甘すぎない恋愛心理学

愛情を伝えすぎたから終わった恋愛もある

駅で泣き続ける女性

愛情を伝えすぎたから終わった恋愛もある

終わった恋の答え合わせをする女性

みなさんは「愛情を伝えすぎたから終わった恋愛もある』と聞くと何を思われますか?

僕のカウンセリングにお寄せいただくご相談は多岐にわたりますが

「終わった恋愛(結婚生活)のこたえ合わせのため」

そんなカウンセリングのご依頼、最近増えています。

これからの未来のために、また幸せに向かって前を向くために「気持ちの整理」をしたい、というお話です。

特にこういったご相談をお受けすること、僕は多いかもしれないですね。

とっても残念なことだけど終わってしまった。そんな恋愛(結婚生活)の答え合わせには「男性心理」が必要だと思ってくださる方が多いようです。

ただ、僕自身は転んでもただで起きてたまるか~!ってな人生が好きで(^^;

カウンセリングにお越しいただいた方には、その「答え合わせ」をしつつ、その方の魅力、才能をもう一度取り戻していただけるカウンセリング・セッションをお届けしているところです。

笑顔でカウンセリングを卒業していただきたいし、幸せになっていただきたいなという思いを込めつつ。

愛情を伝えすぎたことが恋愛を終わりをつくることがある

愛情を伝えすぎたから恋愛が終わった女性

さて、実際にその彼とはどんな関係をつくり、実際にどんなやり取りをされていたのか。

そんなお話を伺うと、一つ共通点のようなものが見えてくるんです。

それが「愛と優しさの圧迫感」というもの。

どこか必死になって愛情を伝えすぎたことが、恋愛を終わりをつくることがある

そんな切ない話でもあります。

特に恋愛の終盤あたりに登場していることが多いようです。

例えば、彼がこういったLineを送ってきたケース。

今もういっぱいいっぱいで、二人のことを考えるだけで疲れるんだ。仕事でも冷静になれない感じだし。

付き合っている相手のことを気にして、相手から迫られる言葉にどう答えようか・・・そう考えながら過ごす毎日が正直苦しいって思う。

自分勝手だと分かっているけど、その気持ちはわかってほしいと思ってしまう。ごめん。だから今は会えない。

今、相手と直接会うともっと傷付けると思う。そんな自分も更に嫌になりそうだから、やっぱりこのまま距離を置く方がいいと思う。そのほうが自分の考え方や気持ちを変えられるかもしれない。

彼からこういったメッセージがやってくると・・・やっぱり追い込まれますね。

だから、ここで強く「愛を押している」女性の体験談、かなりの確率で伺います。

それでも好き。
あなたがいい。
なんとなく気持ちがつながっているだけでいいんだよ。
他の人は嫌。

なるほどなって思うんです。

そう言いたくなるお気持ちは分かる気がします。

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愛されることで圧迫されてしまう男性の気持ちもある

ただ、今回のようなケースで

愛の言葉を使い女性側が優しさや愛で押すと、男性は「圧迫感」を感じるかもしれません。

二人の関係性がとても良好なときは何ら問題にならないことも

相手とも意見が対立している時ほど「私の気持ちを正しく伝えない要因」になってしまうんですよね。

今回の事例のような男性は「愛されることで愛を感じない」のでしょうね。

もうめっちゃキツい話ですけどね、、、愛している側からすれば。

その言い分「なんて勝手な!」と思われるかもしれませんしね。

ただ、実際のカウンセリング事例では、男女逆転しているケースもありますよ。

女性が「もう愛せない」と言っているのだけれど、男性がさらに優しさを持ち込もうとする、といったね。

こうなると、ただただ「あなたは何も分かってない」と感じないでしょうか。

これと同じようなことが起きていると思っていただくと、イメージしていただきやすいのかもしれません。

愛情を伝えすぎてしまう前に「共感」を意識してみる

愛情を伝えすぎた恋愛から卒業した女性

別れを切り出す側が相手に求めたくなるものは、「意見」ではなく「共感」なのでしょう。

例えば、

自分が申し訳ないと思っていること。

今は関係を続けるだけの気持ちが持てないこと。

それぐらい二人のことを考えたこと。

しかし、今は自分なりに良い結論が見いだせなかったこと。

「どうやら私のパートナーはそう感じているらしい・・・。

なかなか面と向かって伝えにくい言葉の数々。

私のパートナーも、本当はこんなことを伝えたくなかったのだろう。」

そういった相手の気持ちを見て「相手に寄り添う・受け止める・理解する」といいんですけどね。

ここで共感されることで、少なからず男性は「自分は理解された」と感じ、また相手のことを考えようとする可能性が出てきます。

だから、僕なら「自分の意見は言わないように」なんとなくアドバイスさせていただくかもしれません。

受け止めるだけ受け止めてみ用とすることをオススメしたいですね。

最後に

ただ、これ言うは易しの話で。

実際、まだ大好きなパートナーの気持ちが私から離れそうになっている状況で、「相手の気持ちを冷静に見る」って相当難しいですよね。

僕たちカウンセラーがご相談者様の側について援護射撃していても、その気持ちが流されそうになることもよくあることなんですよ。
 

だから、というのも妙ですが・・・

そんなときほど「愛や優しさで押したあなたも間違ってないと思いますよ」と僕はお伝えしています。

どこか「別れへの不安」に流されて、ガツガツ相手に気持ちを押してしまわないように。

本当は言いたくもないことを言ってしまわないように。

・・・これがカウンセリングのキモになることが多いものです。

同時に、この愛や優しさが孕む「圧迫感」には、どうにか気づけるといいですね。

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浅野寿和 | 心理カウンセラー・トレーナー
恋愛や夫婦関係、仕事、対人関係、生き方の”こじれ感”を「甘すぎない心理学」で解決。ただ、気持ちを受け止めるだけでなく、背景にある心理構造や関係性のパターンを整理し、「現実的で納得できる選択」を一緒に探っていきます。 臨床実績10,000件/東京・名古屋・オンライン対応。
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