こんにちは。
心理カウンセラーの浅野寿和です。
今日もブログ読者さんからいただいたご質問にお答えしたいと思います。
テーマは「話しかけても反応がない彼に振り回される私」。
彼に声をかけても、挨拶をしても、
こちらの言葉が、どこにも着地しない感じが続く。
そのたびに、
「今の、聞こえてたよね?」
「私、何か変なこと言ったかな」
「話しかけるの、やめたほうがいいのかな」
そんな考えが、頭の中をよぎってしまう。
ちゃんと話そうとしているのに、
関係を良くしようとしているつもりなのに、
なぜか、気持ちだけが置いていかれるような感覚。
このページにたどり着いた方の中には、
そんな違和感を、ずっと一人で抱えてきた方もいるかもしれません。
ただ、まず一つお伝えしたいことがあります。
「話しかけても反応がない=愛情がない」とは、必ずしも言い切れないのです。
確かに愛情がない場合もあるけど、そうとは断定できない、ということですね。
そこで、ここからは、
「話しかけてもリアクションのない彼」に振り回されてしまう背景に、
どんな心理が重なっているのかを、順に整理していきます。
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浅野さんへの質問
話しかけてもリアクションのない彼氏に、振り回されてしまいます。
たとえば、朝起きておはようと言ってもリアクションなし、おやすみといってもなし、一緒にテレビ見てる最中や、彼が料理している間に、テレビの内容や料理のことで話しかけてもリアクションなし。
車で出かけている最中に、この後どこいこうか?と問いかけても返事なし(彼の中では決めている場所があるらしく、結果としてはどこかしらにたどりつくのですが)。
シチュエーションは様々ですが、とにかく返事をしてくれません。
聞いてる?とも聞けずにいる自分も嫌になります。
徐々に、話しかけても無駄かと諦めかけています。
彼に悪意はないと思いますが、これが全くの素なのか、愛情がもうないのか分かりません。元々あまりおしゃべりでないところを好きになったのですが。。。
挨拶って大事なコミュニケーションとおもうのですが、特に一緒に目を覚まし、おはようが返ってこないと一日がマイナスな気持ちから始まってしまいます。
よろしくお願い致します。
ネタ募集ネーム:yyyさん
話しかけても反応が返ってこないとき、彼の内側で起きていること
では、話しかけてもリアクションがない彼の心理について、
考えられるいくつかの可能性を挙げてみますね。
緊張している
あなたに好意を持っているがゆえに、緊張してしまい、
うまく言葉が出てこない、ということもあるかもしれません。
これは恋愛初期によく起きることかな、と思います。
恥ずかしい
あなたと話すこと自体に、恥ずかしさを感じている可能性もあります。
まぁ、あなたのことが好きすぎるのか、
それとも異性と話すことが苦手なのか・・・
そこは人それぞれ事情が違うのでしょうけども。
とにかく、恥ずかしがり屋な人ほど、無口になりやすいものです。
何かを表現しようとすること自体が恥ずかしくて、
結果的に何も言えなくなってしまう人もいます。
感情的な部分を見せたくなくて、
何事もなかったように振る舞っている人もいるでしょう。
自分を良いものだと感じていない
自分自身をあまり肯定できていない人も、無口になりやすい傾向があります。
自ら関わることに意味を感じにくく、
結果として「何も言わない」「何もしない」選択をしているのかもしれません。
「どうせ自分が言わなくてもいいだろう」
「自分がやらなくてもいいだろう」
「正直、めんどうだな」
こうした考えが浮かびやすい人もいます。
義務感や役割で行動することが多くなると、
自分の行動に喜びを感じにくくなります。
その積み重ねの中で、
結果として言葉を発しない人になっていく、ということもあるのかもしれません。
実は不満に耐えている
生活の中で不満や不安を感じていても、
それを言葉にせず、ぐっと我慢している男性もいます。
「言えば相手を傷つけるかもしれない」
そう考えて、あえて黙っている場合もあるでしょう。
自分が口を開くと文句になりそうだから、最初から何も言わない、
という人もいます。
そうした人ほど、いざ衝突すると、溜めていたものが一気に出ることもありますかね。
疲れている
仕事などで心身ともに疲れていて、
会話をするエネルギーが残っていない、という場合もあります。
外で気を張っている人ほど、
家では「何も話さない」ことでバランスを取ろうとすることもあります。
この場合は、一時的な状態であることも多いでしょう。
ただ、心の中に何か抱えているものがあって、
それが原因で話に集中できない可能性も考えられます。
そもそも感情表現がよくわからない
長い間、自分の感情を抑え続けてきた人は、
「自分の気持ちがよく分からない」状態になることがあります。
そうなると、感情をやり取りするコミュニケーション自体が難しく感じられます。
何を話せばいいのか分からず、結果や事実だけで十分だ、と考える人もいます。
そうした場合、無口で無反応に見えることもあるでしょう。
Noという言葉を使わなくなった人も無口になる
「No」と伝えることに抵抗が強い人も、無口になりやすい傾向があります。
自分の好みや違和感を言葉にせず、
「まぁいいか」と受け流すことが増えていくと、
次第に話す意味自体を感じにくくなっていきます。
そうして「沈黙」が、その人にとってのスタンダードになることもあります。
もちろん、これがすべてのケースに当てはまるわけではありません。
ただ、こうした状態にあると、
人は「反応しない」という形を取りやすくなることがある、と言えるかもしれません。
無反応=拒絶とは限らない理由──言葉が少なくなっていく男性の事情
話しかけてもリアクションのない彼の本音は、本当にさまざまです。
ただ、その態度が続くと、
どうしても拒絶されているように感じてしまいますよね。
無関心は愛の対極、と言われることもありますし、
そう感じてしまうのも無理はないと思います。
ただ、本当に拒絶するつもりであれば、
そもそも一緒にいること自体が苦しくなることが多いものです。
今回のケースでは、
彼自身が一緒にいることを苦しそうにしているわけではなさそうでしたよね。
そう考えると、「無口になった理由」が別のところにある可能性も見えてきます。
話そうとしているのに空回りするとき、振り回されなくなるための視点
彼に振り回されないためには、
彼の反応だけで自分の価値を測らないことが大切になります。
意味を深読みしすぎない
反応がないからといって、
すぐにネガティブな結論に飛びつかなくてもいいのかもしれません。
状況や性格を一度引いて見てみる
そのときの状況や、彼の元々の性格を、
少し距離を取って眺めてみる視点も役に立ちます。
自分の気持ちは、穏やかに伝えてみる
「少し寂しかったな」と、
感情だけをそっと伝えてみるのも一つの方法です。
あえて「聞く側」に徹してみる
ときには「彼の言うことを優先する日」を作ってみることで、
彼の内側が見えてくることもあります。
言葉以外の方法(メモや文字)を使うのも、一つの工夫かもしれません。
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