恋愛の心理学

元カレからの連絡で気持ちが揺れる理由とそんな時の対処法。

私、最近、新しい彼ができました。今の彼は優しくて気がつく人で、一緒にいて安心できるんです。

ただ、先日、急に元カレからの連絡があったんです。

元カレはただ「元気ですか?」と聞いてきただけなのですが、それから私の気持ちが揺れています。

実は、その元カレのこと、本当に好きだったんですよね

でも、元カレは仕事ばかりの人。一緒にいても自分勝手なとこがあって、一緒にいても辛いし、寂しいし。

だから、悩みに悩んで別れることにしたんです。

ただ、今、私の中で「本当に新しい彼でいいの?」と思う気持ちも出てきています。

本当に自分勝手だと思うけれど、やっぱり元カレさんのが気になってしまって。

ずっと誰にも相談できず一人で悩んでいます。

実は私、元カレに「今付き合っている人がいる」と言えなかったんです。

「別れても、一度親密な関係になった人」のことは忘れられないもの。

それがもう数年前に起こったことであっても、ちゃんと気持ちを整理して消化していないと、今の恋愛に影響を残すケースもあるんです。

ということで今日は「元カレからの連絡が来て気持ちが揺れる」その理由と、気持ちの揺れにどう対処するかについて考えていきます。

元カレからの連絡で気持ちが揺れる理由

元カレからの連絡で気持ちが揺れる女性

さて、早速「どうして元カレからの連絡で気持ちが揺れるのか」その理由について考えていきます。

実際、その理由は一つではなくて、人それぞれ様々ですよ。

今回はその中でも代表的な理由を上げていきます。

今、とても寂しいから

これはとてもシンプルな理由です。

今自分が寂しいと感じているなら、一度でも親密になったことがある元カレに興味を持つ人がいても不思議ではありません。

たとえ今彼がいたとしても、その彼との関係に未だ距離がある場合など、寂しさが拭いきれない場合も同じです。

まだ好きだから(未練があるから)

これもまたとてもシンプルな理由です。

まだ元カレのことが好き、愛情を注ぎたいと感じているならば、元カレからの連絡が来れば、心のどこかで安堵感や嬉しさを感じる人がいても不思議ではありません。

ただ、元カレからの連絡で気持ちが揺れるから「まだ元カレのことが好きなんだ」と判断するとしたら、それはやめておきましょう。

この他の理由で気持ちが揺れる場合があります。

その可能性もじっくり見つめておくほうが自分のためとなる場合も少なくありません。

まだ別れが辛いから

これは、未だ元カレとの別れのダメージが残っているケースです。

例えば

「元カレから一方的に別れを告げられた」
「関係を急にカットアウトされた」
「どれだけ別れたくないと告げても相手の気持が変わらなかった」
「相手が浮気をしていた」など

そんな別れで感じた痛みが未だ残っているケースです。

この場合

元カレとの間で感じた痛みを、再度元カレと関わることで帳消しにしたい

という気持ちになることも少なくないんですよね。

これは、元カレのことがまだ好きだから辛いというより、別れが痛くて辛いという意味合いになるんです。

だから、元カレからの連絡が心を癒やすチャンスのように感じてしまうのです。

元カレが特別な人だったから

これは「自分にとって元カレが特別な存在だった」というケース。

例えば、元カレが「初めて好きになった人」「初めて優しくしてくれた人」「初めて結婚を意識できた人」「初めてお付き合いした人」などがそれに当たります。

元カレが自分にとって特別な存在だったからこそ、いわば記念碑的な意味合いで忘れられなくなっていることもあります。

ただ、これは若干初心で純粋な気持ちから生じていることだとも言えます。

少し大人な自分の目線で元カレの存在を見つめることができると、本当に今も好きかどうかが見えてくる場合もありますよ。

元カレとの別れ以降、愛する人と関われなくなっているから

実は「元カレからの連絡で気持ちが揺れる理由」の中で、最もわかりにくく、かつ厄介な理由がこれに当たります。

元カレとの別れ以降、愛する人と関われなくなっている。

そんな心の状態となっているからこそ、「もう終わった人」と思っていても気持ちが揺れる場合があるのです。

そもそも「失恋」とは

「大切でかけがえのない人とのつながりが切れてしまった状態」

なんですよね。

だからこそ、心の傷、ときには悲しみや痛みが残ってしまうこともあるのです。

場合によっては、その傷や悲しみ、痛みを感じないように「人とつながろうとしなくなる(愛せなくなる)」という問題が起きることもあります。

 

