夫婦のための心理学

真面目で几帳面な人が幸せな恋愛をするための秘訣

真面目で几帳面な私が幸せな恋愛をするにはどうしたらいいですか?

私は自分でも真面目で、几帳面なタイプだと思います。

昔から周囲からの受けは悪くなくて、よく「いい人」「優等生」「努力家」という評価を受けやすいようです。

職場でも上司からのウケはいいほうだと思います。

ただ、恋愛はちょっと苦手なんですよね。

過去にも、やたらとお断りや、一方的にフラれるなんて経験が多くて自信喪失気味_| ̄|○

同僚や友達からは周囲から「えー彼がいるってずっと思ってた」なんて反応をされるうちに、更にしょぼんとしてしまいます・・・。

実はこのようなご相談をくださる方ほど、カウンセリングにお越しいただくまでに

「自信をつけるための自分磨き・努力」

もしっかりこなしておられる方が少なくないんです。

だって真面目さんですから!

が、「なぜか恋愛がうまくいかんぞ!どうにかしたいぞ!」と訴えてくださるわけですね。

ただ、僕の視点では

「なるほど、このあたりに恋愛がうまくいかない理由がありそう」と、なんとなく理解できる部分があるので、その辺のサポートをさせていただくことが多いんですよ。

そこで、今日は

「真面目な人が恋愛がうまくいかない理由」と「うまくいく秘訣」に関してコラムにまとめよう!という年末だけの出血大サービスでございます。

真面目で几帳面な人が恋愛で失敗する理由

真面目で几帳面な人が恋愛で失敗するイメージ

さて、「真面目で几帳面な人が恋愛で失敗する理由」を先に書いてしまいます。

真面目で几帳面な人が恋愛で失敗する理由は

「責任の概念から恋愛をしようとしている」という部分にあることが多いです。

よく恋愛がうまくいかない理由として

「自信がない」「怖がり」「真面目すぎる」なんてものがあげられますけれどね。

これらも突き詰めて考えていくと

「責任の概念から恋愛しようとしている」という意味になるのですよね。

ただ、この説明だけでは「さっぱり理解できないぞ!」というお声も聞こえてきそうなので、もう少し解説を続けます。

恋愛とは情緒的なつながりと責任関係によって成り立っている

そもそも恋愛や結婚などのパートナーシップは

パートナーとの情緒的な(心の)つながり(気持ちの面で愛し合う感じなど)

それに伴う

責任(相手を愛する、大切にするという意思や態度、行動など)」で

成り立っていると言えるんです。

言い換えるなら

「パートナーとの情緒的なつながり」だけでも恋愛関係は成立しない場合が多いですし

(例えば、好きという気持ちが通じ合っていても、責任が取れないなら恋人同士や結婚に至らないことも多々ある)

「責任」だけでつながる関係でも、恋愛関係が長続きしない、なんてことも起こるのです。

(例えば、相手のために頑張れるけど二人の間に心のつながりがないなど)

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真面目で几帳面な人ほど「心のつながりを持つこと」が苦手な傾向がありそう

