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「そんなことは分かってる」を連呼する人っていませんか?
恋愛でも夫婦関係でも、ときには友人関係、会社の同僚の中でも
なにか伝えると「そんなことは分かってる」なんて反応する人っていませんか?をしてしまうことがあるとかないとか。
ただ、「そんなことは分かってる!」と連呼すると、周囲に
「この人は自分のことしか見えていないのね〜」
と思わせ、ときには信頼を失うリスクが可能性があるとも言えそうですねぇ。
また、パートナーや上司、同僚にいちいちそう言われるとカチンと来ますよね。
バカにしてんのか?こいつ、といらっとすることもしばしば、ではないでしょうか。
そこで今日は「そんなことは分かってるという人の心理」について少しまとめたいと思います。
よろしければどうぞ。
「そんなことは分かってる」は「分からないことへの怒り」
「そんなことは分かってる」という反応をする人の心理は「分からないことへの怒り」です。
言い換えるならば、「自分のことが他人に理解されていないことへの怒り」なんですよ。
うーん、何のことやらさっぱり、ですか?
ちなみに今から書く話は、考えようによっては「そんなん、無茶苦茶ですやんか〜」と思える内容です。
なので、これ以降の記事を読む際はキモくなっても冷静にご覧いただけますようお願い申し上げる次第なのでありますm(_ _)m
「そんなことは分かってる」を連呼する人の心理
「そんなことは分かってる」という反応をする人の心理は「分からないことへの怒り」?
一体どういうことって思います?。
実は「そんなことは分かってる」と反応する人は
- 「他者から自分に伝えられた事実を理解していること」を他者が理解していないことに怒ってる
- 「自分に知らないことがある」と他者が理解したと感じたからに怒ってる
そんな反応を示しているんです。
この反応は表面的には
「他人にバカにされていることへの怒り」
「他人にあれこれ指示されたことへの反発」
とも解釈できます。
ただ、心理的反応を見るならば
「自分が感じていることや理解していることを、他人が分かっていないということへの怒り」
だと言えます。
ね、考えようによっては無茶苦茶でしょ?
あーめんどくせー、とか思わないの♡
そして、この反応をする人は、さらにざっくりと「自立と依存の2パターン」に分類できます。
※自立と依存に関する詳細な解説は↓の記事にありますので、よろしければ参考になさってくださいね。
自立パターンの場合
自立パターンの場合、基本的な生き方として「自分のことは自分で」と考える人が多いのです。
ただ、普段から、他者との心の交流をあまり持たないタイプの場合、「あまり人と絡みたくない」と思う人も多いのです。
だから、「自分自身から他者に提案や依頼、指摘をしない人」も少なくないのです。
言い換えるならば、普段から人を頼らないし、人から学ぶという姿勢を持つことがちょっと苦手ってことです。
その結果「自分のことを他人が認識している」ということを忘れがちになります。
そんな人が、例えば恋人や妻、夫などからいろいろ話を聞かされたり、提案などをされたとき、こちらが分かっていることまで説明されると
「そんなことは分かってる!」
と突っぱねるような反応をしてしまうのです。
そのとき「なんで相手はこちらのことを理解していないんだ」と
普段のてめぇ、もとい、自分の態度を度返した驚きの発言をしてしまったり、急に怒ってしまうわけでございますな。
これは次にご紹介する依存パターンと出方が違うだけの依存心なのです。
依存パターンの場合
一方、依存パターンの「そんなこと分かってる」は
「私のことを分かっていないなんてひどい」
「なんで知らないの?なんでわからないの?」
という被害者意識です。
平たく言えば
「そんなことを私にいちいち言うなんて、それはあなたが私のことを分かっていないってことなのよ、それがおかしいの」
というニーズといいますかね。
これがいいかどうかは別にしての話です。
つまり、つい「そんなことは分かっている」と言いたくなるのは、「自分をわかってほしい」という相手への要求が強いからなのです。
なので、その本人もしんどいと思います。
分かってもらえないことで傷つくような意識を持ち続けている、ということなのですからん。
「そんなことは分かってる」と言われたときの対処法
さて、ここからは「そんなことは分かってる」と言ってしまう人への対処法を書きます。
「私はあなたが何を分かっているか、ちゃんと分かっていますよ」
そう伝えましょう。
相手は分かっていないと言っているわけですから、こちらは「あなたはきっとこう理解していますよね」と伝えればいいのです。
例えば、夫婦げんかの中で
「(オレだって仕事に打ち込んで家族のことを考えている!
なのに相手はオレのことを何も分かってない!そんなこと言われなくても)
そんなこと分かってる!」
と相手が言うなら
「わたしはあなたが家族のことを考えていることは分かっていますよ」
と冷静に優しく伝えてみるといいです。
もちろんコミュニケーションは言葉だけと限った話ではないのですよね。
文字、手紙などを使ってみてもいいんです。
そのように丁寧にコミュニケーションすること、それを相手と共有することが相互理解につながることがあるんですよ。
それでもダメなら、もっと深い話し合いが必要なのかもしれません、お互いに。
*
ただし、この方法は「依存タイプの人への連続使用」は厳禁です。
あまり過剰にやりすぎると相手に依存されかねないので、使用上の注意はよく読んで正しくお使いくださいm(_ _)m
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