甘すぎない恋愛心理学

恋愛がしんどいとき、仕事でも同じ感覚になる

恋愛のしんどさを感じる女性のシンボル

なんとなく彼との関係がうまくいっていない。

今、ちょっと恋愛がしんどいな、と思うとき。

ふとした瞬間に、

「なんで、こんなふうになっちゃうんだろう?」

って考えてしまうこと、ないでしょうか?

実際、僕はよく伺うというか、お話をうかがいながら感じる感覚でもあるのですけど。

LINEを返しながらとか、

一人でお風呂に入っているときとか、

もう寝ようとしてるのに、

なぜか頭だけ冴えてしまう夜とか。

別に、

大事件が起きたわけじゃない。

ケンカしたわけでもない。

でも、なんか、スッキリしないし、しんどい。

本当は、うまくいかせたいだけ。

まだ、好きという気持ちはあるし、大切にしたいし、わざわざ関係をこじらせたい趣味もない。

それなりに気も遣ってきたし、言い方も選んできたし、「ちゃんとやってきたつもり」では、ある。

……あるんだけど、気づくと、なんだか、しんどくなっている。


「なぜ?」を考え始めた瞬間に、ちょっとズレる

こういうとき、人は自然と「なぜ?」を考え始めます。

私がなにか間違ったかな?

相手が不器用なの?

距離感が近すぎる?

期待しすぎ?

正直、理由なんていくらでも思いつきますよね。

で、ちゃんと考えるんですよね。

反省もするし、

少し引いてみたり、

逆に歩み寄ってみたりもする。

スマホで僕のブログ読んで、彼の気持ちを推測したりもする。

……えらい(笑)

でも、なぜかスッキリしない。

今のしんどさの理由はわかった。

でも、虚しさが残る。

理由がわかっても

「この人と、この先も一緒にいていいのかな?」

っていう疑問だけが、地味に、しぶとく、消えない。

ここで多くの優しい人たちは

「私の愛が足りないのかな」と思いがちなんですが、

たぶん、そこまで考えるとやりすぎなんだと思いますよ。

愛が足りるとか、足りないとか、

そういった思いを持つこと自体が

「いましんどい」「理由はわからないけど満たされない」

という感覚を作っていることが少なくないので。

そもそも愛が足りないと自覚できる人ほど、

その愛が足りなかったケースってあまりないかもね、と思いますしね。


問題は「気持ち」じゃなくて、立っている場所

恋愛が苦しくなっているとき、

多くの人は、こんな場所に立っています。

  • 関係をうまく回す場所
  • 相手をがっかりさせない場所
  • 正しく振る舞おうとする場所

要するに、「うまくいかせる視点」です。

もちろん、これも全然悪くないわけです。

むしろ、かなり誠実だと言える。

ただ、誠実であることと、しんどくないことは、常にイコールで結べないわけですよ。

この視点に立ち続けていると、少しずつズレてくるものがあります。

それが、いわゆる「私らしさ」です。

自分がどう感じているかより、関係が成立しているかどうか。

安心できているかより、壊れていないかどうか。

いつのまにか、「私らしくない視点」で、今の恋愛を眺めている。

本人は真面目なのに、立ってる場所だけ、ちょっと違う。

この立ち位置のズレが、役割みたいなものを作る理由になるんです。


このズレ、わりと仕事にもそのまま出ます

不思議なんですが、

この立ち位置のズレ、だいたい仕事にも同時に出ます。

仕事の中で

  • 自分じゃなくてもいい役割を引き受けてしまう
  • 頼まれると断れなくて、自分の時間がどんどん削れる
  • 予定が埋まっているのに、達成感がない
  • 前はやりがいを感じていた仕事なのに、最近、ちょっと気持ちが乗らない

これ、よーく考えると、恋愛で感じているしんどさが、

仕事という形で表面化しているだけ、って思いませんか?

サボってるわけじゃない。

手を抜いているわけでもない。

なのに、なんとなく、疲れる。

これも、能力の話でも、意識の高さの話でもなくて

仕事のこともまた、「私らしくない視点」で見続けているだけなのかもいしれません。


ずっと「自分を後ろに置く位置」に立ってきただけ

恋愛と仕事が、同時にしんどくなっているとき。

それは、

人生が間違っているサインでも、大きな失敗の証拠でもなくて

ただ、「自分を後ろに置く、そんな位置」で頑張り続けてきただけかもしれないですね。

もちろんその立ち方は、人を大切にしてきた証でもあります。

だから、簡単には手放せないし、急に変えようとすると、しんどいんです。

でも、その立ち位置でいつづけると、

なんともいえない虚しさや満たされない感覚を感じやすい。

これ、相談の場では、わりと何度も見てきた光景でもあります。

ちなみに、こういう話をすると、

「じゃあ、どうすればいいんですか?」

と聞かれることも多いんですが(^^;

そのお気持ちは重々理解しつつ

「正直、今すぐ結論を決めなくていいかもしれないですね」

なんてお伝えすることがありますよ。

自分の立ち位置のズレって、まず意識しないと気づかないですから。

そもそも、心のレベルでの立ち位置って、

選ぶものというより、

「いつの間にか気づいたらズレていて、気づくと戻ってくるもの」

という感覚に近いものです。

だからまずは、

「ズレていたかもしれない」

という事実だけを、静かに仮定としてでも置いてみる。

その意識が持てるだけで、

実は、ズレからぐぐっと戻って来る感覚の入口に立てているんです。

そこから世界を眺めると、

「あ、私こうしたかったんだっけ」

くらいの感覚が、わりと自然に戻ってくることもあります。


こちらの記事もどうぞ

この記事を読んでいて、

「これ、恋愛だけの話じゃない気がする」
「不安そのものより、立っている場所の話かもしれない」

と感じた方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。

何かを決めなくていい。立ち位置だけ、ちらっと見る

今の恋愛をどうするか。

仕事や今後の人生プランとどう向き合うか。

もし、あなたの立ち位置がズレているとしたら、

「決断のフェーズ」じゃなくても、まだ大丈夫かもしれませんよ。

ただ一つだけ、よかったら、こんな問いを置いてみてください。

「私は今、どこに立って、この恋愛や仕事を見ているんだろう?」

しんどくなる原因探しの位置でも、正解を探す位置でもなく。

まず、自分の感覚を感じていい場所に、ちゃんと立てているかどうか。

この問いかけだけ、やってみてもいいのかもしれない。

立ち位置が少し見えるだけで、

恋愛も仕事も、状況は同じなのに、見え方が変わり始めます。

それだけで、人はもう、前と同じしんどさの中にはいなかったりします。

ABOUT ME
浅野寿和 | 心理カウンセラー/トレーナー
恋愛・夫婦・仕事・生き方の中で、「ちゃんとやってきたのに、どこか噛み合わない」そんな感覚を抱えやすい人のご相談を多くお受けしています。 正しさや結論だけを急がず、今どこに立っているのかを一緒に整理する個人セッション(カウンセリング)が人気。 キャリア16年・臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。リピーターさまが多いカウンセラー。口癖は「どんなことにも事情があるよね」。
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