愛深き忍耐女子シリーズ

忍耐女子・愛させろ女子さんに読んで欲しい 「恋愛上手になる方法」を「仕事」の視点で解説してみたというちょっと深い話

「頑張って愛さなきゃ」を手放すこと

・忍耐女子:好きな人だから、と頑張って耐えて耐えて愛しぬく女性の呼称
・愛させろ女子:もう好きな人は愛しまくっちゃう女性の呼称

のみなさんほど「恋と仕事のバランス感覚」は大切ですよん、というご提案です。

よろしければどうぞ。

「カウンセラーとか興味ないです?」と言いたくなる人々

そもそも、人が何を仕事にするか、何にやりがいを感じるかは、自由な選択ですね。

ただ、あくまでこれは僕の主観ですが、「カウンセラーって仕事に興味ないですか?」とついお伝えしたくなる人が実際にいるのです。

特に、与える気持ち・頑張って人を支える気持ちが強いからこそ、恋愛や夫婦関係で悩みが生まれているタイプの方には、そうお伝えしたくなります。

もちろん「そこまで人に与える気持ちがあるなら、それを仕事にしたほうがいいですよ」というお節介ではなくて、「仕事で人に与える実感を持っていたほうが、心のバランスが取れて楽になりますよ」と僕なりに考えた結果なんですけどね。

忍耐女子さんや、愛させろ女子のみなさんって、本当にパートナーに対して献身的に接する人が多いです。

「好きな人のためだからって気持ちはわかるけど、そこまで頑張るの?」

と友達から言われちゃうんです、というお話も伺うこともあります。

「自分でもやりすぎ?頑張りすぎ?って思うけど、なかなか自分をコントロールできなくて」

そんなお話も伺います。

最近は「あれだけ好きで追いかけていたのに、相手が落ち着いたら急に気持ちが冷めちゃって」という話が多いかな。

そんなときに、つい「カウンセラーとか興味ないです?」とお伝えしたくなるのですわ。

もちろんカウンセラーじゃなくとも、自分が情熱を持てて、人に与えている、愛している感覚が持てるものなら何でもOKなんですよ。

自分自身が行動していて「楽しめて」「充実感」「達成感」が味わえるものであればいい、ということですね。

 

恋愛上手になるために「仕事内容」を意識してほしい理由

恋愛や夫婦関係で献身的になれること自体、僕は一つの才能だと思っています。

ただ、自分が辛くなりすぎたり、嫌な気分をギリギリまで我慢しながらパートナーと向き合い続けると、逆説的なんですが「無価値感」が強まって、毎日を楽しめなかったり、充実感を感じられなかったり、自分自身を肯定、承認することが難しくなることもあるのです。

特に忍耐女子・愛させろ女子さんほど「エネルギーを使うこと」に意識が向きがちです。

もちろん、その事自体は問題ではありませんし、そういった方ほど幸せになるチャンスが多いわけです。

が、何事も度が過ぎると問題を作るわけです。

そもそも僕たちは自分のエネルギーを常に自家発電し続けることが難しい。

エネルギーを使った分は、やっぱりリターン(報酬)を受け取ってエネルギーを補給する必要も出てきますし、しっかり自分のために時間を投資して、英気を養うことも必要ですよね。

ただ、このエネルギーの補給を、自分に向けられた「受け取る対価」という視点で考えてみると。

例えば、仕事では、自分が使ったエネルギーの対価として報酬や地位が与えられるので受け取るものの価値・対象がわかりやすいものですね。

しかし、恋愛や夫婦関係における「気持ち、思いやエネルギー」は、目に見えて分かりやすい対象・価値として見いだせないものが多いのです。

そもそも僕たちの「気持ちや思いやエネルギーの価値」は、客観的な指標で評価することはとても難しい。やってできないことはないけど、なんだか感動できず、つまんないわけですよ。

例えば、君の「ありがとう」の価値は550円(税抜)だな、と言われるとしたら、どんな気分になるでしょうね。

しかし、パートナーに「いつもありがとう」と花束を渡されたとしたら、その花束の価値は、その経済的価値以上に上がりません?

僕たちの与えているエネルギーや思いの価値は、人と人とのつながりの中で、受け取りあい、承認されることで、そのエネルギーに価値があると分かるものなのですよ。

・・・有名なマザーテレサが「愛の対極は無関心」と言われた理由、なんとなくわかりませんか?

