こんにちは。

心理カウンセラーの浅野寿和です。

今日は、パートナーシップの中でも、とてもシンプルなのに、なぜか難しくなるテーマを扱います。

会いたい人に「会いたい」と言えなくなるとき

「会いたい人がいる」

ただそれだけのことなのに、なぜか口にできない。

代わりに、こんな言葉や思考が出てくることはありませんか。

  • どうして時間を作ってくれないの?
  • 私のこと、どう思ってるの?
  • あの人は、もう私に会いたくないのかもしれない
  • いっそ、会いたいと思わなければ楽なのに

本当は「会いたい」だけなのに、その言葉にたどり着く前に、関係がこじれていく。

これは決して珍しいことではありません。 カウンセリングの場でも、何度も耳にする話です。

「会いたい」と言えないのは、弱さではありません

多くの人は、こう考えます。

「会いたいと言えないのは、自分が弱いからだ」

でも、僕はそうは思いません。

むしろ逆で、会いたいと言えなくなるのは、
関係を雑に扱いたくない人ほど起きやすい反応です。

なぜなら、大人になると、こういうことが分かってしまうからです。

  • 「会いたい」と言うことは、相手の時間に触れること
  • 相手の生活や選択に影響を与えること
  • 場合によっては、期待や責任を生むこと

つまり、「会いたい」はただの感情表現ではなく、
相手の人生に一歩踏み込む行為でもある。

それが分かっている人ほど、簡単に言えなくなるんです。

本当の問題は「会いたい」ではなく、立ち位置の不安

会いたいと言えないとき、多くの人が恐れているのは、
「断られること」だけではありません。

もっと深いところでは、こんな怖さがあります。

  • 自分が重い存在になるのではないか
  • 関係のバランスを崩すのではないか
  • 相手の人生に入り込みすぎてしまうのではないか

要するに、

「会いたいと言ったとき、自分はどの位置に立つのか」

それが分からなくなることが怖いんですね。

だから、人は代わりに

  • 不満という形で気持ちを出したり
  • 相手の気持ちを試したり
  • 自分の感情をなかったことにしようとしたり

そんな遠回りを始めてしまう。

「望まなければ傷つかない」は、本当でしょうか

「会いたいと思わなければ、苦しくならない」

そう考えたくなる気持ちも、よく分かります。

でも、感情は消そうとしても消えてくれません。

むしろ、押し込められた感情は、
形を変えて関係の中に現れ続けます。

責める言葉になったり、
急に距離を取る行動になったり。

それなら、

「私は、この人に会いたいと感じている」

まずはこの事実を、自分の中で認めてあげること。

言葉にするかどうかは、その次の話です。

会いたいと感じる自分を、先に否定しない

大切なのは、無理に勇気を出すことでも、
自分を変えようとすることでもありません。

ただ、

会いたいと感じている自分を、悪者にしないこと

それだけで、立ち位置は少し整います。

会いたいと感じるのは、依存でも執着でもなく、
誰かと関わろうとする自然な反応です。

もし、それでも苦しさが消えないときは、
「会いたい」の奥に、別の怖れや執着が隠れていることもあります。

その場合は、「何にしがみつこうとしているのか」を
ゆっくり見直すタイミングなのかもしれません。

最後に

会いたい人に「会いたい」と言えなくなるとき。

それは、あなたが未熟だからではありません。

関係の重みを、ちゃんと分かってしまったから起きていることも多い。

まずは、

「私は、誰かに会いたいと思える人間なんだな」

そう認めるところからで、十分です。

何か参考になれば幸いです。

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