期待と希望の違いってなんだ?
カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。
いつもありがとうございます。
さて、今日はお客様からいただいたご質問にお答えしようと思います。
ご質問の内容は
ふむふむ、なるほど。
ではさっそく僕なりの回答です。
期待とは
僕が学んだ心理学を使って解釈する「期待」とは、あくまで「自分のこと」を意味します。
心理的な防衛とも解釈できますし、あんなふうになればいいな、こんなふうになればいいな、という期待は、自分がより良い世界で生きようとするプロセスの一つといいますかね。
僕たちが人に期待するときって、「期待に応えてくれたら嬉しい」と考えますよね。
でも、それは一体誰が嬉しいの?と訊かれれば、まず自分でしょうね。
例えば「パートナーを作るなら素敵な彼がいいな」という気持ち。
これが期待なのであれば「こういう彼ならば私は満足する」という意味だと僕は考えます。
希望とはこういうこと
僕が学んだ心理学を使って解釈する「希望」とは、「私と誰かのこと」を意味します。
ヴィジョンと言い換えてもいいかもしれませんけどね。
夢や希望って、私の幸せと誰かの笑顔が重なるところにある、と僕は思うのです。
例えば「こんな素敵なお店を作りたい」と希望を持つなら、自分だけでなく周囲の人(お客様や店員さん)も笑顔じゃないと希望はかないませんよね。
素敵なお店を作るために、何をしようか、何を与えようかって考えていくはず。
しかし「期待」なら、自分の思う理想のお店の姿を想像するだけで、それ自体は成立するわけですよ。
前出の「パートナーを作るなら素敵な彼がいいな」という気持ちも同じ。
この言葉の意味が「パートナーと愛し合って幸せな家庭を作りたい」ならば、これはきっと希望と解釈してもいい、と僕は思うのです。
まぁ期待も希望もどちらが良くてどうの・・・という話は横においておきましょう。
ただ、期待して生きることと、希望を意識して生きることでは、たしかに得られる結果は変わるかもしれません。
「素敵な彼に出会いたい」という期待、悪いものではありません。
でも出会えなければがっかりするかもしれませんよね。
実はですね、期待と信頼は相反する関係にあるのです。
信頼すれば期待を手放すことができ、期待すれば信頼できない、という関係なんですよねぇ。
一方、「素敵な彼に出会いたい」と希望を持つなら、きっと幸せになることを諦めないし、出会ったパートナーを愛そうとするでしょうね。
自分の未来もパートナーも信頼していくわけですから、得られる結果も違ってきそうです。
今日はなんだか言葉遊びっぽくなってますが、僕の解釈はこんな感じです。
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