恋愛におけるコミュニケーションは、「相手の気持ち・思い・意図を受け止めることだ」と言われていますが、それがなぜ重要なのかの理由はここにあるわけです。

が、しかし。

多くの忍耐女子・愛させろ女子の皆さんは、「与えること・愛すること」は得意でも、受け取ることが苦手な人が多いものです。

ありがとうと言われると嬉しいんだけど、うまく反応できなかったり。

えーこれで十分なのなかぁ、ありがとうと言われる価値ってあるのかな、と、相手の反応に遠慮してみせたり。

いやいや、私なんて大したことありませんよ、と謙虚さではなく、どこか真剣にそう思っていたり。

これ、人によっては「自分に厳しい」と表現するのでしょうが、僕は「受け取ることを遠慮してきたものだから、与えるほうがどんどん得意になった」ケースが多いと見ています。

きっとそんな方は、どんな状況でも頑張り、与え続けるだろうと考えるので

「もしカウンセラーになりたいって思われるなら、なったほうがいいと思いますよ」

ともお話するんです。

その理由は

人を愛することを仕事にすることで、相手と一線が引ける立場に立てるので、一方的にやりすぎること(愛しすぎ・頑張りすぎ)が少なくなりつつ、相手の状態もよく見えますし、自分の才能を使い続けることで充実感を感じることができる、ということなのです。

 

好きこそものの上手なれ。ですが「やりすぎる」という問題もあるのです

そもそも、人には「得意不得意」ってありますよね。

例えば、ものづくりに適している人は、ものと向き合うことが得意で喜びなのでしょう。

研究に適している人は、物事に集中して研究することが得意で好きなのですよね。

ただ、その仕事が「得意」「喜び」だから(そう自覚されているかは別にして)、何故かその仕事に惹きつけられたり、逆にうまく進まないことで悩むわけですよね。

そしてなにより「やりすぎる」という問題も起きやすい。

いわゆる「寝食を惜しんで」仕事に没頭するのは、それぐらい好きだから。

ただ、このような自分の才能が発揮できるところでは、常にやりすぎの問題や、うまくいかない悩みがつきまといます。

パートナーに与えること・思いを伝えることが好きな忍耐女子・愛させろ女子さんは、寝食を惜しんで与えているし、愛する人を愛することに没頭しているわけです。

・・・そう、寝ても覚めても好きになった彼のこと、考えてませんかぁ???

もちろんそれが悪いわけではないんです。

が、もし「頑張って与えているのにどうしてうまくいかないんだろう」と感じたり、ときに辛くなりすぎてしまうなら、今の自分自身のあり方を見つめ直してもいい、ということになりますね。

こういったお話をさせていただくと、ほぼほぼ「私はそんなつもりなかったんですけど」というお声が返ってきますが、その通りだと思います。

そのご本人が決して悪いわけではないんです。

むしろ、与えるという才能を持っている、もしくは、与えることで今までの人生を切り開いてきた、わけですから、それ自体はとっても素晴らしいのです。

ただ、もし恋愛や夫婦関係の中で「やりすぎる」という問題がやってきているなら、少し自分のあり方を見つめ直しても良くないですか?というご提案です。

ここでは受け取る練習が必要になることが多くて、恋愛面・仕事面の両面で、自分自身が与えた分だけ報酬を受け取ることが、受け取るエクササイズになりますし、自分自身心地よく毎日過ごすことができるようになる、と考えるのです。

だから

「目の前の恋愛のことも大切ですけど、自分自身のあり方や、日常のお仕事のことも見つめてくださいね。

もし、やりたいことがあるなら実現しましょうね。

好きなことからならば、たくさん受け取れますから~」

という話が出てくるわけですなぁ。

これはいわゆるライフワークバランスや自己実現(ありたい自分)という意味だけではなく、その前提となる心のあり方の話なんですね。

 

無価値感を癒やす「仕事」との向き合い方

ちなみに、何事も頑張って全力で与えたい・愛したい人にとって「与えられない現実」って苦痛なんです。

「自分が何もしない」って、一時的には楽なんですけど、ずっと続くとしんどくなる人も多いですよね。

それこそ、深層心理レベルの無価値感の影響で、「何もしていない自分は、価値がないのではないか」と感じてしまうというわけです。

もちろん原理原則だけをお伝えすれば、その無価値感は真実じゃないです。

しかし、僕たちはその成長過程で、「愛されてるだけではあかん!」「自分のやりたいことをこの手で実現する!」「誰かの喜びになる!」「人のお役に立つ!」という思いや経験を通じて、自分の価値を見出していくプロセスをたどります。

自分から与えることで自信がついていくわけですね。

だから、人によっては、何もできなくなることを怖れ、何もしていない自分を価値がない、と当然のように感じる人も多いのです。

ただ、頑張って与えたい人ほど「自分が感じている無価値感~価値がないと感じる感覚~こそが妙だろう」とは思わないケースが多いんですわ~。

「何もしないと無価値」と、普通に思い込んでますねん、まるっきり疑いもせず。

だから、「無価値な自分なんてありえないと気づくこと」がとっても大切なんです!

