が出てくるのに時間がかかる。

だとしたら、ですよ。

今、幸か不幸か、それが出てきた、ということは。

あなたが、自分の気持ちを、以前より少しだけ、ちゃんと受け取れるようになった、ということでもあるんですよね。

これは忍耐女子さんにとってすごいことなんです。

心が狭くなったんじゃなくて、元に戻ってきたのかもしれないのです

なので、僕は多くの忍耐女子さんに「いい加減にしろよ」と思えるようになった自分を、責めないでね、とお伝えするわけでございます。

もちろん、いい加減にしろよの先をアクティングアウト、は避けたいところなんですけどね。

ご相談いただくと

「こんな怒りを感じる私って良くないですよね。私、心が狭くなったのかな」と思う方、けっこういるんですよ。

うーん、僕の視点では「もとに戻ってきたんですよ、自分の気持ちが」となるんです。

・・・今、つくづく感じませんか?

「そっか、私のツッコミって、こんなに鮮やかで鋭かったのね」と。

今ならビシバシ突っ込めるでしょ?

今までの清純派キャラでは考えられない鋭さでしょ?

えー、私そんなキャラじゃなかったのに、というお気持ちも分かります。

が、ここは、アフタヌーンティーでもゆっくり味わいながら、スコーンにクロテッドクリームをたっぷりつけながら、「私のこのツッコミ、なかなかよね」と感慨にふけってほしいわけですよ。

そして、右手を眺めながら「私にはこんな力もあったのか・・・」と、スーパーサイヤ人に覚醒した悟空のような気持ちで、自分を味わっていただきたいと思います。

ま、真面目な話を書くと、この体験はあなたの愛のカタチが変わる瞬間なんですよ。

今までは抑える愛、譲る愛、待つ愛、耐える愛だった。

それがこれからは「あんたなぁ、なんでいつもそうやねん!」と言いながら、「でも私はあんたを選んどんねん!」とドヤれる私に変わるような感じですねぇ。

忍耐女子さんの秘めた情熱が爆発するわけですよ。

それはとても素晴らしいことであり、心が楽になることでもあり、深く人とつながる準備ができたということでもある。

・・・ま、その分、中途半端な関わり方されるとイラつくようにもなりますが(^^;

ただ、繰り返しになりますが、その情熱で相手を丸焦げにしてはマズいっすけどね。

・・・え、もうしちゃった?どうしようって?

うーん。ここは相手の回復力に期待しましょうかね(遠い目)

「やるな、あんた」と思えたら、そこは上級者の領域でっせ

そしてもし、心に余裕が出てきたときに。

その「いい加減にしろよ」という気持ちを、自分の中に引き起こしてくれた彼のことを、ちょっとだけ見てみてください。

「いちいちむかつくわー」と思うのは普通。

「なんでこんな人を選んだんやろ」と思ったら、少し内省が強め。

「・・・やるな、あんた」と思えたら、上級者。

上級者さんは

「彼が気にしなかったのではなく、私が気づけるようになったのだ」という視点に立てるわけです。

このとき、関係は少しづつでも変わっていきますよね。

変わっていく、というか。

あなたがいい意味で楽になり、変わっていく。

それを「やるな」と思いながら眺められる自分は、付き合いはじめに「しょうがないなあ」と言っていた自分より、少し深いところにいるわけですよ。

もし、二人の今後について深く考えるなら、アフタヌーンティーのあとで、ではなく、この気付きのあとでも十分かもしれないっすね。

そもそも、その「いい加減にしろよ」の中に、何があるのでしょうね

ただ、もし

「私、いい加減にしろよ、を通り越して、もう無理かもしれない」

そう思う方がいれば、一度話を聞かせてもらえたら、と思いますよ。

あなたの「いい加減にしろよ」の中に、何があるのでしょうか。

・・・ねぇ、悪いものじゃないでしょう?

こんなこと、赤の他人に言われるのもムカつくと思うんですけど、それが僕の仕事なので仕方ないとご理解くださいm(_ _)m

少なくとも、もし、あなたの中に悪いものがあるなら、あなたはそのパートナーのそばにいないはず。

それもすでにおわかりでしょう?

だから、伝わらないのが苦しいんですよね。

なので、いいか悪いか別にして、私の気持ちを見事にスルーするあいつにムカつくのはしょうがない話でございます。

ただ、あなたはその気持ちの価値、どこまで知っていました?

その気持ちが、誰かの心を蘇らせるほどの可能性を秘めてる、ってご存知でしたか?

そして、今まで押さえつけてきたのは、何故なんでしょうね・・・。

そのあたり、理解できてくると、目の前のパートナーのことで悩むことは少なくなるし、これからどうしようか、という悩みも勝手に解けるものでございますよ。

僕でよければ、いつでもお付き合いいたしますよ。

合掌。

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「もうあの人のことは愛せない。」 「信じていたのに、裏切られて辛い。」

この17年、そういった方のお話を沢山うかがわせていただいてきましたよ。

どんなに辛い状況になっても、多くの人の心の根っこにはまだ愛や優しさがある。

僕はそう思っています。

まずは僕の考え方、スタンスを読んでみてください。

離婚の危機、別居、浮気が発覚した。

もう限界だし、冷静でいられない。子供もいるのに、これからどうしたらいいんだろう。

また我慢するしかないの?耐えるしかないの?

夫婦の問題には必ず、まだ見えていない心のロジックがあるんですよ。

あなたの気持ちに沿いながら、状況をできる限り良い方向に進めるよう、全力でサポートします。

東京(品川駅前)/名古屋(金山駅前)で対面式カウンセリング・全国向けにオンラインカウンセリング(ZOOM)を行っています。

カウンセリングがどんな場所か、実際に来られた方の声も読んでみてください。

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そう思いながら週3回書いています。

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