いわば、真面目で几帳面な人ほど

パートナーの前でキチンとした私でいよう、と思うことが多くとも

パートナーとの情緒的なつながりを持つことが苦手だったり、怖いと感じる場合が少なくないようですね。

もちろん全ての人がそうだ、とは言えないんですけども。

もちろん真面目であるということ、几帳面であることが決して悪いわけじゃないんです。

が、真面目な人って、真面目な自分を全面に出している分だけ、自分の内面を人に見せない傾向があるわけですよ。

また、几帳面な人って、他者から受ける影響に敏感な人が少なくないんです。

だから

よほど好きな人でないと、もしくは、「よほどよく知っている人でないと

「心のつながりを持とうとしない」なんて傾向が見えてくるんです。

よって、真面目や人や繊細な人は、心のつながりよりも

「責任」という観点から恋愛をしようとする人が少なくない、という話になるわけですね。

例えば、彼や彼女のために頑張る、いい彼、いい彼女になる、相手に迷惑をかけないような立ち回りをする、など。

それらは全て承認されるべきことでありながら

しかし「心のつながりを持つ」という意味では有効に作用していない場合があるんですよね。

だから、なかなか恋愛に至らなかったり、恋愛関係となっても別れてしまう、なんてことが起きる可能性がある、と考えられるのです。

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真面目で几帳面な人が幸せな恋愛をする秘訣

真面目で几帳面な人が幸せな恋愛をしているイメージ

ここまでの話から、もうおわかりですよね。

真面目で几帳面な人が幸せな恋愛をするには

「相手との情緒的なつながり」の部分にフォーカスしていくといいよね

という話なのです。

例えば

  • お互いに好きだと思っている、という事実を心で感じ取れるか、とか。
  • 相手があなたに向けている好意や責任感を何となく感じ取れているか、とか。
  • 二人がお互いを求めあっていたり、同じ方向の未来に向いている、そんな、なんとない実感を感じ取れているか、とか。

そのあたりの「お気持ち」の面がテーマになることが少なくないんです。

逆に言えば

どうしてそんなに「心のつながり」を感じ取れないでいるのか(心のつながりを責任でカバーしようとしているのか)

という部分に課題といいますかテーマがある、といいますかね。

実際のカウンセリングですと、そのあたりをじっくり見つめていくことになろうかと思うんですよね。

パートナーとの「心のつながり」はいわゆる「絆」となる

このような「心のつながり」がパートナーとの間でうまく作用しないと

例えば

あなたがどれだけ彼や彼女を好きで尊敬していても

あなたにどんな能力があったとしても

どれだけ稼いでいたとしても

どれだけ自分を磨いてきたとしても

そのあなたの努力や価値の部分が、相手との関係性の中で有効に作用してくれないことが少なくないんです。

なぜなら、多くの人が

「相手との心のつながりを持つことによって、責任も生じる」と捉えることが多いから。

逆に言えば

「心のつながりがない相手に対して責任を持つ」とはなかなか思えないものなんですよ。

つまり、心のつながりがない人の価値や気持ちって

たしかに「すごいな」とその価値を感じることができるのですが

その相手の努力や価値が自分に向いているとも感じ取れないですし、その相手のことを受け止めよう(責任を取ろう)とは思い難くなる

ってことなんです。

だから、心のつながりがない関係って

たとえ相手のことが嫌いじゃなくても、相手が素敵な人であっても

一緒にいてもなんだかつらくなるし、「このまま一緒にいてもいいのかな」なんて思いやすい関係になるんですね。

逆に言えば、

パートナーとの「心のつながり」を感じられるようになることは、いわゆる「絆」を感じることと同じ、なんです。

だから、愛し合えるし、あなたの持てるもの、魅力などもバンバン相手に伝わるようになるんです。

よって、今回のようなご相談をいただくとき

僕は「心のつながり」にフォーカスした、あの手この手のサポートをさせていただくことが少なくない、ということなんですよね。

心のつながりを感じられるようになるためのセルフエクササイズ

最後に

「心のつながりを感じられるようになるためのセルフエクササイズ」

を一つご紹介します。

例えば、買い物したときに店員さんに「ありがとう」を伝える方法。

ただ、このありがとうを責任の概念から伝えても、あまり効果が得にくい、といいますかね。

相手に感謝の気持ちを心から伝えるイメージ。

そして店員さんが笑顔になってくれたら「こちらの気持ちが届いている」という認識を持つ、なんて感じが良いんですよね。

「心のつながり」って目に見えないからわかりにくいものなんですけど

こちらが相手の気持に寄り添っている、という意識を持つことで、(すべての人ではないけれど)他人もまた私の気持ちに寄り添ってくれていたり、反応してくれているんだ、って思いやすくなるんです。

だから、「人としてキチンと感謝するべき」「ありがとうは常識」という意識より

心のコミュニケーション・つながりを意識してチャレンジしてみていただくといいと思いますよ。

今回は以上です、最後までご覧いただきありがとうございました。

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