が・・・!

そもそも誰もが「自分って価値がない」と感じたくないものですよね。

感じたくないから、頑張りませんか?

いくら、自分は無価値じゃないと信じていたいと思いつつ、いつもどこか無価値な自分(頑張れなくなること)を怖れて冷や汗流して生きている人も多いのではないでしょうか。

これは、自分が抱えている無価値感自体を否定し、抑圧して無意識下に葬り去っていて、実際に、その感情の存在を認めて解放しているわけではないから起きることです。

そこで、日々の仕事のあり方がポイントになってくるのです。

もしあなたが「仕事」の面で、毎日充実感を感じられたり、与えるという感覚が満たされているとしたら、仕事で自分自身が満たされた度合いだけ、無価値感を解放することができることがあります。

よって、恋愛や夫婦関係の中で、無価値感を動機とした「頑張り続けること」「与え続けること」を手放せるようになる、というわけです。

また、自分の気持ちが充実感で満たされた度合いだけ、心に余裕ができますから、相手の思いに気づきやすくなったり、愛情を受け取れるようになる、というわけですね。

つまり、今の仕事にやりがいを感じているなら、今のままでも十分なのですが

自分がやりたいことを日々の仕事に置き換えることで

「私は自分の本当にやりたいことで人や社会に貢献している」

と感じやすくなり、これが無価値感を手放す一つのプロセスになることも多いですよ、という話。

つまり、日々の「仕事」のあり方一つで、恋愛や夫婦関係の状態が変わることもある、というわけです。

 

お願いやから受け取って!(T_T)

ちなみに、「無価値感(罪悪感)」は、私達の受け取る力を阻害する存在です。

無価値感は

「自分をちっぽけに扱ってしまう理由」でもあり

「そんなに愛されるなんて困りますわぁ~兄さん」と遠慮する理由にもなり

「なんで私が頑張ってるのに喜ばへんねん(●`ε´●)」
「なんであんたは私に愛させへんねん!(●`ε´●)」
「あんたが何も受け取ってくれへんから、喜んでくれへんから、めっちゃ不安になるやんかーヽ(`Д´)ノプンプン」

とパートナーに食って掛かりたくなる理由になりますねん(^^;

でもまぁ、相手のことはあくまで相手のこと。

自分のこととして見つめてみましょうよ、と僕はお話させていただくというわけです。

あなたは素晴らしい自分にふさわしいだけの量の人の愛・好意や自己価値を「受け取る」ことができますか?

いつも頑張って愛し続けている忍耐女子さん、愛させろ女子さんには、常にこのような神様のテストがやってきている、というわけです。

なにより僕たちは「与えること・受け取ることのバランス」を上手に取ることで、いわゆる理想的な自分に近づくもの。

・自分が受け取ってばかりではブクブクになってしまいますし。
・与えてばかりではゲッソリとなってしまうでしょう。

・与えられるけど受け取れない心理状態になると、不満やイライラが募りますし。
・受け取れるけど与えられない心理状態になると、罪悪感ばかり感じやすくなります。

理想は「与える」こと「受け取る」ことの繰り返しが起きること。

しかし・・・うーん、でもまぁ、与えたい気持ちが強い人は、もう仕方がないので?

自分の価値を見つめたり、情熱や喜びを感じる仕事などを取り入れて、自分の価値を受け取っていく方法もありますし、これは結構恋愛への影響が大きくてバカになりまへんで~、という話です。

このように心のバランスを、仕事と恋愛(プライベート)の中でいかに取るかと考えることも、なかなか深い自分操縦術なのですね。

ちなみに、これは全くの余談ですが・・・

カウンセリングやセミナーでの無価値感を癒やすセッションは、かなり効果があると思いますので、そのあたり気になった方カウンセリングやセミナーを受講してみてくださいませ~。

いや、もうマジでみなさんその価値を受け取ってくんなましm(_ _)m

それぐらいあなたは光で、魅力があるんですが、さて、いかがでしょうか・・・。

・・・僕はいつもそんな気分でございます。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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