これは自分から大切な人に関われなくなる(愛せなくなる)という状態を示すのです。

だからこそ、元カレからの連絡に心が揺れることもあると考えられます。

なぜなら「元カレ」は、実際に「私が愛した人」だから。

自分から関わり、相手に愛情を注いだ過去があるから。

だから、元カレからの連絡が「もう一度自分にとって好きな人と関わるチャンス」「もう一度好きな人を愛するチャンス」のように感じられるのです。

つまり「元カレからの連絡に気持ちが揺れる」としたら

今の自分が積極的に好きな人に関われない、愛せない、心を寄せていけない・・・

そんな状態を示すサインであるとも考えられるのですよね。

元カレからの連絡で気持ちが揺れたときの対処法

元カレからの連絡で気持ちが揺れたときの対処法

ここからは、元カレからの連絡で気持ちが揺れたときの対処法について、いくつかまとめておきますね。

信頼できる人に今の気持ちを話す

めちゃくちゃシンプルですが、しかしかなり有効な方法です。

なかなか「元カレからの連絡で気持ちが揺れている」なんてことは、なかなか人に話しづらいことかもしれません。

話すことが恥ずかしかったり、「未だ執着しているの?」と思われると嫌だと思ったり。

ただ、今、気持ちが揺れているのにそれをなかったコトにしようと扱うと、その気持の揺れが止まらなくなることもあります。

要は、自分の心の中で生じた「気持ちの揺れ」を認めない態度を取ることで、逆に「気持ちに揺れ」が自分の中で消化されたり、解放されることが少なくなるのです。

だから、信頼できる人がいるなら、素直に話してみる、相談することって効果のある方法なんですよ。

話すことで整理できる気持ちもありますしね。

元カレがどんなつもりで連絡してきたのかを過剰に気にしない

もし、元カレからの連絡で気持ちが揺れるなら

「元カレはどんな気持ちで連絡してきたの?」って興味を持たないでしょうか。

ある意味、興味を持つことは自然なことだと僕は思います。

元カレがあなたとどういう関係になりたがっているのか、気にしてもいいんです。

気にしないように努力しても、気になるなら気にしてしまうものです。

ただ、相手がどう思っているか次第で、こちらの反応を決めることはリスクになります。

「元カレがどんな気持ちなのか」ばかりを気にしてしまうと、自分の気持ちが揺れたまま、整わなくなることも少なくないのです。

人によっては深く考え込みすぎて混乱する場合もありますし。

混乱するからこそ、つい元カレの気持ちを確かめたくて、元カレから要求を飲んでしまうなんて人も出てきます。

だから、元カレの気持ちを推測しすぎて混乱しないようにすることも大切なことです。

世の中には「元カレからの連絡にはこんな意味があるよ」という解説ってたくさんあると思うのですよ。

例えば「ただ寂しいから連絡しただけ」「体の関係を求めている」「相手にも未練がある」などなど。

ただ、だからといって、元カレの気持ちを次第で行動するのはリスキーです。

「自分がどうしたいか」をちゃんと見つめるようにしてみてくださいね。

別れのダメージが残っているなら丁寧に癒やす

もし、未だ元カレとの別れで感じたダメージが残っているならば、丁寧に癒やすことをオススメします。

このダメージを癒すことで「本当に自分がどうしたいのか」が見えてくることが多いものです。

この癒やしの方法として、一人でできるセルフワークとして使える方法が

「元カレに出さない手紙を書く」です。

素直な今の自分の気持ちを、元カレに伝えるように手紙に書く。(スマホのメモでもOK)

出さない手紙だから、思うことを全て思い出すかのように書き連ねていくのです。

そして、その書いた文言を数日後に改めて読んで見る。

そこで少し書いた当時との気持ちの違いを感じるなら、何かしら思いが変化したというサインとも言えます。

このように何度も何度も気持ちを隠すこと無く書き連ねては、数日寝かして読むことを繰り返すうちに、気持ちの整理が進む場合もありますよ。

それでも追いつかない場合は、カウンセリングなどで進めていくといいと思います。

元カレをしっかり手放してみる

そもそも「元カレからの連絡で気持ちが揺れる」としたら。

多くは「嫌いで別れたわけじゃない」という場合は想定されるんですよね。

すると、「私の気持ちが揺れているのだから、もしかして元カレも気持ちが揺れているのでは?」という推測が成り立ちやすいのです。

が、これは多く「私の投影」「私の希望的推測」であることも多いんです。

いわば「私の気持ちが揺れているという事実があるから、相手も揺れているのではと思いやすい」ということ。

このようなときは、自分の気持の揺れを整えてから、もう一度相手のことを見つめてみるほうが現実的なリスクをへらすことができるでしょう。

実際に元カレの気持ちが揺れているかどうかは、確かめてみないとわからないですからね。

この場合も、先に書いた「元カレに出さない手紙」を書いて見る方法が有効です。

その上で、元カレをきちんと手放していくこともいい方法です。

元カレに出会えたこと感謝する。
自分が与えてあげられなかった「元カレの幸せ」を心から願う。

そんな気持ちでいるように心がけてみるのです。

すると、元カレへの気持ちが整い始めることもあるでしょう。

そのような手放しをすすめることで、あなたの自信も回復しやすくなりますからね。

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「私が何を感じているか」が問題解決の鍵

元カレからの連絡で気持ちが揺れる理由を確認している女性

「大好きだった人との別れ」は大きな心のダメージになりやすいもの。

それがもう数年前に起こったことであっても、ちゃんと気持ちを整理して消化していないと、今の私が影響され続けているケース、実際にカウンセリング現場で扱わせていただいているところです。

それぐらい失恋は、わたしたちの心のあり方を変えてしまうような影響力があるようにも思います。

だからこそ、「元カレがどんな気持ちか」より「今の私が何を感じているのか」が大切なのです。

今の私が、今の彼に、そして元カレにどう向き合うかを決めること。

そこが難しいからこそ悩むのでしょうが、悩んだとしてもその答えは自分で出すより他ありません。

もしあなたに新しい彼がいるなら尚更。

ただ、元カレへの気持ちが整理できていないと、元カレだけじゃなく今カレに対しても、あなたの愛情が止まってしまうのです。

これは本当に辛いことですよ。

だからこそ、自分は「どんな理由で気持ちが揺れているのか」を知ることは大切なことです。

それは「ちゃんと大切な人に関われる(愛する)私」でいるために、です。

ただ、自分の気持ちを整理したり、元カレへの思いを整理していく過程では、時にチクッと心が傷んだり、自分を責めてしまう場合も出てきます。

もし、うまく向き合えないときは、誰かに相談するなど、一人では頑張らない方法もお考えいただくといいのかもしれませんね。

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