心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて、もう9月も終わりですね。あっという間でもあり、もう10月・・・11月あたりには寒いねーなどと話しているのかなぁ?と思うと、ちょっと不思議な気分です。
そして11月のカウンセリングご予約開始日のお知らせです。
浅野の「11月のカウンセリング(面談・電話)」は10月5日(水)よりご予約開始予定です。
また予約開始日時近くになりましたらこのブログでもお知らせいたします。よろしくお願いします。
さて、では今日のコラムです。
よろしければお付き合いください。
「好きな人から好かれないけど、どうでもいい人からは好かれるのは何故?」
結構伺うことが多いご質問でもあり、恋愛カウンセリングあるあるの一つ(笑)
そこで今日は僕なりに「どうしてそうなるの?」について書いてみたいと思います。

まぁこのテーマを心の面で見てみるといろんな考え方ができますが。
僕が思うところ
「普段のあなたの意識の流れが、あなたにとって本来興味のない人、もしくは脅威を感じる人に向かっていて、そこにエネルギーをなぜか注いでいる」
というケースって意外と少なくないのかな?と思いますよ。
もっといえば
「好きな人や、いいなと思う人にエネルギーを注いでいない」
とも言えそうです。
それってどういうこと?について、少し別の事例で表現してみますね
いわゆる「好きな人には好かれず、どうでもいい人に好かれる」というご相談に似たお話があります。
それが「苦手な人には近づかれ、いい人とは距離ができてしまう」という対人関係でのご相談。
これも同じなんですね。
ただまぁ私たちにとって苦手なものって苦手ですよね(笑)
だから、苦手なことを避けたいから、どうしてもネガティヴな意味合いでも意識を向けてしまいますよね?
例えば、子供のころ「ピーマンが嫌いだった」なんて経験がある方がいるとすれば、お分かりかと思うのですが。
どれだけおいしいハンバーグが目の前にあっても、苦手!なピーマンにやたらめったら意識を取られてしまうってことなかったでしょうか?
それって、あなたが苦手な人と向き合ってる心や意識の状態、に近いかなぁ、と僕は思うことがありますね。
だからこそ・・・苦手な人だから、人一倍気を使い、人一倍手間をかけ、人一倍優しくする。
そりゃそれだけ相手にエネルギーを与えるってことは、愛を与えることのように相手には見えそうですから、どんどん好かれますよね(笑)
逆に言えば、あなたがいいなぁと思う人には、あまり気を遣わなかったり、手間をかけて関わろうとしていないってケースがある。
あなたにとっての「いい人」にはあなたが心を開いて安心しちゃうので、どこか気を許すと言えばいい書き方・・・知らぬうちに依存的態度を取ってしまうんです。
なので、相手が「私には手間かけないんだー」だとか「意識もそんなにないんだー」と思ってしまうので、あなたに対していい反応をしない、もしくは他の人と普通の態度をとる。
つまり・・・あなたはその人を「いい」と思い、相手は「普通」と思ってる。
さて。
このギャップの中で、あなたから見て、「あなたがいいなと思っている相手の意識が、私に興味を持って、好意的に見ている」と感じやすいでしょうか?
いわゆる好きな人に好かれないという問題は、確かに自己嫌悪の問題もあります。
自分を好きじゃないから、好きな人に好かれるのが怖い、心理的抵抗感があるという話。
が、僕からすれば、自己嫌悪があるから、人に頼れていない、人と関われていない・・・そんな分離の問題の方を、とても大きく感じています。
もしあなたが、普段の人との関わりを「深めていない」とするならば。
どこかあなたが意識している以上に(自覚以上に)人と必要以上に距離感を置いて関わる部分があるとするならば。
その分だけ、「好意を持つ人」との関係では、あなたがつい安心して「依存的なマインド」を出しすぎたり、ついその気持ちが先行してしまうので、相手に妙な誤解を与えていると言う事も意外と少なくないと思っています。
私たちは普段、心を開いていることが少ないと、心を開ける場所や人に、強い依存性を向けるんですよね。
よく恋愛カウンセリングの中でも
「今までは一人でいいかな、と思って生きてきたけど、この彼のことだけは信じてしまいそうで怖い」
なんてお話を伺いますが、この感覚は分離感が理由だと考えてもよさそうなんです。
その割に・・・人と距離があり、どこか分離している人ほど、あなたは気を遣うでしょう。
ここで言う「気を使う」は「心を配る」というより「警戒する」って感じです。
そうなれば、あなたが「苦手に感じる人」には、めっぽう気を使っていくはず・・・。
するとあなたは周囲から
あなたは誰に、どの人に手間かけてるの?どっちに興味があるの?
という目で見られますので、どうしても「あぁそっちに興味があるのね・・・」と感じ取られていく。
どこかあなたの「本音」ではなく、あなたの言動だけをみて周囲の人に感じ取られ、そう判断されちゃうんですね。
ということで。
好きな人に好かれる、いい人間関係を築くために大切なことってシンプルで。
あなたがいいなと思う人、大切にしたいなと思う関係性に
「あなたが遠慮せずどれだけ丁寧に扱い、手間をかけるか」
なんです。
親しき中にも礼儀あり。
愛を与えればそれが返ってくる。
その法則にのっとって、あなたが「いいな」と思う人に、あなたの誠実さをもって関わっていきましょう。
そう考えると、私たちは意外と、「大切な人との関係に安心してしまう」からこそ、悪意なく大切な人を適当に扱ってしまっている部分があるのかもしれませんね。
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