甘すぎない恋愛心理学

これって自己矛盾?結婚に憧れるけれどしたくないと感じる心理

彼の好意を拒絶する女性

「結婚に憧れるけれどしたくない」って矛盾してない?

結婚に憧れるけどしたくない女性

「結婚するか、しないか」

これはまさに個人の自由な選択ですよね。

たしかに場合によっては悩ましい選択となるかもしれませんが、どの選択が間違いだとも言えませんよね。

ただ、「結婚するか、しないか」というお悩みの中に

結婚(恋愛)ができない・嫌だと感じるとわけではない。
すごく辛い恋愛を経験した、というわけでもない。
しかし漠然と「結婚したくない(うーん、結婚はいいや)」と感じている。

このようにお感じの方がいらっしゃいます。

もちろん「私、結婚はいいかな」というご意思があるなら問題にはならないのですよね。

が、そうではなく「そろそろ結婚を考えたほうがいいかな」と考えはじめたときに

「なんとなく結婚を遠くに感じる」
「理由はわからないけれど結婚に抵抗感を感じる」

なんて感覚をお持ちになる方がいるのです。

いわば

「結婚に憧れるけれど結婚したくない」って矛盾してない?

と感じることがあるのかもしれません。

その何となく感じる違和感や抵抗感が、結婚への決断を鈍らせる・遅らせる理由になっていることもあるようです。

今日のコラムは「結婚に憧れるけれど結婚したくないと感じる人」の心理や特徴と彼女達が抱える不安について紹介します。

結婚に憧れるけれどしたくないと感じる理由

『恋愛・結婚がしたい気持ちはある。

もしかすると、一人は寂しいし、このままじゃずっと一人は不安かも?

でも、実際に恋愛や結婚という状態を想像すると「今はいいや」と思ってしまう。』

 

もしこのような状態になるならば、

一度、自分自身の「結婚」にまつわるイメージについて見つめ直してみるといいでしょう。

もう少し深く見つめるならば

「家族・家庭・父・母」にまつわるイメージを見つめ直してもいいでしょう。

要は「結婚・家庭・家族」といったものを自分がどう感じているか、を見つめ直す感じです。

 

「結婚に憧れるけど、したくない」という気持ち。

これは「結婚はいいものだ」という気持ちと

「結婚はそうしたくないぐらい嫌なもの」という気持ちが存在しているという状態と言えます。

 

もし自分にとっての家族、親、家庭等のイメージがあまり良くないとしたら。

また、家族、親、家庭等を嫌う事情があるとしたら。

自分自身が結婚する(家庭を持つ、子供をつくる)といったリアルなイメージを抱いたときに「うーん嫌だな」と感じてしまでしょうす。

これは、結婚に対する考え方・捉え方・感じ方の問題であることが多いと僕は思います。

平たく言えば

「嫌だと思うものをすすんで受け入れることはないよね」という話なのです。

「結婚に対するイメージ」が悪ければ、「結婚する自信がない」のは当然のことかもしれない

さて、このようなお悩みを伺うと、同時に次のようなお声も伺うのです。

「私、結婚する自信がなかったり、女性としての自信がないから、結婚が嫌だと思うのかもしれません」

たしかにそう思われるお気持ちも分かりますよ。

ただね、こう考えてみてくださいな。

「嫌なものに首を突っ込んで、そこで幸せを実感したり、幸せになる自信ってあるものなんでしょうかね?」

僕はシンプルに「それは難しいですよね」と思います。

つまり、「結婚に対するイメージ」が悪ければ「結婚する自信がない」のは当然のことかもしれません。

「嫌なものを飲み込むために自信をつける」って考え方あるし、間違ってないでしょうが、そこまで無理して頑張らなきゃいけないのかな?と思ってしまう僕がいます。

むしろ僕が気になるのは

「どうしてそこまで結婚(家庭・親・家族)に対してネガティブなイメージをお持ちなのでしょうね?」

です。

もしそこイメージが変わるなら「私がダメだからだ」とか「自信がないからだ」と自分を責めなくてもいいのではないでしょうか。

僕たちは知らずしらずのうちに矛盾を抱えているものです

僕たちは今回の事例のように

「心のどこかでそれが欲しいと思うけど、同時に要らないとも感じる」ことがあります。

例えば

「お金はほしいけれど仕事はそんなにしたくない」
「資格は欲しいけれど勉強はしたくない」
「独身の方と恋愛して結婚したいけれど、付き合う人はいつも既婚者」

といったように

「願望」と「自分の感情や行動」が対立することがしばしばあるものですよ。

その理由を考えたときに

「だってニンゲンだもの」とも考えられそうですが(^^;

真剣に悩まれている方にとっては、なぜそう思うのかがわからないので不安になるかもしれませんね。

だからでしょうか。

「結婚が嫌だなんて私にはなにか致命的な問題があるのかも?」
「私は前世で罪を犯していて、その呪いが今ふりかかっているのでしょうか?」

そんな風に考えては更に不安になる方もいるかもしれません。

そんなときはシンプルに自分の観念について見つめ直すか、信頼できる人に相談されることをおすすめします。

繰り返しになりますが、今回扱っているような矛盾した気持ちにまつわる問題は、自分の考え方・捉え方・感じ方の影響であることが少なくありません。

自分を疑い続けるよりは、シンプルに自分の考え、過去の体験、感じ方を見つめ直してみてもいいかもしれませんね。

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